デジタルリマスター 2024年3月18日

京都では学校建築を見るべきだ(デジタルリマスター)

広大な京都大学にも古い建物がザクザクと

最後はやはり、あの大学に行っておかねばならないだろう。言わずと知れた旧帝大、京都大学だ。

明治30年からの長い歴史がある分、その構内にはきっと古い建物も多いことだろう。そう思って気軽に向かった京都大学ではあったが、その私の考えは見事的中した。

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正門からして明治23年建造だもの。奥は大正14年の百周年時計台記念館
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京都大学のシンボル、時計台が修理中なのが残念
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そのすぐ側には、もはやお約束となった煉瓦造の建造物
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そして、大迫力の法経本館西翼(昭和8年)どかーん
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この建物は、外側通路の雰囲気が凄く良い
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どことなく、哀愁も漂う

京都大学にやってきて、改めてその広大さと建物の豊富さに驚かされた。明治時代の煉瓦建築から現代建築まで、多種多様な様式、意匠の建築が並んでいるのだ。

それらを一つ一つ見て回るだけでも楽しく、写真の枚数もかさんで行く。お陰でカメラのメモリがパンパンになってしまった。全部紹介したいところだが、そうするとページ数が大変な事になるので、気になったものだけかいつまんでご紹介。

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淡いグリーンが印象的な旧文学部陳列館(大正3年)
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明るい煉瓦の工学部土木工学教室本館(大正6年)
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京大で私が最も気に入ったのがこれ、工学部建築学教室本館(大正11年)
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まるで西洋の城のような迫力
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建物に沿って丸くうがたれた地階がクール

神社、仏閣、学校建築

今回は龍谷大学をきっかけに、京都の大学に残る古い建築を見て回ったが、その間、私は興奮してばかりいた。どこも建築としてのクオリティが高く、そして何より、かっこいい。

載せる写真も意識して絞り込んだ。そうしないと、際限無く増えてしまうから。それだけ、今回の取材は楽しかったのだ。広大な京大のキャンパスを端から端まで歩くのも、全く苦にならなかった。

うん、やっぱり、断言できる。京都は寺院や神社も良いけれど、学校建築もまた素敵だよ、と。

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京大工学部土木工学教室本館の裏手にあった奇妙な物体
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