広告企画 2020年10月14日

ホームセンター・カインズにあるもので自撮り四番勝負!

できる!かんたん!タイムマシン

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林 雄司
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
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バズる工作! 手作りタイムマシン

SNS映えする小道具はなんといってもタイムマシンである。

タイムリープや世界線の話がみんな好きだろう。それを実現するためには何がいる? タイムマシンだ。

タイムマシンの材料は、カインズで買うことにする。

バック・トゥ・ザ・フューチャーだってキテレツ大百科だって、自宅やガレージでこつこつタイムマシンを作っていた。物語には描かれていないが、その前にはホームセンターで材料を買っていたはずだ。

そんな妄想を根拠に始めよう。

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作るぜタイムマシン

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これはタイムトラベルのときのヘルメットにぴったりだ(苗カバー)
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これはタイムマシンの外装に使える
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これはタイムマシンの時空エンジンにぴったりだ
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この小さいコンベックスは、ただ欲しい

タイムマシンを作る目線でホームセンターに行くととても興奮する。

これも使える…タイムマシンのイスは何がいいだろう。外装はシルバーで統一したほうがいいかな。まるでマイホームを建てる父親のようだ。自分用のつなぎも買っちゃおうかな。

実際、まわりの人にはそう見えていたかもしれない。でも違うのだ。買ったものの配送の手続きをしてくれたサービスカウンターの彼も気づいていないだろう。ごめん、僕はタイムマシンを作ろうとしているんだよ。

なんだこの優越感は。もうすっかりタイムトラベラー気分である。

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タイムマシンを組み立てる

さて、材料が揃ったので考えながらタイムマシンを組み立てていく。

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バランスボールにはアルミダクトテープで同心円を描いて時空エンジンらしくした。庵野秀明っぽい!
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時空エンジン(バランスボールです)にアルミダクトを貼り付けてちょっとヤンキーテイストを加えた。
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シートはフィールドカートにした。荷物が入って座れてタイヤが付いているという意外な三拍子が揃ったアイテム。しかも1180円。

どのようなシルエットがタイムマシンらしいだろう。正解がまったくわからないし、どこまで作り込んだら終わりなのかわからない。

僕の目の前には可能性の海が広がりすぎている。

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タイムマシン完成

タイムマシンが完成したのでタイムスーツ(つなぎ)に着替えて乗り込んでみよう。

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タイムマシン完成です!

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このようにタイムマシンが完成した。

よく分からなかったかたのために説明すると、

・完成したタイムマシンでタイムトラベルに行く

・いきなり目の前の人が消えたので驚いている人たち(三次元人)

・そのころ、荒涼とした未来に到着

・未来人と遭遇

・未来人がタイムマシンで2020年の世界にやってきてまた驚いている三次元人たち

である。

決して同僚に「ちょっとさ、タイムマシンで驚いている人を演じてくれない?」とお願いした写真ではない。

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正解がない工作の豊かさよ

タイムマシンは誰も見たことがない。誰も見たことがないから、なにが正解なのか分からないし、なんでも正解なのだ。

こんなに楽しいDIYはない。

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少し作っては離れて見てタイムマシンみを確認する。工作というか生花である

時空エンジン(バランスボール)に貼ったアルミダクトテープが少しよれているのは時間移動を繰り返したからである。アルミダクトテープが貼られていない時代と貼られている時代を移動することで粘着力が弱まったのだ。

……工作の拙さを理屈で言い訳することもできる。

作っている途中、正直タイムマシン作りをはじめたことを少し悔やんだ瞬間もあった。あまりのつかみどころのなさにだ。タイムマシンがあったら過去に戻ってやめとけと言うかもしれない。

あなたが読んだこの記事の記憶が消えて「おしえて!ホームセンター先輩」という記事を読んだ記憶になっていたら、この記事のタイムマシンが本物だったということである。

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タイムマシンにエチケット袋いるな!と本気で思って買った。あと立入禁止。当然ですよね。

ホームセンターがあれば何でもできる

ひとつのお店にあるもので自撮り、という制約の大きいテーマだった。しかしふたを開けてみると、自動化する者、メルヘンの世界に行く者、自己主張をさらに強める者、そして時空を超える者まで現れた。なんという幅広さ!
というのも、「ひとつのお店」がホームセンターだったからだ。カインズには何でもあるからである。この企画は実質「世の中にあるものなんでもいいから自撮り」に等しかったのだ。

ホームセンターの可能性、無限大である。

あととなりのカインズさんはこれが広告企画であることを抜きにしてもふつうに面白いので、ぜひ読んでほしい。

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カインズのサイト「となりのカインズさん」には、こういった企画の他、商品の裏側やバイヤーがおすすめを語る記事など、よみものがたくさん

 

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