タマはちゃんと見つかっていた！・アニメにトラウマ回があるのには大切なわけがある ～「うちのタマ知りませんか? 」のことをちゃんと知りたい

擬人化することで性別と性格が伝わった

古賀：
かと思えば、最近になって擬人化展開があったのはおどろきでした！

松井：
タマ＆フレンズは、タマとポチ以外のキャラクターの名前を知らない方が多いんです。ほかの仲間のことも知ってもらおうと、チャレンジの意味で、最初はSNSで擬人化キャラクターだけを発信しはじめました。

古賀：
あっ！ 人間として描くと「タマって男の子だったんだ」みたいなところからパッと見てよく分かりますね。

松井：
そうなんです。擬人化したことでひと目で見てこの子はアイドルなんだとか、この子はやんちゃな子なんだなっていうのが伝わりやすくなったと思います。

松井：
特徴としては、耳が両方あるんですよね。

古賀：
……！人間の耳と、猫の耳がどっちもある！

松井：
タマたち同士にはこのように見えているようですね（笑）。

安藤：
完全に擬人化して人間になったんじゃなくて、猫として生活しながら、お互いが人間でいうとこういうふうに見えてるんだよ、ということなんですね。

松井：
そうですね。アニメ作品では人間が登場するときには猫や犬の姿です。

安藤：
マルチバースだ。すごいな、ひとつのキャラクターでアニメ作品ごとに世界観がどんどん広がる。

仕事を選ばず可能性を広げる

佐々木：
タマ＆フレンズは弊社のオリジナルキャラクターで、非常に自由度が高いんですね。かつてはパチンコ台になったり。

古賀：
あっ！「CRうちのタマ知りませんか?」だ！ 確かにありましたね！

佐々木：
えっ！ ご存じですか。ありがとうございます（笑）。なかなかフルで名前を言える方はいらっしゃらないですよ。

最近はボートレースの「テレボート」という投票サービスのナビゲートキャラに就任したり、とにかくいろいろなことができるキャラクターなんです。世界観が広がるというのは、そういう自由さもあってのことですね。

古賀：
そうか、いわゆる「お仕事を選ばないキャラクター」だったんだ。

佐々木：
もちろん公序良俗に反することはしませんが、あえて垣根を作らずにいろいろなところからアプローチしていきたいなとは思っているんです。

コアな部分、守るところは守りながら、可能性を広げていきたいなと思ってます。お酒のラベルにという話も進んでます。

古賀：
20歳を超えたファンがたくさんいますから！ それはいいですね！

3丁目は平行世界として存在している

タマの暮らす3丁目は平行世界として存在していて、佐々木さんや松井さんたちみなさんは「町内会のスタッフ」として活動している、そういう感覚であれこれを企画運営してるんだそうだ。

まちの看板猫であるタマやその仲間が町内の記念のお酒のラベルになる、なるほど、ありそうだなと思えてくる。

小学生のころ、タマやポチのイラストのついた鉛筆やお弁当箱をみんな持っていた。

かわいいタマにいやされながら、でも、なにかのはずみにふっといなくなっちゃわないか、いつもちょっと心配だった。だってタマは迷い猫だ。

でも大丈夫だったんだ。そのうしろにはとてつもなく安心で頼もしい、町内会のみなさんの姿があったのだ。

貴重なグッズやカタログを見せていただいたのですよ……

そんな町内会の倉庫から、今回とくべつに80年代からいまに至るまでの貴重なグッズやカタログを見せていただいた。

懐かしむ安藤・古賀の悲鳴で会議室のガラスが割れるかと思った（ギリギリ大丈夫でした）、その模様はこちらの記事（「うちのタマ知りませんか？」の懐かしグッズで脳も体もぜんぶが時空を超えていく）で別途お届けしております！

来月？ ちょっと待てねえな？ という方で、東京都世田谷区のちかくにお住まいの方にニュースです。

いまタマ＆フレンズの40周年を記念して世田谷線でラッピング電車が運行中なんであります。

3/18からはオリジナルデザイン世田谷線散策きっぷも世田谷線三軒茶屋駅と下高井戸駅窓口で販売中（予定枚数に達し次第終了いたします）！

 

そのほかタマや仲間の近況はタマ＆フレンズ40年念記念サイトをご覧ください！

タマ～～、おとなになって、またこんなに仲良くなれるなんて思ってもみなかった、あたしはうれしいよ……！