デジタルリマスター 2023年12月19日

磁石のシューズで壁は登れるのか(デジタルリマスター)

未来シューズの威力やいかに

いよいよ未来のシューズがこの手の中に。

壁を登る前にひとまずその磁力のほどを体感したい。電池は単一電池を直列に3本繋いだ。

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スイッチ入れたとたんにビッタンコだ!

どうださすがの磁力だろう。ハサミがびったりひっついた。しかし容易には引きはがせないくらいの磁力を期待していたのだが、正直それほどでもない様子だ。片手で余裕ではがせる。

この時点ですでに(これで体重を支えるの、たぶん無理)と直感したのだが、一応納得するまでやることはやっておきたい。挑むべくはあくまで壁なのだ。

とはいえいきなり橋とか登って落ちたら嫌なので、まずは鉄製の自分ちのシャッターに登ってみたいと思う。

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登れ!壁

ひとまず靴を履かずにスイッチだけ入れてみる。いけ!電磁石、お前の力を見せてやれ(おれに)!

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まだ家族は寝ています。
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博士、やりました。電池ボックスがぶらぶらしているのは無視の方向で。

電磁石をオンにしてシャッターにひっつけると、期待通りにへばりついてくれた。これはこれでちょっとした感動だ。よし、この調子でおれも壁を・・

・・ん?

一瞬目を離した瞬間、靴は落ちていた。偉そうなこと言っていたがつまりはそのくらいの磁力なのだ。

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ずるずると降下して5秒くらいであえなく落下。横で植木鉢が割れているのは今回の件とは関係ないです。
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靴単体でも落下するならおよそだめだろうな、とは思いつつ、一応履いて登ろうとしてみました。しかしまったくもって無理。
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飛び出したネジの分だけ少し浮いているのが未来っぽいといえば未来っぽい。
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斜めくらいならいけないか

壁に登るなんて無理だ。わかっていたさ、そのくらい。

でも登るんじゃなくて少し支えるくらいならばできるんじゃないだろうか。例えばマイケルの斜め(ゼログラビティ)、地面に磁石でひっついていればあれが再現できるかもしれないぞ。

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格好だけはほぼ完コピ(本人談)。早朝、近所で撮影しているのでゴミを出しにきた主婦に見つからないといい。
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鉄製のマンホールの上ならばひっつくはずだ。
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ささやかな磁力を感じる(と同時にこの企画のまずい結末が予想できる)。
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靴を履いて電源を入れて。
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マンホールに乗って足がひっついたらそのまま前へ!
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フォー!(失敗)。

健康になれる靴、ということでいかがでしょうか

現実は厳しかった。電磁石は巻き方によっては乾電池一本で人一人持ち上げるくらいの威力があると聞いたのだが、8個作ってもだめだったのでその話はきっと夢なんだと思う。

なにはともあれ僕の作った電磁石シューズはコイルのU字の部分が足のツボを刺激して健康になりそうな気がした。磁力とツボ押しのダブルの効果で効き目も倍だ。そういえば徹夜したにもかかわらずすごい元気なのはこの影響かも。

こういう話ではなかったはずだが、どこかに納得できる点を見いだしたいのも人情である。この靴は「磁力で健康シューズ」という名前でいつかエキスポにでも持っていこうと思っています。

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せめて空いてるスペースに電池をレイアウトできるような器用さがほしかった。

 

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