「花見」といえば桜だが、そのソメイヨシノは東京の巣鴨〜駒込あたりの園芸屋で生まれたそうだ。
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江戸時代の駒込・巣鴨は、園芸ブームの一大発信地だった。
江戸時代に何度かあった空前の菊ブームも、ここから始まったものである。
……と、この前行った郷土資料館に書いてあった。
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それによれば、最初はただ花を見るだけだった「菊見」も、何度もブームが押し寄せるうちに、だんだんめちゃくちゃ凝った花の見方をするようになったらしい。
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時代とともに発展していった菊の見方の中で、私が一番腑に落ちなかったのがこれである。
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菊をそのまま見たり動物や人の形にしたりするのは、なんとなく良さがわかるのだが、「下から見る」のは良さとかよりも「なんで?」という気持ちが先に立つ。
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知れば知るほど、下から花を見る気持ちがわからない。
これは一度やらないとわからないのではないか。というわけで、江戸の人の気持ちになって、下から菊を見ることにした。
そんなに都合よく菊は咲いてない
が、ここで明らかになったのが現代人(私)の季節感覚のなさである。
菊のハイシーズンは秋。いまは7月の真夏。
つまり、下からどころか上からでも気軽に菊を見れないシーズンなのである。
でも、もう「下から花を見たい」という気分になってしまった。秋になったら忘れてしまうかもしれないし、思い立ったが吉日という言葉もある。
この際、菊でなくてもいいからとにかく下から花を見よう。
というわけで、菊にこだわらずにいろんな花が見れる夢の施設、植物園に行くことにした。
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それから、ひとりで花をのぞきこむ勇気もなかったので、友人を巻き添えにすることにした。
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準備はできた!それでは早速、下から花を見ていこう!