大分は素晴らしい場所やに!
皆さんのオススメで大分を旅した。途中で私の思い出巡りでスタバのコーヒーが美味しいという紹介もあったけれど、それを含め、大分はいいところだ。温泉だけではない。見るべきものも多いし、人も優しかった。実はまだまだ撮影した場所や物があるけれど、長くなるのでこの辺で切り上げる。いいところばかりなのだ。俺が住んでいたし。
大分といえば鶏肉である。鶏肉消費量は全国でも上位に入り、豚肉より鶏肉をよく食べる。全国的には少数派となる。そんな鶏肉の使い方として有名なのが「とり天」ということになるだろう。唐揚げでなく、天ぷらなのだ。
臼杵港に流れるゆったりした時間がいいとオススメしてもらった。四国へと渡る船が出ている港だ。確かにゆったりとした時間が流れていた。いい意味で綺麗な港ではなく、どこか懐かしく感じる港だ。
そんな臼杵港で「とり天弁当」を買った。臼杵港名物とも書いてあった。一番売れているそうだ。値段は620円。プラス110円で大盛りにできるのでそうした。注文が来てから作る美味しそうなとり天だ。
とり天は大分のいろいろな場所で買うことができる。お弁当屋でも買えるし、居酒屋でも出ているし、スーパーでも買うことができる。今回はスーパーでもとり天を買った。よく見るタイプのとり天はスーパーのものだとは思う。
そのまま食べても美味しいのだけれど、とり天にかけるものが一緒に入っている。「とり天スープ」というとり天のためのスープというか、調味料だ。大分以外ではあまり見ないものだ。
とり天スープは酢を使ったものだ。なのでお店によっては「とり天スープ」ではなく、「二杯酢」だったりもする。私は何を食べても美味しいと感じる幸せな舌を持っているので、とり天スープも二杯酢も同じような感じで、共にとり天にかけると美味しかった。
海外のレストランで水を頼むと、炭酸かそうでないかを聞かれる。私がよく行くのはスペイン語圏なので「シンガス」か「コンガス」かを選ぶことになる。シンかコンか聞かれるのだ。ただ日本では水と言えば、炭酸ではない水だ。
大分では日本では珍しく天然の炭酸水が湧き出ている。炭酸がバンバンに湧き出ている、ということを教えてもらって「白水鉱泉」を訪れた。ここで天然の炭酸水を汲むことができる。その場で飲むのは無料だ。無料は嬉しい。
硬度はボルヴィックに近いそうだ。そして何よりシュワシュワしている。目に見える感じでシュワシュワしている。シュワシュワがバンバンなのだ。美しいと思った。コーヒーなどにしても美味しいと書いてあった。
飲んでみると、最近流行りの強炭酸という感じではないけれど、ちゃんと炭酸。天然の炭酸水というのがありがたみを増している。源泉は10度ほどのようだけれど、外がマイナスなので温かく感じた。
吉野鶏めしもオススメしてもらった。鶏とゴボウとお米だけというシンプルなものだ。それがとにかく美味しい。今回もオススメもしてもらったし、昔から私も食べていた。空港などで買うことができる。
とにかく美味しい。攻めの味ではない。だからと言って、退屈な味でもない。その味わいは深い。郷土料理なので歴史も古いけれど、今でも通用する味わい。王道中の王道ということなのだろう。本当に美味しい。
私の中で吉野鶏めしはおにぎりだったのだけれど、先に書いた明野のサンリブで「平パック」も売っていた。ギュッとおにぎりになっているのもいいけれど、平もいい。ちょっと柔らかく感じた。どちらも同じように美味しい。最上級の美味しいだ。
皆さんのオススメで大分を旅した。途中で私の思い出巡りでスタバのコーヒーが美味しいという紹介もあったけれど、それを含め、大分はいいところだ。温泉だけではない。見るべきものも多いし、人も優しかった。実はまだまだ撮影した場所や物があるけれど、長くなるのでこの辺で切り上げる。いいところばかりなのだ。俺が住んでいたし。
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