私の自由時間の過ごし方「廟に行く」
今年のシルバーウィークは、デイリーポータルZのライター3人と共に台湾を旅しました。
各々が自由に旅行して、時間や行きたいスポットがいい感じにマッチしたら合流する「離合集散旅」方式を採りました。
そんな旅の3日目は、お昼に台北の中山駅に集合して、4人でご飯を食べる約束をしました。集合時間の11時半まではフリー。自分だけの時間です。
朝、ドミトリーの共有スペースで胡椒餅を食べながら、「何しようかな~」と考えていたところ、
読者の方々を一旦置いてけぼりにしてみましたが(どんな心持ちでしたか)、台湾には神仏などをまつる宗教施設である「廟」がたくさんあります。日本でいう神社やほこらみたいなものです。
私は最近、台湾の廟に心奪われています。
最近、本を買って廟の文化について勉強しはじめ、廟のあれこれに込められた意味がじわじわ分かりつつあります。
合流前のソロパートは何としてでも自分の興味と快楽を優先したい。Googleマップで「廟」と検索したところ、泊まっているドミトリーのほど近くに「林姓宗廟」が。一も二もなく向かうことにしました。
地図どおりに行ったのに・・・ない
「はやく廟が見たいな~」とフンフン鼻息漏らしながら歩くこと5分。マップ上でピンが立ったところに到着したのですが、
ここにあるはずなんですが・・・まわりをぐるぐるしても廟がない・・・ビルの裏にあるのは民家だけ。
目当てのラーメン屋が潰れてることはよくありますが、よもや廟でも同じことが・・・?
台北駅の方に目を向けると、
肌で感じるは開発の大波…!
とにかく人にきいてみるか・・・。ビルの前にイスを出して座っているおじいさんに声をかけました。
スマホで「林姓宗廟」の写真を出して中文でたずねるも、おじいさんは「あっどうしよう」みたいな反応。
このおじいさん、道路わきに私服でチルしてるから地元民なはずなんやけど・・・。え・・・まさか、廟、ほんとうにビルになってしまったん?
一縷の望みをかけて、そばにいたタクシーの運転手っぽいおじさんに声をかけました。すると、
ほんとうにこのビルにあるのでしょうか…?
屋上、面喰う光景
エレベーターの扉が開くと、
あっ、廟であることは確かなようです。エレベーターホールの先は屋上へ出る扉。恐る恐る進んでみると、
なんとなく予想していたのは、「10階のワンフロアが廟の内部空間になっている」というものでした。
しかし現れたのは、青空の下にボンとまします廟…!
想像の埒外の光景を目の当たりにし、しかも単独行動のため誰とも驚きを共有できず、がっつり右往左往状態に陥りました。
日本の都心でも、屋上に神社の鳥居と祠がつつましやかに鎮座していることがあります。しかししかし、ここはスケールが全く違う…!多くの人が集まれる立派なお堂があるのです…!
なんかのはずみで異空間に入ってしまったのではという疑惑もありましたが、私は確かに台北駅の周辺にいるようです。

