特集 2024年2月13日

まったく新しいパーティー「ガキパ」で、蕎麦がきの新時代が来る

「パーティー」。キラキラした響き。「蕎麦がき」。地味で野暮ったい響き。

しかし今回、その2つを組み合わせて「蕎麦がきパーティー」を開催してみたら、素晴らしく楽しい時間になった。

これはまったく新しいパーティーのご提案。

1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。

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蕎麦がきの弱点を克服する為に辿り着いた結論。それがパーティー

もっちりと美味しくて家庭でも手軽に作れる最高の食べ物、蕎麦がき。私はことあるごとにその素晴らしさを説いてきた。

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私の主張は以前、べつやくさんが記事にしてくれたので、是非読んでみて欲しい

でも相変わらず蕎麦がきビッグウェーブが来る気配は皆無。それどころか蕎麦がきを知らない人もまだまだ多い。何がいけないのか?必死に考えた私は、蕎麦がき最大の弱点に思い至った。

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地味!

美味ければ見た目なんて関係ない気持もするが、やはり人間の生活にはワクワクと心躍るポップさも必要なのだ。蕎麦がきに光が当たらない原因のひとつは、この圧倒的な地味さにあるかもしれない。

そこで思いついたのが「蕎麦がきパーティー(以下、ガキパ)」。鍋やタコ焼きパーティーが纏う、華やかな雰囲気。それを蕎麦がきに導入してみよう。やるぞ、ガキパ!みんな、寄っといで!

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ガキパへようこそ!左から林さん、べつやくさん、私、石川さん
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想像以上に楽しいパーティーになった!

ただ、パーティーを主催するのなんて初めての経験。(三角帽子やクラッカーみたいなパーティーグッズが必要だろうか?UNOやビンゴは?沢口靖子や西田ひかるも招待すべきか?)。開催当日まで色々迷いもあったが、実際にやってみたら…。まずは最高に楽しい時間を過ごした我々をご覧下さい。

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ガキパのコツ~蕎麦がき作りは皆で順番に~

「蕎麦がきを作ってみんなで食べる」というシンプルなパーティーだけに、盛り上げるコツが幾つかある。ここから具体的に見ていこう。

そもそも「蕎麦がきってどうやって作るの?」という方もいると思うが、鍋に蕎麦粉と水を入れ火にかけながら棒で搔き回すだけだ。「ねるねるねるね」とさほど変わらない(作り方は一番最後にまとめておく)。だからガキパに参加したら、例え未経験でも是非作ってみて欲しい。

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最初は主催者である私がお手本を見せる。火力は卓上ガスコンロで十分
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完成したらすぐ取り分けて食べる。蕎麦がきは冷めると美味しさ半減
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割とお腹に溜まるので、一回の量はそんなに多くせずこれぐらいがおすすめ

たとえ失敗したって、友達同士ならそれも盛り上がるはず。お好み焼きひっくり返すのに失敗して笑ったこと、皆さんもあるでしょう?

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蕎麦がきを食べるのも作るのも初めての石川さん
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上手に出来た!
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べつやくさんは前回の取材時にも作ってるのでお手の物。何故赤いのか?は後ほど
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林さんは砂糖水スタンドのオーナーを経て、お店の人っぽい風格出ていた

蕎麦がきが固まってくると周りの人が「いいぞ。あと少し!」と声援を飛ばしたり、自然と盛り上がる。「体験」を分かち合うことが、パーティーでは重要だ。

⏩ 蕎麦がきを出汁でつくる。蜂蜜をかける

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