アレンジの幅
きゅうりのおにぎり(以下:かっぱおにぎり)を試作するにあたって、考えられるアレンジのバリエーションをまとめてみた。
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『酢飯/きゅうり細切り/海苔あり』が、要素としては最もかっぱ巻きに近いが、それ以外の可能性も探っていこう。
酢飯×きゅうり乱切り
まずはかっぱ巻きに近い無難な組み合わせから。
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きゅうりが露出しないようにギュッと握ると、掌に角が刺さった。乱切りした具は米を貫く。
一口目は酢飯。
二口目できゅうりに到達。
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あ、美味しい!…が、これは…おにぎり…なのか…?
限りなく寿司な気がする。酢飯から溢れ出る寿司屋のオーラに、おにぎり(媒体)が負けている。
もしかして、酢飯は握ってもおにぎりにならない?
海苔ありバージョンも食べてみよう。
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なんてこった。こっちの方が、より寿司だ。おにぎりとは言えない。しかし、海苔があるに越したことはないだろう。明らかに美味さレベルが上がる。
また、かっぱおにぎりは、具が失われると形状が保てなくなる。そのため構造の補強としても海苔が必要だ。
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余談だが、乱切りかっぱおにぎりの利点は、米を減らして具を増やしても、そもそも具(きゅうり)の成分はほぼ水なところだろう。おにぎりのサイズに対してボリューム感が薄い。
ダイエットフードとして韓国で流行っていると言われても信じる。
・乱切りきゅうりは米を貫く
・酢飯のおにぎりは寿司かもしれない
・海苔なしの方がおにぎり感が強い。でも海苔はあった方が美味しい。
白米×きゅうり乱切り
続いて、米を酢飯から白米に置き換えてみよう
一口食べて、突然はしごを外された感覚になった。『まさか、本当に米ときゅうりが合うと思った?』と笑われているような味だ。
きゅうりもやけに冷たく感じて、『っていうか、米×生野菜って何?』と我に返る。
気を取り直して、海苔を巻いてみる。
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海苔の風味もむなしく、酢飯の不在をより強く印象づける。
これはおにぎりでもないし、かっぱ巻きでもない。どちらかに分類したら、おにぎりにもかっぱ巻きにも怒られそうな仕上がりである。
白米×きゅうりは難解だ。
・かっぱに化かされた味
・酢飯の方がおすすめ
・梅を添えると美味しい
酢飯×きゅうり細切り
米は酢飯で、きゅうりは細切り。最もかっぱ巻きに近い組み合わせにもトライしてみる。
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どう握るのが正解なんだろう。
まあ、かっぱおにぎりの正解ってまだないから、間違えようもないか…。
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うっかり巻いてしまいそう。そうしたら、その時点でかっぱ巻きだ。気を付けないと。
これは!おにぎりだ!おにぎりです!!!(自己判断)
酢飯ではあるが、通常の寿司ではありえない米の多さにより、脳が『This is おにぎり』とジャッジを下した。
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細切りきゅうりのパリッとした食感もいい。やっぱりきゅうりはパリッとさせてナンボだ。
また、この形状のかっぱおにぎりの一口目は強制的に、先端から突出したきゅうりとなる。
これを食べているときの様子はやや間抜けなので、初対面の人との会食時などは避けた方が無難だ。
しかし、それにしても酢飯が多い。きゅうりが息抜きのための存在となっている。見た目はおにぎりではあるが、食べ心地のうえでは『かっぱおにぎり』と言うにはためらいがある。
もっと対等な関係を築きたい。
・握る時は巻かないように注意
・一口目は生のきゅうり
・米はもっと少なめでOK
白米×きゅうり細切り
米は少なめの方がいいかも?という反省をいかして、白米バージョンにチャレンジ。
さっきの白米×乱切りより美味しい!!!!
やっぱり米ときゅうりの比率なのか?!
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美味しいし、食べやすい。しかも、使っている米も白米なのでかなりおにぎり寄りのはず…なのだが、正直今までで1番かっぱ巻き感が強かった。
それはなぜか。
…そう、この味はまさに、かっぱ巻きが好きな偏食の子どものために親が家で作ってくれるやつそのものなのである。
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きゅうりの食感+おにぎりらしさ+食べやすさ。この全てを兼ね備えたのが仇となった。
かっぱおにぎりの道は険しい。
・米は少な目の方がいい。
・バランス次第では、親が作ったジェネリックかっぱ巻きになる。

