デジタルリマスター 2024年1月13日

トンビは油揚げをさらわない(デジタルリマスター)

大切にしていたものをあっさり横取りされる、そんな状況のことを「トンビに油揚げをさらわれる」という。

しかし、最近のトンビは油揚げになんて興味ないのだ。

そういい切れる根拠を、ぜひ聞いてもらいたい。

2010年6月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

前の記事:実録、知らない街で一週間暮らすことになったら

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

あんまりな一日だったのでタイトルで言い切ってやった

大切にしていたものをさらっと横取りされてしまう、そんな状況を「トンビに油揚げをさらわれる」って言うだろう。

IMGP1033_photos_v2_x2.jpg
油揚げ。

では実際のトンビがどんな風に油揚げをさらっていくのか見てみよう。ことわざになるくらいだ、それはもう華麗にかすめていくに違いない。

IMGP1022_photos_v2_x2.jpg
トンビ。

そう思って僕は一日トンビの飛ぶあたりを油揚げ持ってうろついています。みなさんはいかがお過ごしですか。

R0022333_photos_v2_x2.jpg
二つのコラボを夢見る人。

しかしこれがまったくさらってくれないのだ。うそだぜ、あの言い回し。

というわけで、すでにほとんどの結果は話してしまったわけですが、ここに至るにはそれなりの過程があったわけで、お時間の許す限りこの先も読んでいただけると助かります。

R0022117_photos_v2_x2.jpg
トンビの大好物、油揚げ
いったん広告です

もったいないのでダミーを作る

油揚げを持って油断していると、空からトンビが舞い降りてきてさらってゆくものだと思っていた(もう結果言っちゃったので過去形で話しています)。

これを試すにあたり思ったのだが、油揚げを取られるところは見てみたいが、やはり取られてしまうのはもったいなくないか。野生の鳥にエサあげるのよくないし。

ということでトンビに取られてもいいよう、ダミーの油揚げを作ることにした。

R0022120_photos_v2_x2.jpg
細かい造形までできます、という粘土を使って
R0022124_photos_v2_x2.jpg
本物を見本にモデルを作ります
R0022127_photos_v2_x2.jpg
形ができたら乾燥させて
R0022157_photos_v2_x2.jpg
ペインティング

余談だが、というかすでに全編にわたって余談なわけだが、油揚げのダミーを作るにあたり、当サイトの工作系記事をいろいろ読み返していた。

型を取って石膏で作ったり木から削りだしたり、みんないろんなことをやっている。技術もさることながら、その発想力が頼もしい。

しかし調べれば調べるほど(自分は工作に向かないんじゃないか)と思うことになる。工作のノウハウ以前にある問題に気付いたからだ。

R0022173_photos_v2_x2.jpg
なかなか良い出来なのだが

うちには作業机がないのだ。

R0022147_photos_v2_x2.jpg
しかたなく子供が小さいときに使っていた椅子で作業している。僕は夜中に帰るとこの椅子の机の部分で一人食事をすることが多いので違和感はなかった。

でもダミーの油揚げは思った以上にうまそうにできたと思う。これならばトンビもさらってくれるかもしれない(答え:くれない)。

⏩ 次のページではさらわれません

▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ