答え合わせ
最後に、Chat GPTに聞いてみた。

そうなのよ。風のせいで錯覚が起きるのよ。でもね、風よりもSUPのほうが影響度がつよいとか、風が逆向きでも微風だと多層的な模様になるとか、現実にはいろんな話があるんだぜ。僕は実際に見たから詳しいぜ!
結局、10回観察することができた。 記録を見てみよう。
「川」の列と「風」の列に着目してほしい。ほとんどの日で、風の吹く向きと川の流れの向きが一致した。
つまり、風が水面に変化をもたらし、逆流しているように見せかけているのである。いや、「見せかけている」と言ったが、もしかすると本当に逆流しているのかもしれない。でも風だけで逆流するかね?
そこで、風が下流側から上流側に吹いているときに、ねこじゃらしを落としてみた。
やはり、風が影響しているのは水面だけで、逆流しているように見せかけているのであり、実際には川は上流から下流に流れている。これが答えのようだ。
記録をみてもわかるとおり、実は風の吹く向きと川の流れの向きが逆になっているのが1回だけあった。
これを解決しない限り、本当に「風が原因」と言い切ることはできない。その日の様子を見てみよう。
まさか7回目の観察でいまさら風向きと川の流れの向きが逆になるとは思っておらず、私は頭を抱えた。動画に入っている「ん~~~?」という私の声からも、困惑の様子が伝わると思う。 しかし、すぐに解決した。橋の反対側に原因があった。
風よりもパドルで漕ぐ力のほうが水面に影響を与えやすいのである。実際、水面がいかに物理的存在の影響を受けやすいかを示す写真がある。
実はこの釣り人はほとんど動いていなかった。それでもこんなに水面に影響がある。水面はよっぽど物理的存在の影響を受けやすいのである。
ここまででわかった、水面上の見た目上の流れの向きを決めるのは以下の要素である。
影響度の大きい順に決まる。面白いのが、風が川の向きとは逆だが、微風のとき。風の影響と傾斜の影響が拮抗するときがある。
すると、どうなるか。
順流にも逆流にも見える。順流のレイヤと逆流のレイヤが重なっているような見え方だ。多層的だ。
インターネットで調べるだけではここまでの境地には達せなかっただろう。粘り強く観察すると、いろんな発見があるものだ。
なお、今回の観察結果はあくまでも多摩川のガス橋の場合に限定されるものであり、もしかすると他の川では本当に逆流することがあるかもしれない。
せっかくなので「風によって水面上の流れの向きが変わる様子」を手元で再現できないかと思い、実験をしてみた。
水を流しながら、下流側からハンディファンで風を送る。
いちおう再現はできたけど、映像としてはわかりづらいので無念。
最後に、Chat GPTに聞いてみた。

そうなのよ。風のせいで錯覚が起きるのよ。でもね、風よりもSUPのほうが影響度がつよいとか、風が逆向きでも微風だと多層的な模様になるとか、現実にはいろんな話があるんだぜ。僕は実際に見たから詳しいぜ!
ここから
会員特典コンテンツです
この先は「デイリーポータルZをはげます会」会員向けの有料コンテンツです。会員になるとごらんいただけます。
| <もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
| ▲デイリーポータルZトップへ |