広告企画 2020年12月14日

ふるさと納税でもらった泡盛はボトルが手作りでした

なぜお礼品が形状記憶合金なのか

もう一つ、前回の記事で気になったお礼品があった。僕の地元である愛知県大府市に寄付することでもらえる「形状記憶合金の干支」だ。

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大府市から送られてきた形状記憶合金でできた干支

なぜ僕の地元の大府市は寄付のお礼に形状記憶合金を送ろうと思ったのか。僕が住んでいたころにはまったく予想もつかなかった現象である。これは行くしかない。

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というわけでやってきました愛知県大府駅。
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たぶんサイズ的には岩倉市とどっこいどっこいだと思うのだけれど、この地元感ったらない。実際地元なんだからしようがないのだけれど。

僕の家は父が認知症になってからというもの、それはもう明日のこともわからないような状況だった。

しかし去年の冬にいい施設が見つかり、嵐のような毎日にも平穏が訪れたように思えた。しかしその後、ご存じパンデミックがさく裂する。父は高齢のため、あと認知症で手を洗ったりうがいしたりを僕らほど熱心にやらないため、面会することもままならなくなったのだ。

あれから1年。久しぶりに帰ってきた大府市はいつにも増して普通だった。そんな地元がなぜ形状記憶合金の干支を送るのか。

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僕が住んでいた頃は気にしたこともなかったのだけれど、どうやら大府市は健康都市を宣言しているらしい。そういえば父がぼけたときもかなり手厚く行政やら介護施設やらが動いてくれて助かったのだ。ありがとう大府。
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町には健康をうたった設備やお店なんかがたくさんある。そういえば元気なおじいちゃんおばあちゃんが多い印象だ。

そんな健康都市大府市にふるさと納税で寄付をすると、形状記憶合金でできた干支が送られてくるのだ。どうだわけがわからんだろう。あまりにもわからなかったので、商品を作っている会社に連絡を取って話を聞いてきた。

形状記憶合金と健康都市とのつながりとは

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ここが形状記憶合金の干支を作っている株式会社吉見製作所さん。

吉見製作所は全国でも数少ない形状記憶合金を専門に扱うメーカーである。会社を訪れるとさっそく形状記憶合金の干支を見せてくれた。

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そうそうこれこれ。

ふるさと納税のお礼品はこの中からランダムに2種類が送られてくる。

そもそも形状記憶合金とはなんなのか。吉見製作所の坂さんにお話を聞いた。

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説明してくれた吉見製作所の坂さん。同じ名前の同級生がいたのでまさかと思ったけど違いました(僕が行ってた中学のずっと後輩でした)。
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これが形状記憶合金。

形状記憶合金には主に二つの特徴があって、一つ目はある温度に達すると元の形に戻ろうとする性質。もう一つは超弾性なのだとか。

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この形状記憶合金のコイルは変形する温度をものすごく低く設定してあるらしい。
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コールドスプレーで急冷すると
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自由に形を変えることができるのだけれど
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常温に戻るにつれ元の形に戻っていく。

形状記憶合金が形状を記憶する温度は任意に設定できるのだという。 

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生きてるみたいだ
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常温にもどると完全に元の状態に。

 

形状記憶合金のもう一つの特徴は弾性がものすごく強いこと。つまり反発力がすごいのだ。その特徴を利用した商品がこちらの医療器具、コルセットである。

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一見ふつうのコルセットに見えますが
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芯の部分に形状記憶合金の束が使われています。
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これを付けてかがみ仕事をすると形状記憶合金の反発力ですごい楽!

つまり大府市は健康に力をいれている、なので健康器具を作っている会社を応援したい。だからふるさと納税で寄付をくれた人に地元の企業を知ってもらうため、形状記憶合金の干支を送っていたのだ。気持ちいいくらいスカッと謎が解けた。

次は宮古島です!

次のページは「宮古島まもる君あわもり」を送ってくれた沖縄県宮古島です。

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この泡盛を送ってくれた宮古島へ行ってきました。

 

宮古島の空の青さよ。
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