デジタルリマスター 2023年12月19日

磁石のシューズで壁は登れるのか(デジタルリマスター)

単純作業で朝を迎える

同じ電磁石を靴の裏に均等に仕込むため、8個作ることにした。U字のボルトは磁石的には有利なのかもしれないが巻くにはとても不便だ。ネジの部分がいちいち巻く手に当たって痛い。

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ひっつく面を平らにしておいた方がより強力に吸い付けます。
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巻けば巻くほど太くなっていって巻きにくくなる。
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うっかり手を離すとクルクルクルっって巻きが戻るし。
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しかしエナメル線を束のまま買ったのは正解だった。小分けのじゃこんなふんだんに使えなかっただろう。
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途中で何度も意識が飛んだので正確に1000巻きではないものもあるかと思います。
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夜が白んでくる頃には巻きもかなりうまくなっていた。

結局6時間くらいかけて8個の電磁石を作った。

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ネジの部分をずっと持っていたためか、いまも指先がすごい痛いです。
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この電磁石を靴底に配置するわけだ。
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電磁石を靴に埋め込む

丹誠込めて巻いた電磁石を靴の底に埋め込む。エコロジー的観点から新品ではなく履き古した靴を利用することにした。

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ドリルの加工は道路工事みたいな音がする。想像していた電子工作とはずいぶん違う。

靴底にドリルで穴を開け、電磁石の極を押し込む。これ、ものすごい力作業だった。夜中にやる作業じゃない。

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かなりしっかり穴を開けても全然入っていかないのだ。
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苦労を重ねてネジが突き抜けた時の感動は今でも忘れません。
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新しいタイプのスパイクシューズ。
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その内側。

一通り配置できたら、すべての電磁石に平等に電圧がかかるよう電池ボックスを配線する。こうして重力コントロールシューズが完成したのだ。

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じゃーん(電池出てる出てる!)。

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