ちょっと聞いてよ 2023年8月16日

崎陽軒のしょうゆ入れはミンティアのケースになる

先日、崎陽軒の横浜工場を取材した。

そこで気になる話を聞いたのだ。しょうゆ入れの「ひょうちゃん」に、意外な使い道があると。

1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー)

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ひょうちゃんをフリスクケースに!?

先日、崎陽軒の横浜工場を取材した。あの「シウマイ」が1日約80万個も製造されるという工場で、それはそれは興奮の連続であった。

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詳しくは「シウマイが1日約80万個作られる崎陽軒の横浜工場を見学してきた」をご覧ください。

ひとしきり工場内を見て回り、最後に広報の山本さんとお話をしていると、磁器のしょう油さし「ひょうちゃん」の話題になった。

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崎陽軒の「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」に入っている磁器のしょう油入れ「ひょうちゃん」。画像は初代のもので、現在は3代目。表情は48種類ある。

山本さん曰く、しょう油を出し切って役目を終えた「ひょうちゃん」は、いろんな第二の人生を歩んでいるという。

山本さん 中を洗って箸置きにしたり、一輪挿しにしたり、マグネットをつけて冷蔵庫に貼っている方もいるんですよ。あと、フリスクのケースにしている方もいらっしゃって。

フリスクのケース……!?

瓢箪から駒、くちびるから媚薬、しょう油入れからフリスクである。しょう油と見せかけてフリスクが出るなんて最高じゃないですか。これはさっそくやってみるしかない。

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ひょうちゃん(小)にはミンティアが20個入る

というわけでフリスクを近所のコンビニで買ってきた。

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右のひょうちゃんは横浜工場を取材したとき買ったシウマイについてきた、小タイプのもの。使用後によく洗って乾かしておいた。

フリスク、久しぶりに買ったのだけど、なんだかイメージと違うものだった。アルミのケースに120個も入ってるし三層構造になっている。こんなんだったっけ。

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あれ、ギリギリだ。

ひょうちゃんに入れようと思ったら、入口にジャストサイズだった。押し込めば入らないこともないけど、一生出てこなくなっちゃうなこれは。

おかしいな……と、落ち込んでばかりもいられない。人生は短い。

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こんなこともあろうとミンティアも買っていました。

試しにミンティアを入れてみると、さっきより粒が一回り小さいのかすんなり入った。ひょうちゃんの中から「コロン」と微かな音がする。

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どんどん入れていこう。
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中にミンティアが入っているのがお分かりでしょうか。

あんまり入れすぎるとゴムの栓が閉まらないので、最後はほどほどにするのがコツである。

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一旦ゴムの栓を閉めてみた。心なしかひょうちゃんが得意げな顔に見える
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全部出してみると20個入っていました)

20個も入ればケースの機能としては十分だ。そしてなにより小さくてかわいい。

さっそく街に出てみよう。

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顔が疲れている。お盆前進行まっただ中だからか。
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ゴムの栓を抜いて……
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シャッシャッっと振るとミンティアが出てくる!

磁器の小さな入れ物からミンティアが出てくる。クール。

なんだか打ち出の小槌でも振っているかのような不思議さがある。

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さっと口に入れた感じの写真を撮ったはずなのに、「口臭いよ」って言われた人みたいになった。
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