デジタルリマスター 2024年4月18日

鯛焼きを透明にして餡子を可視化する(デジタルリマスター)

透けてりゃもう何でもいい

家にある透明材料を片っ端から試すことにした。

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透明感高く泡も少なそうで期待したジェリーキャスト。やわらかいのだ。
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ホットプレートで温めると液体と化す。それを型に流し込む、が・・・
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型が相当温まってないと、すぐに冷めやがる。で、ぐずぐずになる。
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結果はこのとおり。ローソクのほうがマシ。

素材そのものはいいのだが、扱いが難しいという、どっかのアイドルみたいなキャストだ。ちなみになぜ餡子を今までのような青でなくオレンジ色にしているかというと、これ用の絵の具がこの色しか家になかったから。それくらい切羽詰っているのだ!

もうこうなったら最後の頼みの綱、「おゆまる」である。お湯につけてふやかすと、かなり自由度の高いプラ粘土になる。これを流し込むというより押し付ける作戦だ。

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いつ使うかわからないのに無色おゆまるを多量買いしていたが、買っといてよかった。
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とにかく押し付ける。中身はキャストで取っておいた、ありものを使った。
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おゆまるで餡子を包み、上から型を押し付ける。
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なんとか固まった!紫でそれっぽくヨゴシを入れた。
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図解:スーパーの鯛焼きにおける餡子の分布状況
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標本ぽくしてみる。何だこれ・・・

かろうじて、かろうじて餡子が透けてみえるくらいの透明な鯛焼きができた。もっと透明にしたかったのだけど、例の泡問題がある。脱泡機を買えるくらい稼げるようになろう、という目標ができた。それまでは皮の厚い、安い鯛焼きで我慢しよう。


皮の少ないのより皮厚の、専門店より屋台で売ってる鯛焼きが好きだ。もっと言えば皮が好きだ。鯛焼き買って帰る道すがら、ちらと袋を開けて立ち上る、焼けた皮の匂いを嗅ぐ。たまらない。でも皮だけではダメで、いずれは中の餡子に会える安心があればこその皮だ。

だから、今回透明化した鯛焼きは、好きな部類に入る。スーパーの名前をラベルに書いて保存し、いつでもあの鯛焼きを買えるよう、覚えておきたい。

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