特集 2026年9月18日

お刺身を柵で食べる

私のおじいちゃんは、いつも刺身を切らずに柵のまま食べていた。あの食べ方は美味しいのだろうか。自分でもやってみよう。

全てぬいぐるみで出来た家をつくるのが夢で、家電など日用品のぬいぐるみを作っています。推しはコウイカ。(ライターwiki

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柵で食べた方が美味しいのか

私のおじいちゃんは、お刺身を柵で食べる人であった。

他の人は切って出されるのに、おじいちゃんだけ柵のままなのだ。

おじいちゃんの家に行くと、晩御飯の刺身率が高い

当時は特に柵を食べたいとは思わず、いろんな種類を盛り合わせている方がお得だと思っていた。

でもおじいちゃんが好んで食べていたということは、柵で食べた方が美味しいのだろうか。おじいちゃん以外でこの食べ方している人見たことないけど……。

だんだん、柵で食べてみたい!という気持ちが湧いてきた。

やろうと思ったらすぐにできるのが大人のいいところである。

スーパーで柵調達。それぞれ値札にキャッチフレーズが書いてある

これ全部一人で食べていいんですか!! 贅沢〜!

とりあえずスーパーで売っている柵のお刺身を全種類買ってきた。

柵で食べるということより、お刺身をたくさん食べられるという嬉しさが湧いてきている。今日はお刺身で豪遊だ〜!

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マグロ

まずはマグロから食べてみる。

彩が欲しかったのでしそを添えました

肉の塊って感じ。すごい存在感である。本来はこんなにどっしりとしているのか……。

そして重い

お刺身って切らないとこんなに重いの!? おじいちゃん、食事にこんなに握力使ってたんだな……。

醤油をつけるのにも一苦労

食べながらの筋トレである。 まずは一口いただきます!

うまい!

厚みがあって美味しい!!というか嬉しい!!

すごく贅沢なことをしている満足感と、勿体無いのではという気持ちが同時に存在している。牛乳風呂と同じだ。

一口で4cmぐらいの厚みを食べたので、しばらく口の中にマグロが滞在してくれるのが嬉しいポイント。思っていたより柔らかくて、口一杯に頬張っても食べやすかった。

通常もこの厚みで切ってくれてもいいのでは……?なぜお刺身ってあんなに薄く切っているのだろうか。4cmの厚みのお刺身があったら普通に嬉しいのに。

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サーモン

続いてサーモン。

美しい

サーモン、柵の方がかっこよくない!?

この均等に並んでいる繊維が美しい。薄く切らない方がサーモンってかっこいいんだ。焼き鮭にははっきりと出せない、生ならではの美しい幾何学模様……!

こちらもマグロ同様、柔らかくて口一杯に頬張ることができた。サーモンが好きな人は一度はやってみてほしい。一口で幸せになれるから。

美味しくてバクバク食べてしまったけど、やはりちょっとずつ食べないと勿体無い……という気持ちも拭えなかった。

串に刺さった焼き魚にはかぶりつくのに、お刺身だとなぜこんな控えめな気持ちに……? 

「お刺身はちょっとずつ食べよ」というメッセージが、日本人のDNAに刻まれているのだろうか。明太子みたいに塩辛いわけでもないし、健康的にはたくさん食べてもいいものなのにな……。

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マダイ

 続いてマダイ。

平たい!

柵を2本食べたから分かる。これは……、持ちづらいぞ!!

腕つかれる……!

横に広がっていると持ちづらい。これをもう縦半分に切ったら食べやすいのに!!

ちょっと一旦置きます

柵の場合、マダイは腱鞘炎の時は食べられない魚ということが分かった。今は腱鞘炎じゃないのでいただきます!

食べにくい!けど美味しい!

マグロやサーモンに比べて少し硬めなので、ガブリと噛み切る時にも力がいった。ちょっと筋があるのだ。これは切った方が食べやすいかも……。

食べるのに時間がかかったけれど、柵だとお刺身が乾きにくいというメリットを発見できた。最後までみずみずしいお刺身を堪能できるのはうれしい。

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カツオ

最後はカツオ。

え?一人だけ階級違くない?

一人だけヘビー級の大きさ。お皿に収まり切っていない。

これ、箸で持てるの……?

全然持てなかった

重い!!醤油のところまで運ぶこともできない。これは、トングとかないと無理だ!!

トングでお刺身を食べるのは違う気がする。やっぱりお刺身は箸で食べたいものだ。カツオは切って食べよう……!

柵で食べるメリット、デメリット

実際に柵で食べてみると、おじいちゃんの気持ちが少し理解できた。

柵のメリット
・背徳感
・厚みが美味しい
・一口の満足感。刺身の滞在時間の長さ
・お刺身が乾かない
・切る手間が省ける
柵のデメリット
・重い
・筋があると食べづらい
・通常よりアゴが疲れる

 

メリット、デメリット共にあるものの、分厚いお刺身を食べるのはとても嬉しい時間だった。今後もこれぐらいの分厚さで食べたいものである。

柵のままだとやはり食べづらいという問題があるので、今後家で食べるときは3〜4cmの分厚さでお刺身を作ろうと決めたのだった。

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
食感とかの問題なんだろうなと思っていましたが、最大の問題が「重い」で笑いました&超納得しました。言われてみればそれはそうだわ…。
「薄く切らない方がかっこいい」「生ならではの美しい幾何学模様」もそうですし、全体に盲点を突かれる記事でいいなと思いました。やってみるものですね。(石川)

ささやかなおまけ
焼き魚の写真

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