特集 2023年6月1日

手ぶらで旅行して分かったこと

旅行の荷造りがめんどくさいからやめたい。

そもそも大体のものは旅先で揃うし、実は荷物とかバッグって必要ないんじゃないか。

そうだ。バッグは人を狂わせる。私たちは操られて、読みもしない本や飲まないサプリをバッグに詰めて歩き回る。

…バッグは危険だ!荷物反対!肩の荷を下ろさせろ!!

ということで、荷造りを放棄してバッグを持たずに1泊2日の旅行が成立するのか試してみた。
 

1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。

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所感その1:荷造りしなくていいので気楽

コンビニに行くような感覚でバッグの類を持たずに空港へと向かった。熊本から成田まで、これといった用事もないのに東京に行く。

さいきん新しくなった熊本空港
最低限の荷物。身軽だ

所持品は衣服のポケットに入れた財布とカギとスマホ、メモとペンと時計だけ。バッグもリュックも持っていない。紙袋もレジ袋も所持禁止とした。 

検査場前にて、手ぶら

出発前夜は普通に寝て、朝は普通に起きて、時間になったら悠々と家を出た。荷造りに時間がかからないので、いつものペースでゆったり過ごせる。

この緩やかな時間の流れ方が最大のメリットといっていい。荷造りの負担たるや相当なものなのだ。

所感その2:いざというときに走れる

重い荷物がないので、急いでいるときに走れるというのも利点である。

あと7分で搭乗時刻!ピンチ!

帰路での話だが、よく考えずに乗った電車が目的地の空港第2ビル駅に着いたとき、搭乗ギリギリの時刻になってしまっていた。

こっちだよな…?道を違えると帰れなくなる

アナウンスの声にハラハラしつつも必死で急ぐ。 

急いで移動!!

なんのドラマもなくて申し訳ないが、急いだ甲斐あってなんとか予定の飛行機に間に合った。

キャリーケースなどの重い荷物を持ち歩いていたらどうなっていたか分からない。やはり手ぶらは強い。

所感その3:手ぶらで歩くと町に馴染む

荷物を持たずに歩くと、はじめて訪れる町でも簡単に馴染むことができる。

町に、馴染む
町に、馴染ーむ・ハメド(ナジーム・ハメド=悪魔王子の異名を持つ天才ボクサー)

旅行中の人か、地元の住民か、で言えばまず後者に見えるだろう。手ぶらなら公的な手続きを踏まずして地域住民になれるのだ。
 

東京駅に、馴染む温泉(安心院温泉)

馴染めたからといって、どうということもないのだけど。 

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所感その4:旅行客丸出しなのって照れくさい

思うところがあって、宮崎に帰ってから旅行客の格好をして写真を撮ってみた。

キャリーケースとリュックとぼんじり串を装備した

荷物が多いといかにも旅行客!といった風体になってしまう。

どれだけ頑張っても、旅行者というレッテルが剥がれることはないのだ。本人の自意識がどうあれ十把一絡げの存在。

これなら自然だ

しかし手ぶらだと風景に馴染む。いち旅行客という枠を超えたひとつの人格が生まれる。生きるってそういうことじゃなかったか。旅に必要なのは荷物じゃなくて人格とか人情とか挨拶だろう。さあ、おはようございます!

手ぶらなら風景に、アンチャン・ナジーム(アンシャン・レジーム=旧体制)
荷物があると途端におかしい人になってしまう
ほら、おかしいじゃないですか

⏩ 物は必要になったら買えばいい

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