特集 2023年12月2日

有名人と同じ高さの棒で身近に感じられる

著名人、有名人を「知る」のは簡単だが、「感じる」のは難しいインターネット時代。

「自分とは遠い世界にいる」と思える人を、身近に感じるにはどうすれば良いのでしょう?

今回、私達は提案します。「棒」です。

棒を使えば、歴史上の偉人だろうが銀幕のスターだろうが、すぐそばに感じることができるのです。
 

1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。

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棒から見える世界

そうです。棒です

これからするお話は、至極簡単かつ、とても大事なこと。まずはあなたが身近に感じてみたい人の身長まで棒を伸ばして下さい。 

できればホームセンターなどで伸縮するタイプの棒を手に入れましょう
真っ白なダースベイダーが現れました

さあ、その横に立ってみるのです。

デ、デカイ。ちなみに私の身長は178cmです

ダースベーダーの怖さなんて知っていたはずなのに。その存在をすぐ横に感じたら、ライトセーバーを持つ私の手は震えました。でもこの震えこそ、今の時代に必要な「リアリティ」なのです。

でも棒だから、ダースベイダーと親しげに肩を組んだりも

え?「時代とかなんとか言って、いきなり実在の人物じゃねーのかよ!」って?今すぐ178cmの棒を用意して、その横に立ってみて下さい。それが私です。私を感じてもまだ、そんな言葉を浴びせられますか?

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阿部寛氏

阿部寛氏(189cm※諸説あり)と並ぶ林編集長(171cm)

林編集長はこの企画の相談をした時にまず、「阿部寛は大きいだろうな~」と言いました。撮影当日、準備中に口からこぼれたのも「阿部寛は大きいらしいですよ」。

実際に横に立ってみたら、「阿部寛大きい!」と仰ってました。 

Perfume

(左より)あーちゃん160cm、のっち164cm、かしゆか161cm、林編集長

「ちょっとミーハーみたいですけど」とPerfumeの横に立つ林編集長を見ていて、私は思いました。阿部寛とPerfume、それぞれの横に立った林編集長の顔を並べてみましょう。

20年以上あらゆる状況で写真を撮られてきた人間とは思えないほど、顔がこわばっていますね。そう。これこそまさに、棒だけでも有名人のオーラを感じられることの証左なのです。

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イチロー選手と大谷選手

(左)イチロー選手180cm、(右)大谷選手193cm

夢の顔合わせですが、ただ並ぶだけでなく同時期にメジャーでプレーすることがなかった2人の夢の対戦も感じられます。  

ピッチャー大谷、バッターイチローを試合さながらに配置

ここで、私達も予想していなかったことに気付きました。存在を感じるだけでなく、「大谷がマウンドから見たイチロー」なんて視線も体感できるのです。 

大谷から見たイチロー。バックネット裏ではしゃぐファンが邪魔だ

大谷(棒)の位置からバッターボックスのイチロー(棒)を凝視します。するとどうでしょう?見えてくるのです。
バットを持った腕をスタンド方向に伸ばし、ユニフォームの肩付近をまくりあげるあのルーティンが。うん、見えます。絶対に見える。皆さんもそうですね?

さらにさらに。この流れで王と長嶋を調べていたら、2人とも私とほぼ同じ178cmであることが判明。思わぬ4ショットまで撮影できました。

(左)イチロー選手180cm、(中)178cmなので王であると同時に長嶋でもある状態の者(右)大谷選手193cm
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ウェンバンヤマ選手

(左)バスケットゴール305cm(右)ウェンバンヤマ選手224cm。手を伸ばすだけでゴールに届きそう

NBAの2023年ドラフトで一番の注目株となった選手です。この身長で俊敏、3ポイントも上手いというのは驚異的ですね。 

⏩ アントニオ猪木vsモハメド・アリ戦を再現

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