特集 2023年7月2日

麺もスープも一から作ったラーメンが美味しい

まずはスープを作るための出汁をとる。昆布と煮干しをたっぷりの水につけておく。

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まずは煮干しと昆布を計って
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水につけておきます。

出汁をとるのと平行して将来麺となる生地を作っていく。

だいたいの「自家製ラーメンを作ろう」みたいなレシピは、スープにこだわっていて麺は買ってくるだろう。しかし今回は製麺ワークショップということで、麺を作るところがメインとなる。

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北海道産の強力粉。

強力粉にかんすいと食塩をと水を加えて、玉置さんいわく「おから状になるように、指を立てて」混ぜていく。

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粉を混ぜるときの指の使い方をレクチャーする先生。
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その通りにやってみてもどうも上手くいかない。そんな僕たちを「大丈夫です」と励ましてくれる先生。
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ほんとだ!大丈夫だった!

手際よく粉を混ぜていくと「グルテン」と呼ばれるタンパク質が生成されてきて、徐々に粉に粘りが出てくる。製麺素人にはこの段階が不思議で楽しかった。

ある程度生地がまとまったらフリーザーバッグに入れてこね、そして休ませておく。本当だったら一晩くらい寝かせるといいらしいのだけれど、今回は全部で2時間である。昼休みにちょっと仮眠、くらいの過酷さで生地には頑張ってもらうしかない。

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ここたぶん重要なんだろうな、と察したのか、みんな真剣に生地に向かいます。

生地を休ませてる間も人は休めない。ネギ油を作り、出汁をとる。

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「こんな見られて料理することないから」と編集部橋田さん。さすがの手際の良さです。
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ネギと生姜をラードで炒めてネギ油を作る。

本当ならもっとでかい肉とか骨なんかを長時間煮込みたい、ということだったが、それは将来お店を開いたときにとっておくことにして、今回は簡易的に焼き肉用の豚肩ロースで出汁をとることに。

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肉は熱を加えると丸まってしまうので、予め筋を切っておきます。時間がなくても仕上がりに影響するようなポイントは抜かさないのが玉置先生の信条。
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煮干しと昆布と肉で出汁をとります。すでに美味しそう。
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生地をこねる人、肉を切る人。いくつかの作業が効率よく平行で進行していきます。

今回集まったのは14名。

全員が同時に作業をすると効率が悪いので、各テーブルに分かれて生地をこねる人、出汁をとる人とが入れ替わりながらうまいこと平行して作業を進めていた。

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講師の玉置さんが各班を歩き回りながら的確に指示を出す。玉置さんは本当にライターなんだろうか、ラーメン屋さんじゃないのか。

何度も言うが時間が限られているので忙しい。それでもてきぱきとみんなで作業するのがどうにも楽しいのだ。

料理って家だとだいたい一人で作るので、味とか見栄えとか、最終的な出来上がりだけにスポットがあたるのだけれど、こうやって大人数で作ると、一つ一つの過程がいちいち楽しい。

出汁をとるのとか計りで計るのとか、家だったらめんどくせえなって思うところだけれど、みんなでやると楽しいから不思議である。

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みんなで料理するのって楽しいですよね。

昆布と煮干し、豚肉を火にかけておいたところに鰹節が加わる。すると調理室がいい香りに包まれる。見えた!ラーメン屋ののれんが!

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超いいにおいー

⏩ 製麺機登場!

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