いっそ何でも豊洲に移転してしまおうアプリの力で

何でも移転させてみよう

終末論信者のような書き出しになってしまったが、「何でも豊洲に移転する」というワードが気に入りすぎて作りたくなったのだ。
何か大きな建物が新しく出来るとき、建設の様子を定点で撮影してタイプラプス動画にしたものを目にすることがある。
例えば東京スカイツリーなどは多くの動画がYouTubeに投稿されている。

（bluestylecomチャンネルより引用）

建物が徐々に伸びていき、完成したときはなんだかすっきりとした気持ちよさがある。
このタイムラプスのフォーマットだけいただいて、自動でなんでも豊洲に移転される様子を作ってみよう。
Hack Day 2018というイベントで開催された、24時間で開発するハッカソンで作ることにした。

このメンバーで、過去には「自動で顔ハメ写真を作るプログラム」なども作った。
長年一緒にやっているので、「タイムラプス動画っぽいのを自動で作って、何でも豊洲に移転させられるようにしてはどうか？」という提案に対して即座にやろう、となった。この頼もしさよ。

早速成果物をご覧いただきたい。
 

どうだろう、結構それっぽく出来たのではないだろうか。
あぁ、お茶が徐々に建設されていくな〜〜という気持ちになる。

被写体を自動で抜き出して、下からだんだんと描画していくことでタイムラプスっぽくしている。
他にも空模様を変えることで時間経過を表したり、周りに車両を配置することで建築している風を出している。

移転にあたってのエピソードも交えよう

撮影すれば何でも移転出来るので、対象はモノでなくても良い。
例えば、僕である。

シュールなGIFが出来たぞ。土の中からこんにちは！だ。
人がニョキニョキ地面から生えてくるのは面白い。

あと実際の建物だと、建設中の写真と一緒にエピソードをパネルにして展示していることがある。
追加の機能として、これも実装してみることにした。
建設の様子のタイムラプスが既にウソなので、エピソードももちろんウソである。

建物も豊洲に移転だ

お茶や人間ではなく、実際の建物も移転しておきたい。
やはりランドマーク中のランドマークである、東京スカイツリーは移転しておきたいところだ。

建物は密集しているので、さすがに自動で切り抜くのは難しい。
あれこれやれば出来るかもしれないが、24時間ハッカソンだとそこまでたどり着けなかった。

スカイツリーは縦に長いので徐々に伸びていくのが気持ちいい。
下にあるビルや木も一緒に移転してしまった。ついで移転である。

スカイツリーだとさすがにタイムラプスのしがいがある。
さらに誰も注目しないような建物だとどうだろうか。

堂々とした佇まいがすごい。
坐・和民も入っているビルなので便利である。周りは更地だが。

錦糸町だとこんなビルもある。
 

色んな人の夢が詰まっていそうなビルだ。
間違いなく建設中の様子をタイムラプスで残すような人はいないだろう。
しかし、今やウィンズであってもそれが実現可能なのだ。
 

実在しない建物でもきっちりハマる

地味な建物でもタイムラプス動画にすることでしっかり目立った。
では、実在しないこんなタワーはどうか。
 

大統領のビルではない方のトランプタワーだ。
余談だが、家にあったプラスチック製のトランプでは全くタワーにならず、紙製の百人一首でタワーを建設した。正確には百人一首タワーであることをお詫びします。
 

これを豊洲に移転させたらどうなるのだろうか。
 

タワー建設にかかった20分が、タイプラプスでは一瞬だ。
みるみるうちに出来ていくの、最高じゃないですか。

四苦八苦しながら作った苦労が蘇るタイムラプス動画、素晴らしい。
ウソのパネルもたくさん作って、ウソの建設展を開催したい。

タイムラプス動画というフォーマットが、いい

徐々に変化していく様子がわかる、タイムラプス動画というフォーマットがいい。
動画と違って場面が飛び飛びでも違和感がないので、自動で勝手に作るのに向いているのではないか。
「何でも豊洲移転」という単語の強さだけで作ってみたが、意外にもタイムラプス動画の可能性に気づいたのであった。