特集 2024年12月5日

テレビ番組のMCの姿勢で映画を一本見る

映画を見た

テレビ番組のMCが、高くて小さいテーブルに腕を置き、前のめりでVTRを見ていた。

見づらそうだが、そこにMCとしての矜持があり誇らしげにも見える。

しかしその姿勢はMCだけのものではない。いいなと思ったら番組でなくても、MCでなくてもやればいいのだ。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

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バーテーブルっぽいものを用意

冒頭のMCのイメージ、こんな感じである。

これをやりたい
やるぞ!

できる限りのMCっぽい装いと、バーテーブルっぽいものを用意した。

そして向かいの壁にタブレットを立てかけた

2メートル先ぐらい。本当はもっと遠くて、モニターはもっと大きいのだろう。距離と大きさの関係を考えると、リアルさはキープできているのかもしれない。

そしてこの環境で、映画を一本見ることにした。せっかく見るならとことん見たいという気持ちと、見るはずのない長さの映像を見たMCはどうなっちゃうのだろうという興味がある。

やってみよう。VTR、スタート! 

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目線を下げたくなる、という発見

見ています

見ているのは『響け!情熱のムリダンガム』という映画。インドの映画である。

ムリダンガムという打楽器職人の息子が、奏者を目指す物語。インド映画で音楽がテーマだし、歌や演奏のパートがたくさんあって見づらくても楽しめるのではないかと思って選んだ。

見始めてまず思った。 

字幕が読めない

小さくて字幕が読めない。分かりやすい演出や演技で何が起こっているのかは把握できるが、せっかくなので字幕も読みたい。 

しゃがむと読める

モニターに目線を合わせると字幕が読める。

テレビ番組のMCの人が、姿勢を低くしてモニターやカンペに目線を送る様子を見たことがあるが、こんなに効果があるのだ。 

自然な範囲で目線を下げようとするとやっぱりこうなるんだな

この姿勢は、足にかかる負荷を分散しつつ、目線を下げてモニターを見やすくする効果もあることが分かった。

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MCっぽい時間があった

物語が進み、楽しくなったり悲しくなったりした。撮っていた映像を見返すと、MCっぽい仕草をしている僕がいた。人はバーテーブルの側で映像を見るとMCになるのだ。

010.jpg
基本の姿勢
基本の姿勢2
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悲しいシーン
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楽しいシーン(踊っている)
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急展開のシーン
014a.jpg
ワイプだったらこうなっているんだろう

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