特集 2024年9月23日

ハーモニーパークの「森林・竹林公園」を散策する

ハーモニーランドというサンリオのテーマパークが大分県にある。何度も遊びに行っているが、まだ一度も足を踏み入れたことがないエリアが近隣にあるのだ。

そのスポットこそ「森林・竹林公園」である。ずっと気になっていたので散策してきた。

1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。

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ハーモニーランドは「ハーモニーパーク」の一部

ハーモニーランドは大分県の日出町にあるサンリオのテーマパークである。

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入口(2023年4月撮影)
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以前に来たときの写真(撮影日同上)
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マイメロと会って腰が抜けました。奥に木々が見える。(撮影日同上)

多摩にあるピューロランドとはちがい屋外型施設であるため、観覧車やコースターなどの乗り物が充実しているのがハーモニーランドの特徴だ。場所柄、自然が豊かなのもいい。

アトラクションは基本的に子供向けなので、絶叫系に慣れた人には物足りないかもしれないが、そういうものだと割り切って楽しむ余裕を持とう。

楽しみというのは自分の責任と裁量で手に入れるものです。

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キャラクターが可愛くラッピングされている観覧車
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運良くマイメロのゴンドラに乗れた
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観覧車から見下ろすとビビるくらいの大自然が広がってます。牛が見えたりもします。

ネット検索で得た知識を披露すると、ここまで紹介した「ハーモニーランド」は大分県営の「ハーモニーパーク」という公園の一部らしい。

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囲った部分が森林・竹林公園

この記事で取り上げる「森林・竹林公園」はハーモニーパークのスポットである。

サンリオの「ハーモニーランド」と「森林・竹林公園(フリーゾーン・実証展示林)」を包括するのが、ハーモニーパーク(一村一品クラフト公園という名称もある)という公園なのだ(参照)。

園内マップなどを見てもそのような説明は一切なく、境目はかなり曖昧に見える。実際のところ、ハーモニーランドから森林部分にはシームレスに立ち入ることができる。

このあたりのことを調べはじめるとかなり難解である。難解さを共有したいがために説明しました。

謎多き「森林・竹林エリア」

今回の目的地である森林・竹林エリアまではハーモニーランドから歩いていける。

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ハーモニーランド園内にある門。右のほうに森林・竹林公園と書いてある

園内のマップを再掲しよう。

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左上のほうに「森林・竹林公園」がある。
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ここを目指します

地図でいうと右側の方にアトラクションやショップなどの楽しげなスポットが密集している。かたや左上の森林・竹林公園は、ただそうと書いてあるだけでアトラクションなどは配置されていない様子だ。

そもそも園内は広く1日でまわるのが大変なので、わざわざ時間を作って何もないかもしれない竹林公園に行ってみよう!とはなりにくい。

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今回はお出迎えに見向きもしない

だからこそ、竹林公園がどんなところか気になっているサンリオファンは多いだろう。それを代表して僕が見てこようじゃないか。ほかのアトラクションを我慢して。

…という、これは博愛利他の記事なのです。

One World, Connecting Smiles.

いざ森林公園へ

それでは門をくぐり抜けて出発だ。

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中心部が来場者で賑わってる写真が見せられなくて残念ですが、とにかく人間の量の落差がすごい

森林公園へと続く道に一歩足を踏み入れると、途端に人気が少なくなる。この日からハロウィンイベントが始まっているということもあり、園内自体はとても賑わっているのだけれど。

階段を少し降りた先には、皇太子殿下(今上陛下)御成婚記念の鐘がある。

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けっこうでかい音がでる鐘を鳴らすのはあな〜た〜
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殿下行啓記念樹の石碑

ここから先は個人的に未知のエリアである。

ここまでの気付きだが、まず、暑すぎる。水分補給は事前にしっかりしていこう。

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帽子はマスト。想像ですが、冬は冬でたぶんめちゃくちゃ寒いです。

少し進むと「竹の道」にたどり着いた。ここはマップでも示されていた気がする。

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竹の道だな
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すみません。with俺の写真しか撮ってませんでした。
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「竹の道」を整備するぞ!という気概を感じられるようなスポットである。

普段は田舎に住んでいることもあって手入れされていない野山をよく見るので、こういうものには自然ではなくむしろ人工性を感じる。よきかな。

さあ、どんどん進みましょう。ちなみに、ここまで誰一人とも違っていません。最後まで誰ともすれ違いませんでした。

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あっ!指先を見てください!
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ほらほら!
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たあ坊が佇んでいました…ひとりで……

たあ坊を見つけてから少し進んだ先は行き止まりだった。

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柵があった

金属製の柵が設置されており、動物注意!!の掲示がしてある。ここから先はキャラクターではないガチの動物と触れ合えるのだ。刺激的!

看板の文章をよく読んでみると、動物の侵入防止のために閉門しているが、施錠はしていないので開閉はしていいよという文言が書いてあった。遠慮なく入ろう。

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あとから気づいたのですが、右に見える黒い柵を動かせばよかったんですね
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ほら!(帰りに気づいた)

 

柵の向こうは手加減なしの森

柵をこえたすぐ先にはキティのフォトスポットがあった。

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ウェルカム・トゥ・ハーモニー「パーク」になっていますね

こちらは今年新たにできたもので、おそらくハーモニーランドの入場者をこのエリアに誘引する意図があるのだろう。わたし、喜んで誘引されます。

ここから少し進むとお手洗いがあった。

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同い年でした

お手洗いが設置されたのが平成5年で、僕と同い年だった。

サンリオキャラクターでいうとバッドばつ丸も同期だ。世間的にはJリーグ元年でもある。そうすると筆者、ばつ丸、Jリーグ、このトイレは台形の面積の公式を小学校で習っていない世代ということになりますね。

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実証展示林になっているらしい。実証展示林が何なのかはしらない。
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現在地を示す赤丸がいびつでkawaiiですね。そして最初の見どころはミョウガだ(どれか分からず)
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さあさあ、ぐんぐん進もう。

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服が緑で同化してるぜ
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石がごろごろ落ちている

遊歩道として整備はされているものの、石がごろごろ落ちていたりしている。ワクワクしてきた。これは散策じゃなくて探検だ。

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でっかい枝が落ちていたり
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謎の実が落ちていたりもする
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まじで、この実、なんすか?
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歩き通しで疲れてきたが、終点が見えることもなくひたすら林道のような道が続く。本物の森じゃないか。サクッと歩いてサクッと帰る予定だったけど、これは長くなりそうだ

人ごみが苦手な子どもはここに連れてきて少しリフレッシュさせてあげてもいいかもしれない。とにかく誰もいないから落ち着く。

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行き止まりなのかどうなのか
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そうかと思えばまた竹の道みたいな通路があった

また新たに現れた竹の道を抜けると、展望台のようなものが見つかった。

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これは絶好のシャッターチャンスの予感!
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そこで見たものとは!
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ただただ高く伸び切った笹でした
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手加減なしの自然

登る前とまったく変わらない景色が望める展望台でおもしろかった。

⏩ 今どこにいるのだろう

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