広告企画 2020年3月30日

趣味の話を聞かせてください ~宝塚歌劇団、機織り、小屋作り、スポーツ射撃

マック堺さんの動画で競技の存在に気づいた

お話を聞かせてくれたのは……
ぴかーどさん:スポーツ射撃

――スポーツ射撃というご趣味、クレー射撃やライフル射撃……はテレビで観たことがあるのですが、そういう競技という認識で合っていますか?

ぴかーどさん
似ている部分とそうでない部分があります。
クレー射撃などは実銃を用いていると思うのですが、わたしがやっているのはエアガン(代替フロンガスや、電動)で、BB弾を使います。

スポーツ射撃はタイムを競うスピード系と、古賀さんがテレビで見られているような正確さを競う精密射撃系に分かれています。わたしはスピード系の方です。

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当サイトでもライフル射撃についてはかつてライター乙幡さんが取材していた。ぴかーどさんのはそれとは違う、スピード系

――どういうきっかけではじめられたんですか?

ぴかーどさん
もともと映画や漫画の影響で拳銃が好きで、20代の頃エアガンを購入していた時期があったのですが、家で的を撃つだけなので飽きるのが早かったんです。こういうのはお座敷シューターと呼ばれます。

それから10数年が経過しまして、友人にサバゲーに誘われて、またエアガンを買ってみようと思ったんですね。それでYoutubeでエアガンのレビューを見ていてマック堺さんの動画で「スティールチャレンジ(スピード系の競技で12cmくらいの大きさの5枚のプレートを撃つ速さを競う競技)」をレビューで必ずやるのを見て、こういう競技があるんだと気づきました

サバゲーよりもこっちの方が個人競技なので自分に向いているかも! と思ってできる場所を探しました。

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練習は公民館で、家では空打ちもする

――スティールチャレンジができる場所、あちこちにあるものなのでしょうか。

ぴかーどさん
5m x 5mくらい、広めのリビングくらいの場所が必要なので、常設しているところはないと思います。わたしが今通っているクラブは、公民館を借りたり、シューティングレンジ(奥行きがあって、エアガンが撃てる場所)があるバーで練習したりしています。

――公民館で練習しているというのは意外でした…! 個人練習的なことも家でやるんですか?

ぴかーどさん
家でも、BB弾が散らばらない的(シリコン製のくっつく的とか)を使って練習することもありますし、あとBB弾を撃たずにホルスターから抜いて、構えて、空打ちする(ドライファイア)という練習もします。

――素振りみたいなものですね!

ぴかーどさん
そうなんです。お座敷シューターの頃は「ひょっとして自分はすごい射撃うまいかも」とか思ってたんですが、練習に行くと当たらないんです。
なぜかっていうと、家では最初から構えて撃っているので、ぶれないんです。でも、実際はホルスターから抜いて、構えて、狙い定めてというのを素早くやらないといけないので。

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ガスが要る

――装備はみなさん自前なんですか?

ぴかーどさん
はい、基本的に自分で買い揃えます。

エアガン(市販のもので、銃刀法適合のもの)
防護メガネ(普通のメガネではだめ)
ホルスター (銃ごと・汎用もある)
ベルト(専用・ねじれないもの)
ガス(HFC134)冬場は燃費悪い
BB弾
予備マガジン(弾をいれるやつです)
ガンケース(持ち歩き用)

などが必要です。

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ぴかーどさんの装備

――基本的なことですみません、ガスが要る……?

ぴかーどさん
ガスガンを使うのに要るんです。

エアガンは、大別すると3種類にわかれていて、ポンプに空気を入れて撃つエアコッキングガン、空気の代わりに代替フロンガスを使うガスガン、もうひとつは電動です。

ガスは液化なので、ペットボトルくらいのサイズです。撃つときに気化します。

――いま、自分が本当にまったく何も知らない状態なのがおもしろいです……。ここまで完全に未知の世界があったのか……。

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もっと時間があったら「目をよくしたい」

――時間かかるぞこの趣味は、と思うときってありますか?

ぴかーどさん
公民館でやるときは設営から始まるんです。もちろん最後は撤収ですが、それが1時間くらいかかります。

支柱を立てて、それにネットを貼ってBB弾が飛び散らないようにします。それから照明に跳弾が当たらないようにプラ段などで保護をしたり。撤収はBB弾を業務用の掃除機(円筒形のもの)で吸い取ります

あと、安全意識を身につけるのに時間がかかるとかありますね。

IDPAという競技はルールブックが英語で40ページくらいあるので、読むのが大変とかも。

――た、たいへんだ……。もっと趣味に時間がかけられたとしたら、何がしたいですか?

ぴかーどさん
目をよくしたいです

――え? 目!

ぴかーどさん
動体視力の方ですね。狙いをつける時間を減らすためです。これは訓練方法がいろいろあるみたいです。もうひとつは体幹を鍛えたいです。構えたときにぶれないために。

射撃って、もっと身体が楽かと思っていたんですけど、たしかに走ったりはないので心肺能力は普通でいいと思うんですが、持久力とかメンタルとかが重要で、ああ「競技」なんだって思います

わたしが入る前ですが、クラブの講習で、オリンピックの射撃競技に出ていた方によるメンタルトレーニング講習などもあったそうですよ。

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趣味に打ち込む時間を作るなら!

射撃というとお祭りの屋台でやるイメージしかなかったが(それは射的だ)、あまりにも深く広い世界っだった。公民館で後片付けのためにBB弾を掃除機で吸っている人たちがこの世の中にはいたのだ。思いもよらなさ過ぎた。

ぴかーどさん、ありがとうございました!

 

さて、記事冒頭の表示やバナーをごらんのとおり、本記事は「東急グループフロントデスク」のPR記事なのだった。

ここまでご登場いただいた趣味人みなさまはみな、時間の大切さを説いていたと思う。

時間さえあれば、

宝塚歌劇団のファンの花乃さんは地方公演の遠征を増やせるしもっと贔屓のタカラジェンヌさんに手紙が書けると。

機織り好きのペシュカさんは手持ちの糸をもっと作品にできると。

スポーツ射撃にまい進するぴかーどさんは目や体幹を鍛えることができると語ってくれた。

そして小屋を作った荻原さんは時間があったからこそ小屋が作れたのだと言っていた。

趣味に打ち込む人に大事なもの、それは時間だ。

そこで「東急グループフロントデスク」なのである。こちらのカウンターは、東急にまつわるサービスの申し込みがワンストップで受けられるので大幅な時間短縮ができるのだ。

現在はキャンペーンも実施中。くわしくはどうかこちらをごらんください


趣味は、良い!

夢中になっている物ごとがあることの良さをしみじみと感じきったインタビューだった。みなさん幸せそうで、そうか、人の幸せはここにあったのかと思う。

わざわざ直筆で手紙を書く、家にたっぷりあるのにまた糸を買ってしまう、健康のためではなく目を鍛える、台風一過に車で1時間かけて小屋の安否を確認する、やっていることは趣味なだけあってとても余暇的だ。

けれど、ご本人たちにとっては切実なのだ。

強制はされていないところで高いモチベーションに突き動かされる気持ちの強さが尊かった。

「大人になってもずっと楽しい」の見本みたいな人たちに出会えました。

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もうお分かりですね……。
東急グループフロントデスクのキャンペーンをどうぞよろしくお願いします。

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