デジタルリマスター 2024年4月11日

リップスティックをかっこよく塗る(デジタルリマスター)

僕は唇がよく乾くのでリップスティックが手放せないのだけれど、男の人が口をすぼめてリップを塗っているのってどこかかっこわるくないだろうか。

そこで外でも堂々とリップスティックを塗ることが出来るよう、かっこいい塗り方を考えることにした。

2011年4月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

前の記事:横浜にある透明に見えるビルは本当に透明なのか

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

必需品なのにかっこよく塗れない

空気が乾燥する冬はもちろんのこと、僕は春でも夏でも梅雨時ですら唇が乾いている。実は水の中の生物なんじゃないかと思うくらいだ。

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ベーシックなタイプが好き。
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いつもお世話になっています。

そこでリップスティックを常備しているのだけれど、これが塗るときにちょっと気を使うのだ。

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塗るときキス顔になるでしょう

なぜなら塗っている姿がかっこわるいからである。

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うむ、改めてかっこわるい。ここに載せるのもためらわれる。

リップスティックを唇に塗るとき、人は唇をすぼめる。つまりこれはキス顔の出現である。

道でリップスティックを塗る、それは万人にキス顔を見られているに等しい行為なのだ。それは恥ずかしくて当然。好きな女の子ができたらリップスティックをプレゼントしよう。キス顔見れるぞ。

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うつむく。

このリップを塗るというかっこわるい行為をなんとかごまかせないものだろうか。かっこわるさと逆位相、つまり「かっこいい」を合わせてみたらどうだろう。

五里霧中だが試してみたい。

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僕の考える「かっこいい」は3つ

「かっこいい」を考えるとき、僕が思いついた三大「かっこいい」がある。

そのうちの一つ目、それはミュージシャンである。音楽やっている人はだいたいかっこいいのだ。

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音楽=かっこいい。ここで疑問を持つと先に進めなくなるのでさらっと流してください。

道でギターを鳴らしていると、どう見ても世にある不満を歌に乗せて叫んでいるようにしか見えない。これはかっこいい。

けれど実はこれ、リップ塗ってるのだ。

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誰も彼の唇が乾いてるとは思わないだろう。

ハーモニカフォルダーはギターを弾きながらハーモニカを吹くために楽器を顔の前に固定しておく装置である。

これにこっそりリップスティックを仕込んでおけば、かっこいいままにしてリップを塗れるということだ。

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ハーモニカの横にすこし隙間があるだろう。
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ここにリップスティックを装着できるのだ。
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立ち止まらず次いってください。
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ハードボイルドはかっこいい

何もなかったように続ける。

第二のかっこいい、それはハードボイルドである。

ハードボイルドな男はだいたいサングラスをしているか拳銃を構えているか缶コーヒーを飲んでいるかだと思う。あと後ろ向いているか。

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拳銃は物騒なので缶コーヒーとあんパンで演出してみた。
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おれの思うハードボイルド。

モデルはともかくとして、状況的にはハードボイルドである。缶コーヒーを持つ姿がなかなかかっこいいんじゃないか。

しかしこれもよく見るとリップ塗ってるのだ。

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人に言ったら撃つぞ。

もはや説明するまでもないような気がするが、つまりこういうことだ。缶コーヒーにリップスティックが仕込んである。

今回の記事で唯一得られた情報がある。缶コーヒーの飲み口には標準サイズのリップスティックがピッタリはまるのだ。これはよくできた規格である。

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これが。
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こうなるわけですな。

ハードボイルドな人たちは砂漠とか西部とか、乾燥した地帯にいることが多いだろう。唇も乾くに違いない。

この方法を使えば敵やファンに見つからずにかっこいいまま唇を潤すことができるってわけだ。

なんだろうこの土台がぐしゃぐしゃなケーキに一生懸命デコレーションを施しているみたいな気分は。

もう少しだけ付き合ってもらいたい。

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最後のかっこいい、それはスポーツ

ミュージシャン、ハードボイルドときて最後三つ目の「かっこいい」はスポーツ選手である。

昔から運動できるやつはモテただろう。つまりそういうことなのだ。スポーツ選手はかっこいい。

ほら。

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かっこいい。ウエアを上下買ったら靴下買うお金がなくなったけどな。
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どうだろうか、かっこいいんじゃないか。

運命のPK戦、蹴るのはキャプテンの僕だ。これを外したら国に帰れない。

僕は祈る。そしてボールにひとつキスをしてゴールをにらんだ。

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ボールにキスを…、あ!

ちょっとまってくれ、こいつリップ塗ってるぞ。

さすがにボールにスティックを仕込むわけにはいかなかったので、あらかじめボールに厚めにリップを塗っておく作戦にでた。関節キッスで唇が潤うという寸法だ。

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ちまちま仕込んでる時点でかっこ悪いような気もしてきた。
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おお、なんだかおかしな記事を書いてしまった

細かい部分はともかく、かっこよくリップスティックを塗るにはいろいろと努力が必要、ということだけはわかった気がしますね。


それでも唇は乾く

リップスティックを塗るために唇をすぼめているのはかっこ悪い。だけどかといってそれをごまかそうとするのも果たしてかっこいいんだろうか。わからなくなってきた。

でもたぶん楽器ができて缶コーヒー飲んでるスポーツ選手はかっこいいと思うので、これはこれで良かったんじゃないかと思う。

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なに歌うんだろうって目で見てくる通行人に申し訳なくなるくらいなにも歌わない。

 

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