北海道ハンパねぇ
美食の宝庫、北海道。
新鮮な魚介類から、自然の恩恵を受けてのびのび育った野菜まで、魅力的な食材ばかりだ。
北海道民は、他県民がこぞって食べに行くそれらの北海道グルメも、土地柄買ったことがないという。
北海道のサラリーマン家庭に育って農家や漁師に知り合いはいませんが、お歳暮でもらう新巻鮭が抱えてる筋子が多いため、母親がせっせとイクラに分解しては、消費するため茶碗にぶっかけて食べる物だと子供の頃は思ってました。
なので、上京してからは茶碗いっぱいのイクラが懐かしいです。
CASCさん
地元が北海道の東側で、牡蠣の養殖が盛んな地域です。なので時期になると、出荷作業で割れてしまった牡蠣が回ってきます。テレビで見るような形もよく大きいものはありませんが、自宅で味わうには十分すぎる程です。地元に生まれて良かったなぁ、と毎年酒蒸しを堪能しながら思っています。
でっかいどうさん
北海道札幌市出身です。じゃがいもと玉ねぎは買ったことがありません。
知り合いの農家の方がいつもダンボールごとどさっとくれるので、涼しい玄関フードに置いておきいつでも取れるようにしています。あまりにも大量のため、家族5人でも消費できず、いつも芽が出てしまったり腐ってしまったり…。もったいないです。
音井さん
北海道民です。
買ったことないものといえばメロンです。プリンスメロンではなくオレンジ色の果肉のやつです。買ったことはないのになんだかんだで毎年どこかからもらって食べます。しかもいっぺんに2、3個普通にもらうので、食べるときは豪快に半分に割ってスプーン食いです。
あっこさん
わたしたちがテレビで見るあの山盛りいくらから高級メロンまで…北海道民、うらやましすぎる!!
どなたかわたし(静岡県民)のおいしいお茶とトレードしませんか。
漁師町では海苔や貝がもらえる
つづいては聞いているだけで磯の香りが漂ってくる、漁師町の土地柄買ったことがないものをお届け。
千葉の木更津近くの漁師町に住んでたので、友達の家が海苔の漁師をしててよく規格外の海苔を貰えてたので買った事が有りませんでした。配るほど海苔が有る地域なので、この地域のおにぎりは海苔一枚で包み込む真っ黒なおにぎりが普通でした。
あと、埋め立てに伴う漁業権を放棄された浅瀬の砂浜が有って、潮干狩りの時期になると野生のアサリがタライ山盛りレベルで採れたのでアサリを買った事が有りませんし、今もスーパーで売ってる金額を見ると買う気になれません。
完全に、海で適当に掘って採ってくる物って言うイメージが刷り込まれてます。
ひらちゃんさん
福岡県柳川市の出身です。
母の実家と叔母宅が海苔漁業を営んでいたので、海苔は買ったことがありません。しかも、かなり良い海苔ばかり食べつけていたので、お店で出てくるラーメンの上に乗ってる海苔なんかはたいがい不味くて食べられません。今は、母の実家も叔母宅も海苔漁業を継いでいる者がいないのですが、母がどこかからか安くて良い海苔を買ってきて子供達に分けてくれるので、相変わらず海苔は買ったことかありません。
mhkさん
茨城県の海沿い出身。
近所の浜ではまぐりがただで獲れたので、買った事はありませんでした。カレーに肉の代わりとして入っていたりするので、子供の頃は若干疎ましい存在でした。上京して結構な高級品だったのだと知りました。
ししゃもさん
しじみで有名な島根県の宍道湖近くが地元です。
「買ったことない」…とまではいかないのですが、しじみといえば、買うよりも「人づてに貰うもの」という感覚でした(大体ビニール袋にパンパンに入ってて冷凍してある)。
地元を離れてから、スーパーで小さなパックで売られているのを見る度「そんなちょっぴり買ったところでどうするんだろう(しかも高っ!)」と思ってしまいます。
フェリーさん
海苔一枚で包み込む真っ黒なおにぎりにはまぐりカレー、鮮度もいいだろうし、うまいに決まっている。
地元を離れてから世間で売られている価格を知りびっくりするのは、どの地域も同じようだ。
土地柄買ったことがないものの王道・果物
今回集まった投稿の中で一番多かったカテゴリーはやはり果物だった。
「旬になると親族や農家からどっさりもらうので、そもそも買ったことがない」という人があふれた。
大阪の柏原市というところに住んでいますがこの近隣の地域は葡萄の産地で、葡萄は買ったことがありません。ウチも祖父が作っていたので子供の頃は母も出荷の手伝いにいっていて、夏のおやつは葡萄でした。正直、葡萄は飽きてますがそれを友人に言うと「贅沢!」と言われます。でもホンマに葡萄はもういいです。
カナさん
長野県民です。他の方の投稿にもありましたが、リンゴを買うのは県外の友人に送る時位です。
妊娠中に猛烈にリンゴが食べたくなったのですが、丁度秋の収穫時期と食べたい時期が重なった為、次々いただけるリンゴ。
「産地に住んでてよかった」と心から思いました。
息子は今でもリンゴ大好きです。
モリノクさん
奈良県五條市では、柿の産地ということもあって柿は買うことがありません。
柿はコンテナでもらい、食べきれないので知り合いに分けようとすると逆に知り合いから柿を押し付けられそうになります。柿はババ抜きのババのようです。
a.outさん
二十世紀をはじめとした梨。県外から鳥取に来ましたが、梨の大産地ゆえに実家等への進物以外に梨を買うことがないです。特に二十世紀梨の生産量が日本一の町なので、うちでは時期になると食事、おやつのたびに梨が出ます。
春巻龍さん
山形の果樹園地区なので果物は「貰うもの」でした。林檎、葡萄、苺、蜜柑、ラフランス、桃、柿、すいか、さくらんぼはザル一杯にもらってワシャッと手づかみで食べます。なので大人になり横浜で働いてますがスーパーで果物を買うという習慣がありません。買わなくても…と思っちゃいます。もちろん買わないと食べれない場所に住んでるんですけど…習慣って怖い(笑)
えのぐ太朗さん
産地だけに味もいいであろう果物がたくさん!
みんなが土地柄買わない果物を全部集めて、買わないけどうま過ぎるフルーツ盛りを作りたい。
あの高級品ももらえちゃう
世間一般では手が出にくいあの高級品も、土地柄買うことなく、さらにもらいすぎて感覚のズレが発生している地域がある模様。
その高級品とは…
広島県の山裾にある母親の田舎では山に土地を持っている家が多く、それが松茸の生える赤松の林だったので、松茸は買ったことがなかったそうです。 時期になると山中の各家の地所に縄が張られ、よその家の地所には入れなくなるのですが、一定期間が過ぎると縄が解かれるので、目端の効く人は他家の取り残しを回収していたと言います。 そんなわけで母親は松茸の有難みをいまいち感じられないようです。
たにぐくさん
岡山出身です。 子供の頃の話ですが、近所の山で松茸が豊富に採れたのでご近所さんからのおすそ分けが大量にありました。 毎日貰えるものだから、しまいには母が「もう飽きた」と言って捨ててました。なので、大人になった今でも松茸をみてもテンションが上がりません。
まつたけおさん
まさか松茸までもらえる地域があるとは…!!
松茸が「飽きた」なんて、まるで貴族の戯れだ。
物だってもらえちゃう
魚介類や果物など食べ物の投稿が多い中、「産地ならこんな物だってもらえちゃうぜ!!」という投稿を数通いただいたので、最後に紹介したい。
美濃焼の産地で生まれ育ったので、実家では陶器を買ったことがありません。 お皿やマグカップは近所の陶器工場や、陶器関係の仕事をしている人からもらうものでした。 父が友人のおじさんにもらったという大きな絵皿は、よく聞いたら友人のおじさんは陶芸家で3万円くらいするものだったこともあります。 周りは窯元だらけで、陶芸家も普通にたくさんいる町です。 都会に出てから、陶器は買うとこんなに高いのかとびっくりしました。
パピコさん
岐阜県東南部の出身です。普段使いの焼きもの(陶磁器)が産物で、親戚が窯元なんで、アイドルやアニメのグッズ(99.9%マグカップですが)の不良品がもらえます。
ふみみんさん
刃物の町・岐阜県関市出身です。刃物関係の会社や工場が多く、生活に使う刃物(ハサミ、ツメキリ、包丁)を貰うと買う必要がなくなります。消耗品ではなく品質も良いので1つ貰えば何年も使えるのが大きな要因です。実際我が家のツメキリは30年近く前にもらったやつをずっと使っています。
壱さん
物の投稿は想定外だったが、これも立派な地産地消。
物をベースに考えると、さらに土地柄買ったことがないものが増えそうだ。
全国土地柄買ったことがないものマップができた
いただいた投稿を日本地図に落としたら、全国土地柄買ったことがないものマップができた。
これから聞き込みをつづけ、全地域しっかり埋めたいという野望が芽生えた。
たくさんの投稿、本当にありがとうございました!!