デジタルリマスター 2023年5月9日

鉄の鱗を持つ貝がいる(デジタルリマスター)

とあるイベントの告知を見ていたところ、見たことのない生き物の写真が載っていた。形からして貝のようだが、なんと鱗があるのだ。図鑑で見たことのあるような太古の生き物みたいだ。調べてみるとこの貝、スケーリーフットといってなんと鉄の鱗を持っているのだという。

鉄。そして鎧。

意味がぜんぜんわからないので、ひとまず見に行くことにした。

2008年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

前の記事:ニンニクチャーハンが激辛ラーメンに合う~愛知「味仙」~

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

海洋研究開発機構

ちらしを見てやってきたのはここ、独立行政法人海洋研究開発機構。今日はこの機構の横須賀本部施設の一般公開日なのだ。「ようこそ」と書かれてはいるが、こんな難しそうな研究開発機構の一般公開を見にやってくる人っていったいどのくらいいるんだろうか。

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ようこそ、と書かれいるが入っていいのか。

と、なめてかかっていたらびっくりだった。念のために開場の30分前に着いたのだが、正門前にはすでに50人くらいが並んでいる。しかも今回は最寄りの駅からシャトルバスが運行されていたのだが、その乗り場にはざっと数百人単位で人が押し寄せていた。なんなんだこのイベントは、みんな鉄の貝を見に来たのだろうか。

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いいみたいだ(というかすでにすごい人)。

こんなにたくさんいたら肝心の貝が見られないんじゃないか、と恐ろしくなって僕も列に混じったのだが、開場されるとお客さんたちは一気に海の方へと向かっていった。

そう、みんなの目当てはこの船、海洋調査船「かいよう」の試乗だったのだ。確かに特徴的なフォルムの船だし僕も乗ってみたかったのだが、抽選はかなりの倍率のようだった(つまりは外れた)。

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この形は半没水型双胴船といって波の影響を受けにくいのだとか。

今回の展示のもう一つの目玉がこちら、有人潜水調査船「しんかい2000」。これは映画「日本沈没」で活躍した船のモデルにもなっているらしい。今回はこのコックピットにも入ることが出来るのだ。

ただしこれも抽選で当たれば。

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「しんかい2000」の周りにも人だかりが。
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「しんかい」から伸びる手。これでつまんだりするのだ。
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名前のとおり2000メートルまで潜ることが出来ます。

抽選に応募し、いともあっさりと外れた。

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余裕で外れる。

一応取材の許可を頂いていたのでお願いしたら特別に入ることが出来たのかもしれないが、これだけ並んでだめだった人たちの横から外れた僕がのこのこと入ってくのは気が引けたのでやめた。いいんだ、今日のメインは鉄でできた貝なのだから。先を急ごう、外側だけ見て。

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こちらは「しんかい6500」。6500メートル潜れる。
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その内部。狭いところが嫌いな人は乗れない。

それにしても展示物はどれもいちいち興味深かった。予備知識ゼロでやってきたのだが、基本的なことからそれよりもちょっと進んだところまで、無理なく学ぶことが出来る。10000メートル潜ると1000気圧なんだよ、と言われてもピンとこないが、縮んだカップラーメンを見たら子供にだってその圧倒的な圧力がイメージ出来るだろう。

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深海では圧力でカップ麺もぺしゃんこになるのだ。

これで満足してしまいそうになったのだが、僕にとっての今日のメインは船でもカップ麺でもなく鉄の貝なのだ。そろそろ見に行こうではないか。

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