事前情報がほぼゼロの状態からスタートして、少しずつヒントを集めながらターゲットに近づいていくシシャモ釣りは、なかなか簡単に成果がでないからこそ楽しかった。そんなことは最終的に釣れたからこそ言えるのだが。
サケやイトウみたいな大物狙いにも憧れるけど、私にはこういう地味な釣りが似合っているのだろうなと思った。日本固有のシシャモを釣ることに成功したので、次はアイスランドかノルウェーあたりでカラフトシシャモ(キャペリン)を釣ってみたいかな。
北海道広尾町でシシャモ漁師さんから魚をもらって食べまくるという旅を友人とした(こちらの記事)。それだけでも充実した日々だったのだが、できることなら自分で釣った魚も食べたい。狙うべきは世界でこの周辺にしか分布しないシシャモだろう。
シシャモという魚がどこでどうやれば釣れるのかまったく分からない状態から現地で情報を集めて、試せることを自ら試した。久しぶりの充実感を味わえる尊い体験だった。
釣りをしない人にはチンプンカンプンの内容だろうが、今回は勘弁してほしい。
埼玉で生まれ育った人間からすれば、北海道の海といえば豊穣の海であり、エサのついたハリを投げさえすれば、簡単にカサゴやらカレイやらホッケやらが釣れまくるはずの憧れの聖地。
その妄想は正解でもあり、そして間違いでもあった。いくらでも釣れる場所があれば、いくらやっても釣れない場所だって北海道にもあるのだと、この旅で身をもって知ることになる。
今回の滞在先は道東、十勝地方の広尾町に住む漁師さん宅。とりあえあずは情報収集だと滞在先付近で釣具屋を探し、いま何が釣れているのかを聞いたところ、驚きの返事が返ってきた。
・今の時期、このあたりは本当に釣れない。
・釣り新聞もこの辺はまったく載ってない。
・去年の秋に赤潮(プランクトンの異常発生)で全滅して、それから魚が全然いない。
・サケのシーズンも終わった。どうしようもない。
・チカ(ワカサギやシシャモに似た北海道でよく釣れる魚)だって何年も釣れていない。
・本当に来ない方がよかった。魚がいないから。
多くの釣具屋は客に希望を抱かせてエサや道具をより多く買わせるが、この店では何を聞いてもこの調子である。「シシャモは釣れますか?」なんて能天気に聞ける雰囲気ではないのだ。
北海道ならどこでも魚がたくさん釣れる訳ではないという、まったく考えもしなかった事実をドーンと突きつけられてしまった。
「東京に住んでいたら芸能人にたくさん会える」と信じている方も全国には多いと思うが、私が葛飾区の新小岩に住んでいた数年間で有名人を見たことは一度もない。でも渋谷を歩いていたら広末涼子(らしき人)とすれ違った。そういうことだ。
最終的には「釣れないってわかっていても、どうせやるんでしょ」と釣り場の説明を丁寧にしてくれたが、語尾は必ず「今は釣れないけど」。もしかすかな希望があるとすれば、関東と北海道では「釣れない」のレベルが違い、釣れないと言いつつもそれなりに釣れる可能性だろう。
とりあえず港の様子を見てみると、サビキ釣り(コマセと呼ばれる寄せエサで魚を集めて6つくらい並んだ擬餌針を食わせる方法)をしている人がポツポツいた。
挨拶をして釣果を見せてもらうと、そこそこ大きなイワシと同サイズの小さなサバが釣れているではないか。
釣具屋のおばさんが悲観していた程ひどい状況ではないようだが、わざわざ北海道まで来て、関東の堤防釣りでもおなじみのイワシとサバを狙う気にはちょっとなれない。
電動で竿を上下させて魚を誘う道具が普及していた。これがあれば寒い日も車の窓越しにアタリを待つことができそうだ。
さてどうしようと作戦会議をしていたところで、こちらでお世話になる漁師さんの船が港に戻ってきて、獲れたて新鮮な魚を大量にいただいた(前回の話を参照)。
とりあえず食べる分は十二分に確保である。
新鮮な魚をこんなにもらったのだから、わざわざ釣らなくてもいいじゃんという話なのだが、それとこれとは別である。我々は可能な限り「捕まえて調理して食べる」という一連の経験を積みたいのだ。登山家が自分の脚で山を登るのと同じで、そこに魚がいるなら竿を出して釣ってみたい。
もしかしたら「俺はシシャモを釣ったことがあるよ」って居酒屋で自慢したいだけかもしれないが。
漁師さんの話によると、この時期(シシャモ漁の解禁直後)だとシシャモはまだ沖の海底付近に多いけれど(これから産卵のため河川に遡上する)、少しは港内に入っているかもとのこと。
網で獲るからわざわざ釣ったことはないが、サビキ仕掛けで釣れるという話を聞いたことがあるそうだ。
やはり本命はシシャモ狙いとして、抑えで確実性の高いカレイやカジカ狙いで、明日からがんばってみよう。
この日はかなり風が強く、漁師さんが船を出さない程度に海は荒れていたが、防波堤に囲まれた港の中ならどうにか釣りはできそうだ。
関東から来たんですけど~と、シシャモの釣り方を地元の釣り人数名から伺ったところ、やはりサビキで釣るのがオーソドックスなようだが、アオイソメ(ニョロニョロしたエサ)を投げれば釣れるかもという方もいた。
ただ全員の回答に共通するのは、最近シシャモが釣れているという話はまったく聞かないという点である。しかも今シーズンの話ではなく、ここ数年の話っぽい。
さてどうしよう。コマセを撒いてサビキを降ろすと、シシャモよりもイワシやサバが釣れちゃうだろうし、シシャモは丸ごと食べたいから匂いの強いコマセは使いたくないと同行者が訴える。
とはいえアオイソメで投げ釣りをすると、こっちはカレイやカジカが先に釣れそうだ。それはそれでうれしいのだが、シシャモは底に沈んだ状態のエサを食べてくれるだろうかという不安もある。
少し迷って、サビキにアオイソメを小さくつけて、軽く投げるという折衷案を選ぶことにした。イメージとしては湖でのワカサギ狙いを一回り大きくした釣りである。
ワカサギの場合はエサにサシ(ハエの幼虫)やアカムシ(カの幼虫)を使うが、それがアオイソメに入れ替わったということだ。
サビキを投げることでハリ数の多い胴付き仕掛けとして機能し、ベタ底ではなく底付近を広く探ることができるため、シシャモに一番アプローチしやすいはず。
こうすれば釣れるだろうという作戦を立てて実行するのはとても楽しい。だがその答え合わせをすることは叶わなかった。
そこに狙っている魚がいなければ、どれだけ仕掛けやエサにこだわっても無駄なのである。釣具屋のおばちゃんが言っていた話は真実で、この港は魚っ気がまったくなかったのだ。
コマセを撒いていればイワシやサバのような広範囲を泳ぐ魚が回ってきて釣れることもあるだろうが、底付近の生体反応が皆無なのである。
オモリが沈む感触から、ここの海底が魚が好まないタイプの泥であることが伝わってくる。この場所は大きな防波堤で守られているため、潮通しが悪く昨年の赤潮の影響が抜けにくいのかもしれない。
潜って確認した訳ではないのでシシャモがいないとは断言できないが、一切釣れる気がしないよねと、それなりに釣り経験のあるメンバー全員の意見が一致した。ダメだこりゃ。
この港で粘っても希望はないだろうと判断し、海岸線を車で移動しつつ、良さそうな場所があったら竿を出していく。
そして数か所目、珍しくサビキではなく投げ釣りをしている先客がいた港で、ようやく今回の旅で初となる魚を釣り上げた。私ではなく同行者がだけど。
釣れたのは本命のシシャモではなく、コマイという小型のタラの仲間だった。干物でならよく見る魚だが、生きているのは初めて見た。
ここで釣れたのは4人のうち2人だけで、それぞれコマイが1匹だけ。私はまるっきり坊主。なかなかの貧果である。
「北海道は試される大地……」
そんな言葉をみんながブツブツと呟くようになった。
もしかしたらシシャモは夜行性なのでは。日が暮れてからの方が釣れるのかも。夜に竿を出したら入れ食いになるはず!
そんな都合の良い期待を抱いて、夕食後にまた海へとやってきた。ここは腐っても北海道、夜釣りなら何かが釣れるだろう。
昼のうちに目をつけておいた常夜灯の下を覗くと、ちょうどシシャモくらいの魚がヒョロヒョロと泳いでいるのが見えた。
「あれはシシャモっぽいよね!」「やっぱり夜になると活発に動き出すんだよ!」とみんなで煽り合うのだが、シシャモ以上に昨日の昼間この港で釣れていたあの魚っぽいことは夢が壊れるから誰も口にしない。
森で見つけたコクワガタをまだ子どものオオクワガタだと無理やり信じるように。遠くに浮かぶ飛行船をUFOだと思い込むように。あの雲の中にラピュタがあるのではと目を細めたように。
でも釣れたのはやっぱりイワシだった。あとサバ。北海道まで来てイワシとサバ。せめて北の海を感じさせてくれるニシンとかチカがいいのだが。
常夜灯の下はイワシとサバばかりのようなので、暗い場所で適当に投げてみたら、やたらゴツゴツした皮のカレイが釣れた。守備力高めの盾っぽい。
これはこっちだとヌマガレイと呼ばれているカワガレイ。逆だ、カワガレイと呼ばれているヌマガレイだ。ようやく釣ったことのない魚が釣れてうれしいが、ここで朝までがんばってもシシャモは釣れなそうなので撤収。夜は寒いし旅はまだまだ続くのである。
北海道三日目、海は昨日以上の大時化。こんな日は漁師さんも船を出せないが、こんな日だからこそ働いている漁師さんが海岸にいた。流れ着く昆布を集めているのだ。
昆布漁師でもあるシシャモ漁師さんの話だと、通常の昆布漁は夏場に船の上から海底に茂った昆布を刈り取るそうだが、海が荒れた日に打ち上げられた昆布を集める方法もあるそうだ。
できるだけ海が穏やかな場所はないかと探し回り、こんな日でもどうにか竿を出せそうな港を発見。海が荒れているからこそ港内にシシャモが集まっているはずだと、昨日敗れた仮説をもう一度信じて30分だけエサを垂らしてみることにした。
正直なところ海は濁り過ぎているし、水深が意外と浅いので望み薄ではある。薄いというか釣れる気は皆無。しかも根がかりで買ったばかりの竿を折ってしまい、30分を待たずに心も折れそうになってしまった。やはりシシャモは幻なのか。
こんな状況なので、私はセイコーマート(北海道に多い地方色豊かなコンビニ)のサイトをスマホで眺めたりしつつ、どうせ無理だろうと投げやりに仕掛けを投げていたのだが、ずっとシシャモと真剣に向き合っていた同行者のペンさんがやってくれた。
少し離れた場所から「釣れた~」とぶら下げて持ってきた仕掛けには、本命のシシャモらしき魚が一匹。メンバー一同のテンションが一気に上がったのは言うまでもない。
すごいすごいと盛り上がるのだが、問題が一つあった。誰も生きたシシャモなんて見たことがないので、この魚がシシャモであるという確証が持てないのだ。
もしかしたらチカだろうか。小型のキュウリウオかもしれない。いやいや大きなワカサギかも。でもやっぱりシシャモでは。というかシシャモであれ。
全員が一斉にネットで検索したり、初日に撮った写真と見比べたのだが、いまいち確証が持てない。せっかくのチャンスタイムに悩んでいても仕方がないので、帰ったらシシャモ漁師さんに確認してもらうとして、二匹目のシシャモらしき魚を狙うこととした。
シシャモであれば群れで泳ぐような気がするので、続けてポンポン連れるかなと思いきや、こいつは一匹狼だったらしく、残念ながらこの魚は一匹だけ。
ただ私が勝手に期待薄だと思ったこの港は、北海道らしい魚をポツポツと恵んでくれた。
遡上したサケの見学もした。多摩川のコイくらいたくさんいてびっくり。
お世話になっている漁師さんの家へと戻り、ペンさんが釣ったシシャモであってほしい魚を確認してもらうと、「立派なシシャモのオスだな。これなら大サイズだ(初日にもらったのは小サイズ)。今日も明日も漁はできないから市場に出していい?(もちろん冗談)」と認めてもらった。目が小さく見えるのは、こいつの体が大きいためらしい。
すごい、これはやっぱり本物のシシャモだったのだ。どうだ、我々はとうとうシシャモを釣ったのだ。主語が「私は」じゃなくて「我々は」なのが切ないですね。
明日は大雨の予報なので、今日のうちにもうちょっとシシャモを釣ってやろうと延長戦へ。シシャモを釣るなここがいいよと、港で出会った方が教えてくれたポイントにやってきた。やっぱりシシャモは夜行性なのかも。
だがこの場所は潮通しがとても良く、通常の海ならすごく釣れそうな雰囲気だが、海が荒れまくっている日には大変不向きだったようでチゴダラが少々釣れただけ。よって寒いのでさっさと退散。シシャモは夜行性ではないのかも。
帰りの車中に降り出した雨を窓越しに眺める。シカらしき動物の目が光って見えた。
この日は天気予報通りの大雨。そろそろ体も疲れてきたので、全員が一歩も外出しない完全休養日となった。あるものを食べて、ダラダラと釣り番組を見て過ごす。
せっかくの北海道旅行中に一切なにもしない日があるってすごい。
どうにか雨はやんだが、午前中は釣りができる状況ではないと判断し、キノコやサンショウウオなどと触れ合う。
昨日が大荒れの大雨だったので、海の状況はシシャモが釣れた一昨日よりも悪化している。午後になってもまだ収まっていない。
こんな日は私がシシャモだったら家で一日寝ているに違いない。シシャモ漁師がそうであるように。
しかし、我々はシシャモが釣れた場所を知っている。たった一匹ではあるが、一昨日実際に釣っているのは大きい。
「株を守りて兎を待つ」の可能性もあるので信じすぎるのも良くないが、この場所でシシャモが釣れたという事実を心の支えにして、前回と同じ港で竿を出した。
今度こそ自分で釣り上げて、釣った主語を「我々」から「私」に切り替えてやるのだと張り切っているたら、明らかにシシャモではない大きなアタリがやってきた。
まさかのサケか、いやホッケあたりか、やっぱりサバかとリールを巻くと、巨大すぎるシシャモが上がってきた。
いや違う、これはキュウリに似た匂いがするといわれているキュウリウオだ。食ってきたのはサバの切り身をつけたハリ。
シシャモもキュウリウオ科の魚なので、これも広義のシシャモということでよろしいでしょうか(よくない)。
ポツポツとなんらかの珍しい魚介類が釣れるのだが、本命のシシャモはなかなか釣れてくれない。やっぱり海が荒れすぎているのか、そもそも前回の一匹が食べられる奇跡だったのか。
シシャモを狙って釣る機会なんで、今後あるのかわからないのだから、どうにか一匹釣り上げたい。
こういう釣りは一匹で十分。十匹も百匹も気持ちとしては変わらないけど、零匹と一匹は大違いなんだよとブツブツいっていたら、隣でヨネヤマさんが静かに本命を釣り上げた。きゃー。
なんだ、やっぱりシシャモいるじゃん。
いるなら私にも釣れるはずと集中力を高めるのだが、だんだんと風が強くなってきてしまった。それでも目力強めで竿先を睨んでいると、風で揺れながらもツンツンというかフワフワというか、とにかく小さなアタリが見えた。この感じ、ワカサギとよく似ている。
そういえば今回同行のざざむしさんとは春に富山でワカサギ釣りをしたなと思い返しながら慎重にリールを巻くと、いたー!
ワカサギ……じゃなかった、シシャモが釣れたー!
すごい、すごい、すごい。明らかに今年一番の鳥肌である。
子供の頃からこれまでずっと釣りを続けてきてよかったと思うくらいに心から嬉しい。某所の防波堤で道具を盗まれたときに辞めなくてよかった。だってシシャモが釣れたんだよ。
強風がどうにもならなくなるまでがんばって、この日は4人でシシャモ5匹という釣果だった。北海道に来て早5日、何人もの大人が全力で挑んでトータル6匹である。みんなでようやく一串分。
結果だけを見れば超貧果、不経済極まりないのだが、それでも全員が釣ったのだから大成功。はるばる飛行機に乗って北海道まで来てよかったと誰もが思っていたはずだ。わざわざ聞かないけど。
こうしてたった一匹ではあったが、シシャモを釣って食べるという貴重な経験ができて満足。なので以下の話は余談、そして蛇足である。
帰る前日、釣りができる最終日の六日目になって、ようやく風が弱まって海が凪いできたら、これまでの苦労はなんだったんだというくらいのイージーモード。といっても一日やって夕飯分が釣れる程度だけど。
穏やかな海が狙い目なのか、荒れた直後だから釣れたのか、たまたま群れが来る日だったのか。そのあたりの条件はまったく不明なのだが、とにかくシシャモがいる日であれば食べる分くらいは釣れるようだ。
動画を撮影する余裕があるくらいは釣れたんですよ。おもしろいから観て。
この日はコマイもたくさん釣れたので、北海道の新名物としてイギリス人が大好きなフィッシュアンドチップスを作ってみた。
コマイは北海道ではたくさんとれるタラの仲間、そしてジャガイモはここ広尾町のある十勝地方の特産品。これを組み合わせない手はないだろう。
これが最高にうまいのだ。釣れすぎてリリースしていたコマイだけど、この食べ方ならいくらでも食べられる。もちろんシシャモは頭から丸ごとで問題なし。どちらもサクサク。ジャガイモ、ビールとの組み合わせも良し。
私がこの街に生まれていたら、道の駅でコマイのフィッシュアンドチップス屋さん「KOMAI&CHIPS」を開業するな。夢はでっかくセイコーマートとのコラボ商品。この時期限定でシシャモも揚げて、北海道新聞のローカルニュースに取り上げられちゃうぜと妄想するくらいおいしかった。
北海道は試される大地。なかなかの試練を与えられたおかげで、メンバー全員が何らかのレベルを上げることができた気がする。今後一生役に立つことはない項目だろうけど。
これで無事に「シシャモって釣れるんだよ」と、居酒屋で一生使える自慢話ができそうだ。それで十分なのである。
事前情報がほぼゼロの状態からスタートして、少しずつヒントを集めながらターゲットに近づいていくシシャモ釣りは、なかなか簡単に成果がでないからこそ楽しかった。そんなことは最終的に釣れたからこそ言えるのだが。
サケやイトウみたいな大物狙いにも憧れるけど、私にはこういう地味な釣りが似合っているのだろうなと思った。日本固有のシシャモを釣ることに成功したので、次はアイスランドかノルウェーあたりでカラフトシシャモ(キャペリン)を釣ってみたいかな。
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