ライター登竜門 2026年6月25日

山と山に登る ~月刊デイリーポータルZ新人賞 2026年6月号

こんにちは、編集部 石川です。

さいきんサンドウィッチをよく食べます。軽食と思われがちなサンドウィッチですが、ベーコン、ひき肉を入れた目玉焼き、レタスを3枚、トマト丸1個……とかどんどん増やしていくとかなりガッツリしたボリュームランチができます。

というわけで「軽食をボリュームアップする」っていうネタはどうでしょうね。すごいボリュームのコーンフレーク、すごい具だくさんのお茶漬け、どれも食べてみたいです。

さて、月刊新人賞では、みなさまからいただいた投稿原稿のうち、優秀作をご紹介します!

投稿作品の紹介コーナーです。読者の方が執筆した記事をご紹介しています。
*月刊新人賞とは
原稿の投稿はこちらから!

インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

前の記事:パワフルさの秘訣を知りたいです~ライター質問箱 2026.6.16

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👑今月の掲載作品

まずは超優秀作。記事として掲載した作品をふりかえります。今月は1本!

 

山と山に登る(6/2 呉一)

編集部より寸評

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おもしろいですね。自分がいる位置を俯瞰で感じることができる。地図って元々そういうものですが、立体にすることで体験が派手になっています。
というアイディアの素晴らしさは誰もが認めるところですが、文章が書き慣れていますね。
> 私は仏師だったのかもしれません。
> みなさんにも作成過程を見ていただき、私の苦労を分かち合ってもらいます。

楽しんで書いているのを感じました。何者なんだろう?と思わせるキャラクター性がありました。引き続き投稿をお待ちしております。(林)

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山に登ると山が見れない、という「言われてみれば確かに…」なジレンマを、うまく工作で解決する記事です。
工作記事なんですけど、作品を作って終わりじゃなくて、それによって新しい体験を作り出してるのがいいと思うんですよね。少しだけ世界を変えているというか。
世界をガラッと変えることはできなくても、少しだけ変えることはできる、そんな、見ようによってはちょっと勇気もわいてくる記事だと思うんです。(石川)

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🎉佳作

原稿掲載までは至りませんでしたが、面白かった作品を佳作としてご紹介します。

すき家の朝ご飯のために会社に通う日々(栗まんじゅう)

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すき家の朝食。もう最近これのために起きてると言っても過言ではない。
出勤もむしろ会社が目的ではない。すき家です。会社は「ついで」。

編集部より寸評

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牛丼チェーンの朝食セットっていいですよね。分かります。
分かるし、テンポも良くて何か言いたくなるような文章でした。
デイリーポータルZだったら全牛丼チェーンの朝食を食べ比べる、とか企画性を強くしてしまうのですが、こういうのでもいいのかな、今風なのかもなと思ったので選びました。(林)

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僕も林と同じ意見で、こういうさらっと読める単発エッセイみたいなものは今風だなと思います。
そのうえで、わざわざこのコーナーに送ってきてくれたことを考慮して「あえて記事っぽくするなら」という観点でアドバイスしたいと思います。

時間経過を作ることでしょうか。
週に3回食べたのだとしたら、その3回分の写真を並べるだけで気づくことがあり、語りがいが生まれてくるがあるように思います。
週に1枚を3週にわたって撮っても良いですし、逆に1食で食べ進める経過を8枚くらい撮るのでも、書きしろがありそうです。(石川)

 

 

電柱のアレをヘアピンにしたい(もやの​​​​​​​​​​​​​​)

電柱のアレをヘアピンにしたい.jpg

こんにちは、もやのと申します。

皆様は小学生の頃、真面目に授業を受けるタイプでしたか?
わたしはいつもうわの空で、窓の外を眺めては「電柱のアレってドラゴンみたいで可愛いなぁ」と思ったりしている子供でした。

『電柱のアレ』とは、これのことです。

編集部より寸評

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できたものはわりとワイルドなんですが、引っかかりました。もちろんいい意味です。
まず、今回の題材の意外さ。「電柱のあれ」。ドラゴンみたいでかっこいいで突き通しているところが素敵です。調べたことを書くのは誰でもできることですが、ドラゴンに見立てて作ることはもやのさんしかできません(決して嫌味ではありません)。
ねんどを見てギョニソ!と言っているところもよかった。こういう余談大事。(林)

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工作過程が荒々しくて最高でした。こういう「うまくいってなさ」が見たいんですよね。紆余曲折ありつつ最終的にちゃんと作品が完成しているのもいい。

そういう記事だからこそ、写真がビシッとしているとギャップで面白さが引き立つと思います。
簡単にできることとしては
・暗い写真が多いのでアプリで補正する
・スマホの影が入っているので、影が映らない位置までスマホを離してズームで録る
・すごい接写が続くので、遠景の写真を混ぜる
あたりを試してみてください。

参考までに、レベル補正した写真の例を貼っておきます。(石川)​​​​​​​

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補正前

 

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補正後

 

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👏もう一息

今月は、該当作なしです!

 

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おわりに

最後に、編集長 林からのメッセージで今月の月刊新人賞はおしまいです。では林さん、どうぞ。

適当なことを書こう

今回紹介した「山と山をのぼる」で良いなと思ったのは「私は仏師だったのかもしれません」という一文です。仏師なわけないですからね、適当です。「電柱のアレをヘアピンにしたい」で樹脂粘土を見て「ギョニソ」って言ってるところもそうですね。

勢いで書くのが大事です。

ネットはメディアのなかでもいちばん誰でもアクセスしやすくて、いちばんあれこれ言われる場所なので正しいことを書こうって思いがちですが、それが文章の魅力を削ります(正しさが求められる場合もありますが、←ってエクスキューズをつけるのがネットの作法ですが、なにか言われる場合は防御してても言われますから、あまり意味ないです)。

手の勢いで適当なことが書けるかどうか、デイリーポータルZで執筆をお願いするときに重視していることのひとつはそこです。文章の癖や写真の撮り方はお願いすれば変わりますが、適当なことが書けるかどうかは覚悟の問題なのであまり変わらないんですよね。

ということでデイリーポータルZに応募してくる場合は適当なことを楽しんで書いてください。話を盛りすぎって言われるあなた、デイリーのライターに向いてますよ。

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