自信しかない
いよいよダイ検だ。安藤さんも受けるそうだ。勉強をしたのか聞いたら、2日前にちょっと見たそうだ。面白いね、と話している。違う、そういう話ではない。この物語は、アバンの使徒である私と、魔王軍である彼との戦いなのだ。
安藤さんは2日間、ダイの大冒険を見たのではなく、2日前の夜に少し見た、程度らしい。お話にならない。こっちは1週間やっているのだ、1週間。ここだけの話、私はアバンストラッシュができるレベルになっているのだ。スマホを逆手で持ちそうだった。
ダイ検は50問。1つの問題に3つの選択肢があり、そこから答えを選ぶ。ただ全然違う選択肢が出てくるわけではない。獣王遊撃隊隊員第一号の名前は、という問題の3択は「パビィ」「パピィ」「パッピィ」。声に出したらどれもほぼ一緒だ。難しい。
どうせ、というと誤解があるが、優しい問題で満点取らせてくれるんでしょ、と思っていた。でも、違った。上記の問題を見た時は震えた。
Q:ダイの本名「ディーノ」という名前はどこの言葉?
本気なのだ。優しい問題ではないのだ。だって、満点を取らせようと思ったら、
Q:ダイの本名はなんでしょう?
でいいのだ。でも、違う。一歩どころか二歩くらい踏み込んだ問題が出題される。本気だ。
ベンガーナ百貨店にダイ、ポップ、レオナで買い物に行くのは覚えている。1Fが宝石で、2Fが魔法だったかな、みたいにフロアも若干覚えていた。1週間勉強したからね。でも、問題はそこじゃない。ズルい。「!」の数なんて覚えてないよ。
結果発表
ダイ検は10分くらいで終わった。1週間の結果がいま出るのだ。もっとも受けている時からあまり手応えはなかった。自信を持って答えられる問題もあったけれど、全然わからなくて勘で答えたものも多かった。
安藤さんも難しいと言っていた。そりゃそうでしょ、と思った。安藤さんは少し見ただけなのだから。私は1週間も勉強した結果の難しい、だから難しいの重みが違う。彼は良くて10点くらいだろうと思う。
安藤さんは50問中28問正解。レベル40。悪くない点数を取っている。少し勉強しただけなのに。「俺、大学受験もこんな感じで受けてうかった」と言っている。そこそこ高いじゃないか、10点で悔しがれよ。なんで28点も取ってんだよ。
30点。レベル55。レベルで考えると安藤さんより15も高いけれど、正解数は2つしか変わらない。私は1週間勉強したのに30。ちょっと待ってよ、と思うけれど、自分の過去を振り返るとこんなもんな気もする。勉強して受けた英検4級も落ちたし。
28点と30点なのに、勝った感じがしない。私は満点以外狙っていなかったのだ。だって1週間勉強したからね。ただ何度でも挑戦できるし、全問正解すると認定書がもらえるので、さらに勉強をして満点を目指そうと思う。だって、ダイの大冒険自体は面白いから、むしろ見たいのだ。
勇者になろうと思います!
ダイの大冒険は少年誌に連載されたこともあり、子供向けかな、と思うけれど、熱い人間になれる教材のような作品だった。熱かった、とにかく熱かった。助けに来るタイミングとか完璧なのだ。勇者になろうと決めた。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」は9月28日にサービス開始予定。
ダイの大冒険の世界を追体験できるスマートフォン向けRPGだ。原作ストーリーが楽しめる「竜の軌跡」と、漫画の原作者・三条陸先生監修のオリジナルストーリー「絆の旅路」があり、2つの世界を行き来して仲間との絆を深めていく物語となっている。
今回、受験のためにダイの大冒険のアニメを見返してみて、ますます『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』が待ちきれなくなった。またあのキャラクターたちにまた会えるのだ!
みなさんも「ダイ検」で腕試しをしつつゲームのサービス開始を楽しみに待ってください!
©三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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