友達来てた風インテリア完成
完成したインテリアがこちら。
友達来た日の風景が目の前にある……!!
夕飯前なのに、ちょっとお菓子食べ過ぎちゃったかな
以前作ったお煎餅やみかんも追加して、より賑やかに。お菓子を食べた後の雰囲気がよく出ている。楽しかった架空の思い出と共に、ずっと眺めていたい。
飴が残っているところがリアルだ。 こういうとき飴だされても食べないよな。
黄色のコントローラーだけコードが巻かれているのもいい
友達が片づけてくれようとして、「いいよ!そのままで!」って言った気がしてきた。片づけてると、みんな帰るの遅くなっちゃうからさ。
人がいないのに、気配だけある。楽しかった雰囲気だけある。
仕事中、チラチラ見に来る私
楽しかった雰囲気を、いつでも享受できる部屋になった。
本当に友達が遊びに来た日は、みんなが帰ったあと急に部屋が広く感じて寂しく思うときがある。でもこのインテリアにはそのギャップがない。元々誰も来てないからだ。
誰か来ていたとしか思えない風景
片づけの疑似体験中。軽いよ!
スマホ画面で見る楽しかった思い出の写真は、あくまで過去のものでしかない。今を生きる私にとっては、掴めない霞のようなものだ。でも、今ここにある架空の楽しかった雰囲気は、手に取ることができるリアルなのだ。
ただ楽しかった風の空間がそこにある。それだけで、夕方2時間の寂しさを埋めるには十分だろう。
今回の発見は、食べ終わったお菓子の袋……いわゆるゴミに、意外と人の気配を感じ癒やされる一面があると知ったことだ。一気にこのインテリアのリアリティが増した。
捨てられてしまうからこその、刹那的な生活感。人の気配。ここに可能性を感じるので、今後はお菓子のゴミの種類を増やして、インテリアをバージョンアップしていきたい。
理想の友達の家のお菓子とは
リサーチのために友人たちに聞いた「小学生の頃、友達の家で出されるお菓子何が嬉しかった?」という質問が、けっこう盛り上がった。懐かしい気持ちにもなるし、世代で違うところも面白い。
「メンズポッキー!? 懐かし〜〜!!」「フィンガーチョコってまだ売ってる?」「まだでかい頃のキットカット」「やっぱシルベーヌでしょ」
などなど、記憶を呼び覚ますワードがたくさん出てきて、脳が活性化された。あと無性にお菓子が食べたくなる。
フリーランスにはあまりないが、仕事相手との気まずい飲み会がもしあれば、この話題を振ろうと思う。
チョコパイを作る途中の様子
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編集部からのみどころ
とりもちさん恒例のぬいぐるみシリーズ。今回はぬいぐるみのかわいさやクオリティはいつも通りながら、原稿全体に漂うそこはかとないエモさを味わってほしいです。個人的にぐっと来たのは終盤「本当に友達が遊びに来た日は、みんなが帰ったあと急に部屋が広く感じて寂しく思うときがある。でもこのインテリアにはそのギャップがない。元々誰も来てないからだ。」のくだり。エモとも冗談ともとれるのですがどっちだと思っても良さのある一文です。(石川)
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