①4cm角の大マントゥ:しっかりとした肉の味わい
マントゥを包みすぎて空腹です。早速食べてみましょう。
まずは4cm角を茹でます。
バターと唐辛子で煮込んだトマトソースに、ヨーグルトソースをかけできあがり
スプーンにごろっと１つ
おいしい
一口サイズで食べやすく、しっかりとラム肉の歯ごたえもあります。ピリ辛のトマトソースとさわやかなヨーグルトソースがぴったり！
②2cm角の中マントゥ:皮好きにはたまらない食感
つづいて2cm角。
小さくて軽いからか、鍋の中でマントゥが踊ってきれいです。
ゆであがったものをスプーンですくってみると、
ひとすくいで8個！
これまたソースをかけていただきます
５個をいっきに口に運び・・・
おいしい！
小さな水餃子がごろごろする食感がおもしろい・・・！
小さな一個一個が包まれているため、皮を噛んで餡にいきつく楽しみが続きます。
皮好きにはたまりません！
また、皮の比率が大きくなり、クセのあるラム肉の風味が和らいでいます。食べやすい・・・！
③1cm角の極小マントゥ:諸行無常
最後は1cm角です。
茹でているときから、鍋でふわふわ浮遊してなんだか不安な気持ちに・・・
大中小と比較すると、明らかなちっこさ！
極小マントゥは、スプーンひとすくいで12個のります。
食べる前の、この偽らざる表情
40分かけて包んだ餃子がお椀一杯だと、こんな顔になります。
ワクワクよりも、「あ、あんなに頑張ったやつが、この量・・・」という惜しみが色濃く出てしまうのです。
口に運ぶと、
おいしい・・・けど・・・！
「1、２、３、４、５、６・・・」
無意識に口内で数を数えてしまいます。
食感は、水餃子のちゅるんとした感じもあるのですが、小さいパスタを口に含んだ時のような粒々した感じの方が強いです。
餡の味は、「ある」と言われればあるけど、「ない」と言われたらうなずいてしまうかも・・・でも「ある」と言いたい・・・そんな感じです。一つあたりミンチ一粒くらいしか入ってないので、もしかしたら肉の味があると思い込んでる（肉幻想）の可能性もあります。
あまりにも一口が儚いので、「一口７個まで」とセーブしてしまう自分がいました。
気が付くと、「よく考えると、マントゥに限らずすべての食べ物は一口の量でもめちゃくちゃ時間と手間がかかっているんやなあ・・・大事に食べなあかんで・・・」と食育の境地に至っていたのです。
結果、楽しく食べられるのは、2cm角の生地で作ったマントゥだとわかりました。1cm角は、おいしさや楽しさより諸行無常さが勝ってしまいました。
マントゥ、工場でつくるんや・・・
編集部の石川さんが、ヘボコンで知り合ったトルコのご友人がいるとのことで、Tolgaさんという方にマントゥについて聞きました。
Q1 トルコではマントゥってこれくらい小さい？あなたの故郷でも食べる？
A1 うん、トルコではマントゥはだいたいこれくらいの大きさだよ。トルコ料理ではあるけど、カイセリっていう都市で有名な食べ物かな
おっ、トルコのマントゥはやはり小さいようです。
ただ、
Q2 よく食べる？自分で作ったことある？
A2 ときどき食べるよ。自分で作ったことは一回もないかな。しんどいから。
Q3 ちいさい方がいい？ちいさい方が高い？
A3 べつにサイズは価格と関係ないと思うよ。だいたい工場で作ってるし。手作りのものは高価だけど。
「作るのはしんどいから、ファクトリーで作られたやつを食べる」らしいです。そりゃそうよな・・・私も包んでる間、「工場で作ってくれ～」と何度も思いましたもん・・・
Q4 マントゥの皮の中身はお肉が入ってるの？
A4 うん。入ってるよ
皮にちょこんと肉をのせ続けている瞬間、「これ、トルコでは本当に肉入ってるのかな・・・？」と疑惑が湧いたこともありました。しかし、トルコでは肉が入っているようです。信じてよかった・・・！
Q5 マントゥ好き？どんな味付け？
A5 うん。マントゥ好きだよ。スタンダードな味付けが多くて、ヨーグルト・ペパーミント・唐辛子と、あとバターって感じ。
Tolgaさんもマントゥがお好きでよかったです。
Tolgaさんがもしこの記事を読んでくださり、
マントゥを作ってこの顔になる日本人を見たらどう思うんでしょうかね
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編集部からのみどころ
食べるシーンの、思い入れが出てしまったゆえのアンビバレントな感情、笑いました。「無意識に口内で数を数えてしまいます」、自分はやってないのに「わかる」と思ってしまいました。苦労した人だけが至れる境地のはずなのに。
最序盤「はらぺこどケチ」の口汚さや、対象の小ささに対する『もしくは「私、でかい・・・」』、「りんごほっぺ」のエピソードなど、とにかく見どころ詰まった記事です…！（石川）
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はげます会限定
トルコ料理のレストランでマントゥを
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