個人的にチリソースを超えた「辛みそ」
ナオ:
私は、「焼肉みそ」というのを買ってみたんですが。
パリ:
うまそう。というか、たまにもつ焼き屋なんかで串に添えてあるようなやつを想像してたんですが「辛みそ」ってざっくりしすぎてましたね。こちらは豆板醤で試してみます。
パリ:
あ! これもいいですねー!
ナオ:
うおー! これは美味しい!
パリ:
ね。甜面醬と辛みそを用意して、好きなほうをつけながら食べるのいいかもしれない。このふたつは、個人的にチリソースを超えて好きかも。ナオさんのほうはどういう風味ですか?
ナオ:
思ったより辛さはない、ちょっとニンニクっぽくもあり、豆板醬に近いのかな。合いますよ。
オーラが消えた「もろみみそ」
パリ:
じゃあもろみそはどうだろう。「金山寺みそ」を買ってみたんですが。
ナオ:
はい。私も「金山寺もろきゅう」というのを買ってみました。もう商品名に「きゅうり」が入ってきちゃってる。
パリ:
はは。
パリ:
食べてみますね……あ、これは、ちょっと違うかも。なんか居酒屋に来た気分になりますね。
ナオ:
本当だ。なんだろう、またただの生野菜に戻ってしまった。
パリ:
ははは。野菜と料理を行ったり来たり。まさにもろきゅうの味ですね。
ナオ:
うまいんですけどね。全然合うんだけど、なんかオーラが消えるんだよな。ちょっともったいない。
パリ:
またやらなくてもいいかなという。
ナオ:
うん。野菜を美味しくしてくれるものだけに、野菜を食べてる気分になってしまう。
お通しの味「梅肉」
パリ:
次は、梅肉やってみます? もはや、ちょっと違いそうな予感があるけど。
ナオ:
野菜を食べてる気分になるだろうな。
パリ:
はは。もう予想がついてる。どれどれ。
パリ:
なんか、チェーンの居酒屋で宴会すると、最初に梅きゅうとか、春雨のあえものみたいなのとか出てくるじゃないですか、ああいうのを全部凝縮した味になります。お通しの味。
ナオ:
ははは。本当ですね。別に悪いわけではないんだけど、なんか質素に感じてしまう。
パリ:
なんで甜面醬だと高級感が出て、梅だとこんなに生活感が出るんだっていう。
ナオ:
だってさ、私が買った生春巻き、8個で500いくらとかしたんですけど、生野菜と比べるとちょっと高級じゃないですか。そう考えるとなんか悔しいんだよな。せっかく生春巻きなのに! っていう。
もう少しなにか欲しい「ごま油×塩」
パリ:
あとは……ごま油塩と、ウスターソースか。
ナオ:
ちょっと期待できない二つが残ったな。
パリ:
じゃあごま油塩からいってみましょうか。なんでも強制的にレバ刺しの味にしてしまうという。
パリ:
あれ、うーん。よくわからないな。悪くないような気もするんですけど……。
ナオ:
これまた魚介の生臭さが際立ってしまうような。
パリ:
やっぱりなんかもう少し欲しいなっていう。
ナオ:
生春巻き、なにをつけるかでこんなに変わるとはな。
チープさが際立つ「ウスターソース」
パリ:
最後、大穴のウスターソースいってみましょうか。
パリ:
ははは! これはね。もう、変な味。
ナオ:
ははは。ああ、本当だ。変な料理! 生野菜とウスターソースといえばトンカツのキャベツでしょう。あれ、好きなんだけど、それとも違う。
パリ:
駄菓子っぽくなってしまうというか、チープさが際立ちますね。
ナオ:
けっこう難しいバランスなんだな、やっぱり。
パリ:
ものすごい二極化しますよね、生春巻きとたれの組み合わせ。
パリ:
今、残った生春巻きに、豆板醬と甜面醬を半分ずつ混ぜたものにつけて食べてみたんですけど。
ナオ:
あ、よさそうですね。絶対。
パリ:
うん! またちゃんとした店に帰ってきた味がする。
ナオ:
甜面醬や豆板醬がすごく合うこと、スイートチリソースの安定感、そして、合わないものはぜんぜん合わないし、つけるたれによって値段がぜんぜん違って感じられることなどが発見できましたね。
パリ:
楽しい検証でした。手軽に違和感を感じたい方は、ぜひ生春巻きにウスターソースをかけて食べてみてほしいですね!
記事中でスズキナオさんが試した、豆板醤に似ていて少しニンニク味、生春巻きにもよくあう味噌です。
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