特集 2024年4月26日

冷蔵庫がなくても大丈夫! 資さんうどんの半生のうどんがとても美味しい

資さんうどんというものがある。
北九州のうどん屋さんで、今では九州はもちろん大阪にも店舗がある、それはそれはとても美味しいうどん屋さんだ。北九州のソウルフードと言われている。

資さんうどんは店舗で食べるか、通販で冷凍のものを買うかしか、基本的には食べる方法がないのだけれど、スーパーに出かけると半生のものが売られていた。常温保存できるのだ。

これで店舗がない地域でも、冷蔵庫のない家でも、いつでも資さんうどんを食べることができる。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

資さんうどんが好き

福岡県北九州市。九州地方最北端の都市だ。そんな北九州で生まれ育った人ならば誰もが「資さんうどん」の存在を知っていると思う。「地球の歩き方北九州市」でも、北九州のローカルグルメとして、資さんうどんは紹介されている。

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資さんうどんとこの記事を書いている地主です!

私は北九州で生まれ、今も実家が北九州にある。転勤族だったのでずっと北九州に住んでいたわけではないけれど、子供の頃から「資さんうどん」を食べて育った。今も実家に行くと必ず資さんうどんを食べに出かける。

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この看板に心が躍るのです!

つまり私は資さんうどんが大好きなのだ。好きな理由は簡単で美味しいから。以前は北九州周辺にしか店舗がなかったけれど、今では九州だけではなく、関西にも進出している。とてもありがたいことで、見かけると食べている。

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肉ごぼ天うどんが大好きです!

九州のうどんと言われると柔らかいものを想像する人が多いように思える。ただ資さんうどんの麺は讃岐うどんの製法を北九州の人に合うようにアレンジしたオリジナルのもっちり麺なのだ。讃岐うどんほど硬くはないけどね。

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麺が美味しいのですよ!

出汁は鯖やうるめ、昆布・椎茸などから作られている。麺と出汁が絡み最高のうどんとなる。私は資さんうどんはうどんというジャンルではなく、資さんうどんという独立したジャンルに属すると思っている。それほどに美味しいのだ。

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器も売っています!
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自宅でも食べたいが冷凍しかない!

北九州の実家に行くと日に3回は資さんうどんを食べる。自宅でも食べられれば、とずっと思っていた。私はいま東京に住んでいるので、残念ながら資さんうどんの店舗がないのだ。もちろん東京で食べる方法が全くないかと言えばそうではない。

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通販はあります(資さんストア公式サイトより引用)

通販があるのだけれど、問題は冷凍で届くことなのだ。私の家には冷蔵庫がない。ちなみに電子レンジもテレビもベッドもソファもない。つまり届いても保存しておく方法がないのだ。そのためなかなかに頼みにくい状況になっている。

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資さんうどんはぼた餅も美味しい!

ちなみにではあるが、資さんうどんはぼた餅も美味しい。店内で炊いた餅米で作られるぼた餅だ。これも通販で買うことができる。もちろん冷凍だけれど。最近は通販以外でも、北九州のスーパーに行くと冷凍食品のコーナーで売られていることもある。

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北九州のスーパーの、
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冷凍食品のコーナーに売っていた!

店舗では冷凍ではないぼた餅をテイクアウトで買うこともできる。スーパーに行けば冷凍でも買える。北九州の素晴らしい点だ。資さんうどんの聖地だから当然と言えば当然かもしれない。天国なのだ。

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店舗ではテイクアウトできます!
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冷凍はきな粉バージョンもあります!

冷凍のぼた餅の優れた点は、店舗では食べることができないきな粉バージョンのぼた餅があることだ。私の知る限りは冷凍でしか買えない。食べるともちろん美味しい。私の家には冷蔵庫がないから買えないけど。

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中にはあんこが入っています!

話がそれたけれど、今回はぼた餅が主役ではなく「うどん」だ。東京の自宅で、冷蔵庫がなくても気軽に資さんうどんを食べることができればと思う。常温保存できる資さんうどんを望んでいたのだ。叶わない願いかと思っていた。ただ神は与えてくれた。

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半生の資さんうどんです!!!
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常温保存できる半生資さん!

北九州に住む父が近所のスーパーで資さんうどんを売っているのを見た、と連絡をくれた。私は冷凍のものだと思ったけれど、「常温保存できるやつだよ」と父は続けた。私は迷うことなく、あるだけ買って、全て送って欲しいと頼んだ。 

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それがこちらなのです!

初めて見た。2人前で1袋650円弱だったそうだ。袋の上部には資さんうどんのマークが輝いている。もちろん資さんうどんの文字も光を放っている。期待しかできない一品だ。

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常温保存できる!!!

父にここ最近で一番ありがとう、と言ったかもしれない。資さんうどんの店舗がなくても、家に冷蔵庫がなくても資さんうどんを食べることができるのだ。

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中はこんな感じです!

白く美しい半生うどんと濃縮つゆが入っている。今まで半生の資さんうどんが見たことがなかったので楽しみだ。お店の味にどのくらい近づいているのだろうか。ちなみに麺のゆで時間は13分から15分。麺のゆで時間の長さが楽しみに比例します。

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沸騰したお湯で麺を茹でる!
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器に濃縮つゆを入れて、
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320ccのお湯を入れる!
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麺を湯切りして、
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先の出汁の中に入れたら完成!!!

出汁の素晴らしい香りがする。麺は輝いている。自宅で素人の私がただ茹でただけなのに、麺が輝いて見えるのが素晴らしい。食べる前にから美味しいのがわかるのだ。

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輝くうどんたち!

甘辛く味付けした牛肉やスティック状のごぼ天がないから寂しくは見えるけれど、食べてみるとこれが資さんうどんの味なのだ。お店で食べるあの味。つまりめちゃくちゃ美味しいのだ。常温保存なのにきちんと資さんうどんなのだ。

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美味しいです!!!

半生うどんだから、お店で食べる味には遠く及ばないと思っていた。もちろん比べれば店舗の方が美味しいと思うが、そこまで差を感じないほど美味しい。
これは素晴らしい。ぜひ私の自宅の近くのスーパーとかでも売って欲しい。美味しさに感動した。

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自宅で作るうどんとしては最高レベルに美味しいと思う!

ありがとう、父

資さんうどんが本当に好きなのだ。先にも書いたように資さんうどんというジャンルを確立している。ちなみに私は丸亀製麺も大好きなのだけれど、そっちも丸亀製麺というジャンルを確立している。うどんではないのだ、資さんうどんなのだ、丸亀製麺なのだ。そして、今回の半生資さんうどん、美味しかった。そのジャンルに恥じない味だった。ありがとう。あと送ってくれた父、ありがとう。

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ぼた餅も輝いてるんだよね!

 

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