あんまりな一日だったのでタイトルで言い切ってやった
大切にしていたものをさらっと横取りされてしまう、そんな状況を「トンビに油揚げをさらわれる」って言うだろう。

では実際のトンビがどんな風に油揚げをさらっていくのか見てみよう。ことわざになるくらいだ、それはもう華麗にかすめていくに違いない。

そう思って僕は一日トンビの飛ぶあたりを油揚げ持ってうろついています。みなさんはいかがお過ごしですか。

しかしこれがまったくさらってくれないのだ。うそだぜ、あの言い回し。
というわけで、すでにほとんどの結果は話してしまったわけですが、ここに至るにはそれなりの過程があったわけで、お時間の許す限りこの先も読んでいただけると助かります。

もったいないのでダミーを作る
油揚げを持って油断していると、空からトンビが舞い降りてきてさらってゆくものだと思っていた(もう結果言っちゃったので過去形で話しています)。
これを試すにあたり思ったのだが、油揚げを取られるところは見てみたいが、やはり取られてしまうのはもったいなくないか。野生の鳥にエサあげるのよくないし。
ということでトンビに取られてもいいよう、ダミーの油揚げを作ることにした。




余談だが、というかすでに全編にわたって余談なわけだが、油揚げのダミーを作るにあたり、当サイトの工作系記事をいろいろ読み返していた。
型を取って石膏で作ったり木から削りだしたり、みんないろんなことをやっている。技術もさることながら、その発想力が頼もしい。
しかし調べれば調べるほど(自分は工作に向かないんじゃないか)と思うことになる。工作のノウハウ以前にある問題に気付いたからだ。

うちには作業机がないのだ。

でもダミーの油揚げは思った以上にうまそうにできたと思う。これならばトンビもさらってくれるかもしれない(答え:くれない)。