広告企画 2023年4月25日

「うちのタマ知りませんか?」の懐かしグッズで脳も体もぜんぶが時空を超えていく

ことし40周年をむかえた、「うちのタマ知りませんか?」こと「タマ&フレンズ」。

ばりばりの現役キャラでありながらもどこか懐かしさがあふれるなあとはと思っていたが、なんと40周年とは。

聞けば運営元では1983年の登場から今にいたるグッズの一部を資料として保管しているという。

それ……見せていただけないでしょうか……!!!!!!!!

東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー)

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> 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes

80年代~90年代前半に販売されていたグッズたちです……! 

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わ~~~~っ!!!!
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あこがれだった文具セット!
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シャーペンの芯と定規……!!!!
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爪切りにばんそうこう~~~っ

興奮して見たものの名前をただそのまま叫んでしまった。 

取材にうかがったのは編集部の古賀と安藤。

「タマ&フレンズ」が一大ブレイクをおこし、ちまたにグッズがあふれはじめた頃にちょうど小学生時代をすごしたふたりだ。

そりゃあもう、わくわくが止まらないというものだ。

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ヒイイイイ、懐かしい~~っ(左から安藤、古賀、このあとご紹介するディレクターの松井さん)
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「懐かしい」だけじゃすまされない理由は……思い出? 

「懐かしい」のはもちろんなのだけど、それにしてもどのグッズにも、ただ「懐かしい」だけではすまない、埋もれた記憶を呼び覚ますパワーを感じる。

なんだろうこの感覚は。

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ドンジャラ、あったなああ……!
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記入事項が激しく制限されるタイプのメモパッドも、友達に書いて渡したよ……

グッズを案内してくださったソニー・クリエイティブプロダクツのディレクター、松井由美子さんは「『タマ&フレンズ』の最大の特徴は、キャラクター自体を思い出だと感じてくださっている方が多いことなんです」という。

これはほかのキャラクターにはあまりないことだそう。

松井さんは、学習ドリルや裁縫箱を小学校で使った記憶がそう思わせるのではないかと考えているということで……。

さいほうばこ……? さ、さいほうばこ……! 確かにあった……!

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学校でとりまとめて注文するタイプの裁縫箱にタマのイラスト! あった! あった!

私の時代だと、箱の蓋はかぶせるだけの仕様だったから、上の写真のはきっともう少しあとの世代の子どもたちが使ったものだ。

時代を超え学校生活によりそったのがタマなんだ。

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ドリルはこちら!1988年から今でもずっと、小学生むけドリルのキャラクターとして活躍している

「お裁縫箱は卒業したあともご自宅で使っているという方が多くて、それで思い出がさらに深まっていくのでしょうね」と松井さん。

安藤が「うちの実家にもありますわ……」と肩をふるわせている。安藤さん、うちもだよ……。

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 Back to schoolの掛け声

いまでこそ、ファンシーグッズは大人も旺盛に買うものになったが、かつては小学生がメインのお客さんだった。

商品開発の現場では、夏休み明けや新学期に学校生活に戻っていく子どもたちが学校で新しく使う製品を、という意味で「Back to school」と呼んでいた。

子どもの生活の中心である学校で使ってもらえるものを作る。なるほど、思い出として記憶に残るわけだ。  

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文具はもちろん、お弁当周辺グッズや袋物などにも力を入れていたそう。なんて読み応えのあるお弁当包みかよ……!
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小学校で使うタイプの筆箱、これこれ
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わたしはかわいい鉛筆はついつい使わずとっておく派でした
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 時間と場所の感覚がおかしくなっていく……

今回、取材のためにたくさんのグッズを倉庫からご用意いただいた。

保管用サンプルのほか、会社OB・OGから寄付を受けたり、取引先から「古いものがかなり良い状態で出てきたから」と寄贈されることもあるのだそう。

多くが新品だ。手にとる。ねだって買ってもらって家に帰ってきてすぐ包装紙から出した瞬間の、あの感覚がよみがえる。

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ビニール封入されたままのものも多い。手に入れたときのうれしさ、思い出すなあ
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ノックするごとに、タマの表情が切り替わるシャーペン。ううう、かわいい。こういう凝ったグッズ、あったあった
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2段重ねのカンペン、持ってた……。学校は禁止だったから家で拾ったおはじきとか入れてたよ

興奮高まるのは私だけじゃない。安藤もいよいよ感極まってきた。

「いま一瞬実家にいるのかと思いましたよ。完全にワームホールが開きました……時間と場所の感覚がなくなってきますね……」

早めに切り上げないと我々、意識が飛んでしまうかもしれない。

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サイン帳はいまでもあるみたいだけれど、
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むかしのと内容はだいぶ違うんじゃないかな。はなればなれになる友達と連絡を取り続けるために住所や電話番号、書いてもらったな~
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これをなくすとすべての交友関係が失われるとも言われたポケットアドレス帳もたくさん……
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あああっ! 昭和の時代の子どもの水筒ってこの形だったよね!?

⏩ タマのゲームウォッチもあった!

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