あたりまえ入門 2025年3月26日

タクシー入門

タクシー、アプリで呼びます

先ほどのアンケートでもアプリで呼ぶ、という意見がたくさん見られた。
特にGOというアプリで呼んでいる人が多かったので、やってみよう。

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アプリを起動したら周辺にいるタクシーが表示されるのだ。

こういう表現は良くないと思うが、うじゃうじゃタクシーがいる。
こんなに走ってるんだな。

乗りたい場所を指定すると、近くのタクシーがやってきてくれるのだ。

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乗り場を指定してみると、このタクシーが動き出した。

リアルタイムで地図上を動くので、「タクシー来てる来てる!」とひとりで盛り上がる。初心者丸出しである。
Uber Eatsを試してみたときも、モスバーガーからやってくる配達員の動きに家族一同で盛り上がったことを思い出した。

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もう近いぞ!とアプリをのぞき込む顔を上げたら、タクシーが来た!

当たり前だがちゃんと来た。
あらかじめアプリではナンバーが表示されるので、うっかり呼んでないタクシーに乗り込むこともないので安心である。

さすがに2回目なので先ほどのような緊張はない。
次なるミッションとして、運転手さんと会話しておきたいところである。

自分から振るのは難しい。会話のきっかけがほしい……!そう思っていると、

運転手さん「車内は暑くないですか?」

きた!きっかけきた!無難な天気の話題を!

ぼく「大丈夫です!今日は暖かいですね…!」

運転手さん「はーい、かしこまりましたー」

……。

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会話終了!

別に運転手さんは全然悪くない、悪くないどころかむしろ不快じゃないか聞いてくれたわけだし親切だよ。ほら都内だとサッと移動する人が多いから会話する人は少ないんじゃない?アンケートでも会話するタイプの運転手か見極めてる、って意見もあったしおれも今この運転手さんは会話をそんなにしないタイプだって見極めたわけ。運転席の周りもアクリル板に囲まれてて会話しづらい雰囲気になってるしさ。あとディスプレイあるしそれ見とけば別に全然気まずくないわけだから全然大丈夫だよ。ほんとに大丈夫。


運転手さんと会話するのは旅行先でタクシーに乗るときにしようと思った。

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最後にタクシーエピソードをどうぞ

最後にアンケートで集まったタクシーエピソードが良すぎたのでばんばん紹介したい。

大晦日、実家に帰るため京都駅からタクシーに乗ったとき、東京からの帰省客と運転手さんに勘違いされ(東京には旅行に行っていただけ)、「このあたり変わったでしょう〜」と言われて、ついひさしぶりに京都に戻ってきた人を演じてしまいました
「こんなところにスーパーができたんだ〜」などのセリフを言ったのですが、実際実家とは離れて住んでいるため本当に実感の部分もありました。<ぴかーど>

日常に潜む即興劇の可能性がタクシーに。こういうとき、なんで役を演じてるんだろうと客観視する自分もいて面白いですよね。

観光タクシー(一定料金で時間内に行ける範囲のスポットを巡ってくれる)に乗った時、地歴オタクのうちの母が蘊蓄をひけらかし、運転手さんがすっかり意気消沈してしまったこと。 <ユーイング>

すごい場面でのマウントがあったものだ。控えてあげてお母さん!

ヘリコプター乗り場に向かう車中、運転手さんが「円広志を乗せたが、めちゃくちゃヘリを怖がってた」と教えてくれた。<あさひ>

円広志の代表曲、夢想花の「とんでとんで……まわってまわる」ってヘリのことだったのか?

学生時代に酔っ払って電車で寝過ごし、隣県の駅まで行って終電もなくしてしまいました。
当時は電子マネーもなく所持金は1万円程度で、タクシーを捕まえて全財産を見せて「これで行ける所までお願いします。」と泣きついて残りは歩こうと思ったのですが、自宅まで行ってもらえました
後で調べたところ、深夜料金も加味すると2万円はかかる距離だったと判明し、あの時のタクシー運転手さんには感謝の一言です。<ぶらっこ>

粋な運転手さん、実在するのか!

親に言われてある夏に四国八十八ヶ所を回った時、高知市で「こんな暑い日に歩いてたら倒れるよ!これだけの料金にするから乗りなさい!」と言われてお世話になりました。
実際次の日に高知県で40度オーバーの気温が出たので助かったと思ってます。
まだ名刺は遍路道具のカバンに入っているはずです。<三色ぼーるぺん>

また粋な運転手さんが。「まだ名刺は遍路道具のカバンに入っている」名文出ました!

終電を逃したりクレーム対応だったり、ネガティブな理由でタクシーに乗ることが多い人生ですが、そういうときに限って楽しい運転手さんに出会えるので、道中ゲラゲラ笑った記憶ばかりです。<おさるばたけ>

素敵すぎる。ポスターにしてタクシー会社に貼り出したい。

所謂ブラック企業で働いていた時、数日帰れていないこともあり、せめて自宅に着替えをとりに行こうと乗ったタクシーの運転手さんが底抜けに明るいおじいちゃんでした。
今まで乗せた面白いお客さんの話や詩吟を習っている話など、色々な話をしてくれ最終的に「明日があるさ」を一緒に歌い笑いながらお別れをしました。
久しぶりに笑ったからかタクシーを降りてから急に頭がすっきりとし、辞められずにいた会社を退職しました。
もう10年以上も前のことですが、あのおじいちゃん運転手に会えなければ今はなかったかもしれません。<モッチョリエンヌ>

ドラマ!ドラマみたいなことが起きてますタクシーで!!
人生こそがドラマそのものなのかも。タクシーは人生の名脇役だ。

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タクシー、結構いい

1日に2回もタクシーに乗り、タクシー経験値が爆上がりとなった。
アプリで呼ぶと、決済もアプリの中で自動でやってくれるのですごくラクなことがわかった(お金払ってないけど降りちゃっていいの……?とはなりました)。

快適だったので今後タクシーに乗る機会が増えるかもしれない。運転手さんとの会話の機会は未来に取っておきます。

 

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
アンケートに実践にエモいエピソードにと、充実した記事!ですが個人的なお気に入りポイントとしては、タクシー乗った瞬間の自分へのツッコミ「緊張すな!」に笑いました。このキャプションが無かったらスルーしちゃいそうな写真ですが、言われてみれば表情が固い…!あとJPNタクシーは僕も知らなかったので今度から狙っていきたいと思います。(石川)

東京タワーを満喫する様子(はげます会限定)

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