ひょっとして人にお菓子をあげるのは楽しいのかもしれない
先輩と友人二人にお菓子の材料をそのままあげたが、なんだかんだ美味しく楽しく食べてもらえた。嬉しい。これが材料ではなく自分が手作りしたお菓子だったらどんなに楽しいことだろう!
そう思いながら材料のチョコを今もばくばく食べている。うまい。全然これでいい。
製菓用のお菓子はあまくておいしいものもあれば、脇役的ないぶし銀のもの、しょっぱくてそのままでは食べられないものもあった。
ぜひ自分以外にも食べてもらいたい。そして感想を聞きたい。お菓子を作らなくてもこの気持ちは一緒なんだ。
食べやすさのため、手で食べづらいものは最中の皮に包んであげた。一瞬「もし仮に最中の皮にあんこを包んだ場合最中が完成してしまうので、これは実質製菓行為なのでは?」という考えが頭をもたげたが、気づかなかったものとします。
お世話になっている人。一人目は大学の先輩だ。
先輩とは一緒に謎解きをしてもらったり、おいしい食べ物を食べさせてもらったりしている。緑茶ハイの美味しさを教えてくれたこともある。
うまく渡すタイミングがつかめず、結果的に夜の新宿、それも喫煙所での贈呈となった。ファンシーなお菓子袋とはあまりにもミスマッチである。
写真を見返して気づいたのだが、私とほぼ同じようなリアクションをしている。たぶんパータグラッセを食べた人はみなこの顔をするのだろう。気になる人はもう一度冒頭から読み返してみてください。
一枚だと大きかったので、二等分したチョコプレートである。材料なのでそういう食べ方もある。
去り際に、実はお菓子の材料をそのまま詰めたんだと伝えると「君はいつもこんなことばかりしているね」と言われてしまった。いつもこんなことばかりしています。これからもよろしくお願いいたします。
二人目は社会人になってから出来た友人だ。友人とは一緒に映画を見に行ったり、おいしい食べ物を食べさせてもらったりしている。思えば私は色んな人においしいものを食べさせてもらっている。おいしいものを食べさせてくれる人について行きがちである。
「この袋はあれだね、中学生とかが手作りチョコを作るやつだろう。そしてこの大きさということは義理チョコ的なポジションじゃないのか君」と的確にプロファイリングしだす友人。意図としてはほとんど合っていて怖い。
「材料は材料でも結構味に個性というか、特徴があるんだね」と言いながらむしゃむしゃ食べていく。まさにそう思ったので食べてもらっている。どこまでも鋭い友人である。
一枚だと大きかったので、二等分したチョコプレートである。材料なのでそういう食べ方もある。
この記事上で先輩と友人それぞれが、チョコの片割れが知らない人に食べられるさまを目撃することとなる。どんな気持ちになるんだろう。
先輩と友人二人にお菓子の材料をそのままあげたが、なんだかんだ美味しく楽しく食べてもらえた。嬉しい。これが材料ではなく自分が手作りしたお菓子だったらどんなに楽しいことだろう!
そう思いながら材料のチョコを今もばくばく食べている。うまい。全然これでいい。
りばすとさんが「絶対そのまま食べた方がうまい」と断言する、フレーク状のホワイトチョコ
クーベルタブレットは優雅なティータイムに。
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