ハーモニーランドは「ハーモニーパーク」の一部
ハーモニーランドは大分県の日出町にあるサンリオのテーマパークである。



多摩にあるピューロランドとはちがい屋外型施設であるため、観覧車やコースターなどの乗り物が充実しているのがハーモニーランドの特徴だ。場所柄、自然が豊かなのもいい。
アトラクションは基本的に子供向けなので、絶叫系に慣れた人には物足りないかもしれないが、そういうものだと割り切って楽しむ余裕を持とう。
楽しみというのは自分の責任と裁量で手に入れるものです。



ネット検索で得た知識を披露すると、ここまで紹介した「ハーモニーランド」は大分県営の「ハーモニーパーク」という公園の一部らしい。

この記事で取り上げる「森林・竹林公園」はハーモニーパークのスポットである。
サンリオの「ハーモニーランド」と「森林・竹林公園(フリーゾーン・実証展示林)」を包括するのが、ハーモニーパーク(一村一品クラフト公園という名称もある)という公園なのだ(参照)。
園内マップなどを見てもそのような説明は一切なく、境目はかなり曖昧に見える。実際のところ、ハーモニーランドから森林部分にはシームレスに立ち入ることができる。
このあたりのことを調べはじめるとかなり難解である。難解さを共有したいがために説明しました。
謎多き「森林・竹林エリア」
今回の目的地である森林・竹林エリアまではハーモニーランドから歩いていける。

園内のマップを再掲しよう。


地図でいうと右側の方にアトラクションやショップなどの楽しげなスポットが密集している。かたや左上の森林・竹林公園は、ただそうと書いてあるだけでアトラクションなどは配置されていない様子だ。
そもそも園内は広く1日でまわるのが大変なので、わざわざ時間を作って何もないかもしれない竹林公園に行ってみよう!とはなりにくい。

だからこそ、竹林公園がどんなところか気になっているサンリオファンは多いだろう。それを代表して僕が見てこようじゃないか。ほかのアトラクションを我慢して。
…という、これは博愛利他の記事なのです。
One World, Connecting Smiles.
いざ森林公園へ
それでは門をくぐり抜けて出発だ。

森林公園へと続く道に一歩足を踏み入れると、途端に人気が少なくなる。この日からハロウィンイベントが始まっているということもあり、園内自体はとても賑わっているのだけれど。
階段を少し降りた先には、皇太子殿下(今上陛下)御成婚記念の鐘がある。


ここから先は個人的に未知のエリアである。
ここまでの気付きだが、まず、暑すぎる。水分補給は事前にしっかりしていこう。

少し進むと「竹の道」にたどり着いた。ここはマップでも示されていた気がする。


「竹の道」を整備するぞ!という気概を感じられるようなスポットである。
普段は田舎に住んでいることもあって手入れされていない野山をよく見るので、こういうものには自然ではなくむしろ人工性を感じる。よきかな。
さあ、どんどん進みましょう。ちなみに、ここまで誰一人とも違っていません。最後まで誰ともすれ違いませんでした。



たあ坊を見つけてから少し進んだ先は行き止まりだった。

金属製の柵が設置されており、動物注意!!の掲示がしてある。ここから先はキャラクターではないガチの動物と触れ合えるのだ。刺激的!
看板の文章をよく読んでみると、動物の侵入防止のために閉門しているが、施錠はしていないので開閉はしていいよという文言が書いてあった。遠慮なく入ろう。


柵の向こうは手加減なしの森
柵をこえたすぐ先にはキティのフォトスポットがあった。

こちらは今年新たにできたもので、おそらくハーモニーランドの入場者をこのエリアに誘引する意図があるのだろう。わたし、喜んで誘引されます。
ここから少し進むとお手洗いがあった。

お手洗いが設置されたのが平成5年で、僕と同い年だった。
サンリオキャラクターでいうとバッドばつ丸も同期だ。世間的にはJリーグ元年でもある。そうすると筆者、ばつ丸、Jリーグ、このトイレは台形の面積の公式を小学校で習っていない世代ということになりますね。


さあさあ、ぐんぐん進もう。


遊歩道として整備はされているものの、石がごろごろ落ちていたりしている。ワクワクしてきた。これは散策じゃなくて探検だ。



歩き通しで疲れてきたが、終点が見えることもなくひたすら林道のような道が続く。本物の森じゃないか。サクッと歩いてサクッと帰る予定だったけど、これは長くなりそうだ
人ごみが苦手な子どもはここに連れてきて少しリフレッシュさせてあげてもいいかもしれない。とにかく誰もいないから落ち着く。


また新たに現れた竹の道を抜けると、展望台のようなものが見つかった。




登る前とまったく変わらない景色が望める展望台でおもしろかった。