満を持して人で試す
練習で感覚が掴めたので、ついに人で試してみることにした。会議の際にライターの唐沢さんとお互いにチェキを撮りあい、宿題チェキとして持ち帰ってきた。アイドルの風習に則って、それぞれが自分が写ったチェキをデコって交換する。唐沢さんとは幼馴染であるという設定なので、架空の幼馴染のチェキを交換し合う怖い2人が完成するのだ。
なんといっても唐沢さんは、盆栽をチェキにおさめつづけたことがあるという猛者である。突然宿題チェキを課してしまったことを謝ったら、「盆栽チェキならデコったことあるから全然大丈夫!」という心強い返答があった。
チェキの中のわたしはなんかあまり楽しそうじゃないので、この際楽しそうなラブリーデコにしてしまおうと思う。王道アイドルの道を行くぜ今回は。
とりあえず全体を白で塗りつぶし、周りをレースにしてみた。背景はもともと白かったが、あえて全部塗りつぶすことでマットな質感にできる。また宿題チェキの知識が一つ増えた。
いいぞ!かわいいよ!右下の余ったスペースに文字を入れたい。
これで私もアイドルだ!きっと4人組だろう(右心房・右心室・左心房・左心室)。
人にあげる喜びこそ宿題チェキの真髄
数日後、唐沢さんと会う機会があったので渾身の宿題チェキを渡す。そして唐沢さんがデコってくれた宿題チェキも受け取る。これぞまさに本来の宿題チェキである。受け取ってくれる人ありきの文化だと思うので、誰かにあげてこそのものなんじゃなかろうか。突然言い渡して、突然受け取ってくれてありがとう、幼馴染よ。
唐沢さんの宿題チェキを受け取る。まずは裏を、と言いながらスッと見せてくれた。
コンセプトは日本美術、描かれているのは紅白の梅の枝だそう。盆栽チェキ経験者に頼んでよかった!これを機に日本美術チェキ流行らないかな、アイドルの間で。
なお、私のチェキを渡してすぐに「青い鳥文庫みたい!」と言われた。本当だ!気づかなかった。読んでいた頃の記憶がきっと深層心理に染み付いていたのだろう。
チェキを借りたお礼の宿題チェキ
チェキを貸してくれた友人には使った分のフィルムを買って返すことにしていたが、それだけでは味気ないのでお礼の宿題チェキも作ってみた。
(おわり)


