夜市もいいけれど
2月の台湾一周の旅で立ち寄った南の町「高雄(カオション)」。
その日は夜18:30に到着しました。
台湾の夜といえば夜市ですが、台湾一周も後半戦、ほかの場所にも行ってみたい。そこで高雄の人気観光名所、「元帝廟北極亭」を訪れてみることにしました。
夜に発揮される威力よ
20:30ごろ、蓮池潭という大きな湖のほとりを一人でぽつぽつ歩いていると、
なんということでしょうか。湖に伸びる桟橋の奥、五色に輝く神像が暗闇に浮かび上がっているではありませんか。非現実的すぎて、「あれ?わたし死んじゃった?」と思ってしまうことうけあいです。
浮世からどんどん離れていくような気分で橋を渡っていき、
冠の石がカラフルな光を放っております。ありがたや・・・
こちらは「玄天上帝」という道教の神様。青龍・朱雀・白虎・玄武の四神のうち、亀と蛇が組み合わさった「玄武」が神格化された存在です。(日本では玄武自体がややマイナーですよね。)
私はちょっと前に「エイリアンvs関羽」という映画を見ました。
町に現れた大きなエイリアンを、巨大化した関羽が倒すという痛快特撮映画。(関羽がビームなどではなく、武器でビシバシ打撃するのが印象深かった)
このどデカい神像はまさにその世界観。北極亭の像は関羽ではなく玄天上帝ですが、ジャイアントな神が何もかも救ってくれそうな気持ちになりますね!
夜でも開いてる!
日本のお寺は大体5時には閉まります。台湾の寺廟も夕方に閉まるところが多いですが、
Google情報によると、22:00まで開いているとのこと。2階に上がれば玄天上帝の体内を巡れます。
日本のお寺の夜間拝観やライトアップは落ち着いた雰囲気を演出するものが多いですが、こちらの寺廟は昼と同じ熱いテンションでご利益を振り撒いてくれます。