まずは定番「スイートチリソース」で
ナオ:
あの、いきなりなんですけど、私が近所のスーパーで買った生春巻きのパック、チリソースじゃなくて「わさびコチュジャンドレッシング」と「酢味噌ドレッシング」というのがついていて、それで食べるようになっていて。
パリ:
わはは! いきなり前提がくつがえされてる。
ナオ:
「パントリー」というちょっといいスーパーで買ったから、それでなのかな。
パリ:
つまり、もう正解が出ちゃってる。チリソースじゃなくてもいいんですね、そもそも。でも、チリソースは一般的ですよね。
ナオ:
ね、でも私もそれが定番だと思っていました。家にチリソースがあったので、まずはそれで食べてみましょうかね。これがいちばん落ちつく味なんじゃないでしょうか。
パリ:
一応チューハイも用意しました。
ナオ:
私もです。
ナオ:
生春巻き、ふだんあんまり食べないんですけど、美味しいですよね。
パリ:
うん。でも、ほとんどサラダに近いじゃないですか。だからもっといろいろな味つけで食べていいんじゃないかなって思って。
ナオ:
ね。でもやっぱり合うな、チリソース。
パリ:
合いますね。
ナオ:
生春巻きってベトナムの料理ですか? ベトナムってチリソースをよく使うイメージがあります。バインミーとかにもかかっていたり。
パリ:
さすがに安定感のある味。けれども提唱したかったのが、生春巻きを普通の揚げ春巻きみたいな味つけで食べてもいいんじゃないかと。僕の場合、餃子や春巻きなどの天津系って、家だとポン酢とラー油で食べるんですが。
ナオ:
なるほど、ではやってみましょうか。
ここからいろいろ試していきます
- ポン酢×ラー油
- わさび醤油
- マヨネーズ
- ドレッシング
- 甜面醤
- 辛みそ
- もろみみそ
- 梅肉
- ごま油×塩
- ウスターソース
あっさりして素材の味がダイレクトにつたわる「ポン酢×ラー油」
パリ:
こっちの方がチューハイに合う気はするな。
ナオ:
うんうん。もちろん美味しい。
パリ:
僕が買ってきた生春巻きは、海老のとサーモンのがあって、中身がまちまちなんですよね。
ナオ:
私のも「生春巻きアソート」というので、中身がけっこうバラエティに富んでいるやつです。
パリ:
これはサーモンか。ポン酢ラー油、ほんのちょっとサーモンの生臭さが際立つような気もします。
ナオ:
言わんとすることはわかります。チリソースみたいに粘り気がないぶん、ちょっとこう、あっさりしすぎて、素材の味がダイレクトにきますね。いつもとぜんぜん違う。
パリ:
ベストって感じじゃないですよね。むしろこの方向性だと、わさび醤油のほうがいいのかな。
辛味がめっちゃ効く「わさび醤油」
パリ:
うん……わさびがめっちゃ効きますねこれ。
ナオ:
ははは。わさび入れ過ぎたわけじゃなくて?
パリ:
いや、生春巻きが脂っこくないから、辛い! これはものすごくわさびだわ。
ナオ:
そうか。わさびの辛さを軽減するものがなにもない感じなんだ。しょっぱさもダイレクトにきますね。しょっぱいし辛い。生春巻きって、ライスペーパーでこそ巻いてあるが、全体的には生野菜って感じですもんね。わさび醤油だとちょっと物足りなさもあるな。
パリ:
このへんじゃないのかもな。なにがいいんだろう。
ナオ:
マヨネーズはどうでしょう? これは逆にうますぎる組み合わせじゃないでしょうか。