特集 2022年1月5日

快活CLUBであの大人気フライドポテトの秘密を聞いてきた

以前、いろいろなチェーン店のポテトを食べ歩いた。どこのチェーン店にどのようなポテトがあるかを調査するためだ。

その結果快活CLUBのポテトが一番理想に近いポテトだった。そんな快活CLUBへフライドポテトの秘密やその他もろもろについて取材させていただいた。

1984年生まれ岡山のど田舎在住。技術的な事を探求するのが趣味。お皿を作って売っていたりもする。思い付いた事はやってみないと気がすまない性格。(動画インタビュー)

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快活CLUBという衝撃

00年代の初頭はネットカフェの時代だった。

インターネットは今ほど普及しておらずIT技術に詳しい人や新しいもの好きな人でなければ必ずしも家庭にネットは繋がっていない。

インターネットに接続できるだけで詳しい人という扱いだったし、インターネットが繋がる家庭でも通信速度は今ほど速くは無かった。

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ネットカフェのイメージ。半個室でネットが楽しめて漫画も読み放題だった。

そんな中、高速なインターネットが手軽に利用できるネットカフェが市民権を得てどんどん拡大した。

しかし当時のネットカフェはちょっとごちゃごちゃしていて、少し雑多な、タバコのにおいがするお店が多かったように思う。

そんな中、お洒落なオレンジ色の外見で、南国リゾートを思わせる内装、他のネットカフェとは一線を画すネットカフェが現れた。それこそが快活CLUBだ。

もともと僕は他のネットカフェチェーンを利用していたが、初めて快活CLUBに足を踏み入れたときの衝撃は今でも覚えている。めちゃくちゃ綺麗だった。それからというもの僕は快活CLUBに乗り換えた。

理想のフライドポテトも快活CLUBだった

そして以前、理想のフライドポテトを求めて色々なチェーン店を食べ歩いたことがある。

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快活CLUB様のメガポテ(バター醤油味)税込580円。

その中で見つけた僕の理想に近いフライドポテトも快活CLUBだった。その調査結果はデイリーポータルZでチェーン店のフライドポテトを食べ比べる記事として公開したところ好評で、その記事がきっかけでチェーン店フライドポテトの紹介者としてテレビ番組にも出演、もちろん快活CLUBのポテトも紹介した。

そのご縁で今回は快活CLUBに取材させていただく運びとなったのだ。

快活CLUBへ行こう

前置きが長くなってしまったが、 お話をうかがいに来たのは全国の快活CLUBの中でも屈指の規模をほこる岡山大安寺店

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幹線道路沿いに大きな快活CLUBの看板。

ちなみに僕の自宅からもそんなに遠くないのだが、足を運んだのは今回が初めてだ。

快活CLUB岡山大安寺店を訪れるとなんと部屋まで用意していただいていた。

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岡山大安寺店にご用意いただいた一室をお借りして話をうかがう。

このあと、ポテトを実際に作る様子も見せていただく予定だが、こういうご時世でもあるので快活CLUBを運営する快活フロンティアの広報担当 大山さんには本社のある神奈川県からリモートでお話をうかがう。

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今日はお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いします!
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こちらこそありがとうございます!よろしくお願いします!

伝説の白い会員証がある

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実はポテトうんぬん以前に僕は快活CLUBの長年のファンでして、会員証を見ると会員登録は2005年となっていました。これは結構早いほうじゃないでしょうか?
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発行日は2005年だ。
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ありがとうございます。うちが本格的に営業スタートしたのが2003年ですので、かなり早い方だと思います。
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やった。昔から知ってたんだよって言えるのは嬉しいですね。
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ちなみに会員証のおもての色はですかオレンジでしょうか?
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僕のはオレンジ色(↓)です。
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会員証のおもて面はオレンジ色。16年使っているのでボロボロだ。
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実は初期の会員証は白色でした。従業員の中にも知らない人もいて「うちの会員証じゃないです」と返してしまう事もあるほどです。
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おお、僕の会員証が白じゃないのは残念ですが、白の会員証を持ってる人はめちゃくちゃ自慢できますね!

そもそも「快活」とは?

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イチファンとして色々お聞きしたいのですが、まずそもそも「快活CLUB」という名前には何か意味があるのでしょうか?
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適に過ごせて明日への力につなげていただく場所」というコンセプトです。
なので快活CLUBのコンセプトカラーのオレンジは、快適さを表すグリーンと活力を表す赤の両方の意味合いを持たせたオレンジ色になっています。
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なるほど。光の三原色ですね。「快活」がそんな意味でオレンジ色にも意味があるとは知りませんでした。
「快活」といえば昔、快活CLUBを周りの人に薦めると「エッチなお店だと思ってた」とよく言われました。そう思われている認識はあるでしょうか?
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おっしゃる通りで、外観がオレンジというところと、快活の「快」の字がどうしてもそういうことを想起させてしまうということは事実としてあると思います。
昔はそういうイメージは特に強くて、そういうお店だと思って入ってこられる方もいました。でも一番多かったのはメイドカフェだと思って入ってこられる方でしたね。
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快活CLUBをメイドカフェと勘違いされるとは意外です。そういうお店っぽいと認識されているというのも面白いですね(笑)
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ただ、そこに関しては私たちとしても当初から業界ナンバーワンを目指していましたし、先々を見据えてイメージは必ず変わっていくと考えて進んでいった感じですね。
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かっこいいです。快活CLUBは今や、押しも押されもしない業界ナンバーワンですので、そんな勘違いをする人も今は少ないのではないでしょうか。イメージ戦略は大成功ですね。

快活CLUBと言えば「リラックス・コンビニ」

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これもぜひ聞きたかった事ですが、快活CLUBは以前は「リラックス・コンビニ 快活CLUB」というキャチコピーが付いていたと思います。
最近「リラックス・コンビニ」表記を見なくなった気がしてちょっと寂しいです。「リラックス・コンビニ」はなくなったのでしょうか?
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はい。そもそも「リラックス・コンビニ」とは、コミックやダーツとかカラオケからリラックスできるものがなんでもありということを表現していました。
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快活CLUBには1人~2人専用カラオケルーム、ビリヤード、ダーツに、もちろんコミックもある。岡山大安寺店にて。
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たしかに。快活CLUBにはリラックスして楽しめるものがたくさんありますね。
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ただ最近はリラックスしていただくだけではなくビジネスや学習の用途でも使っていただきたいということから徐々に外しています。
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なるほど。仕事や勉強にも使って欲しいからリラックス・コンビニを外したという訳ですね。
僕も実際に仕事で利用させていただいたことがあります。でも個人的には「リラックス・コンビニ 快活CLUB」の語感は好きでしたね。

快活CLUBといえばポテト

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はやり快活CLUBといえばフライドポテトのイメージがあります。快活CLUBでハンバーガーを注文した時に付け合わせのポテトが美味しくて、これだ!となりました。やはりフライドポテトは人気なのでしょうか?
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メニューでもフライドポテトを全面にアピールしている。
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フライドポテトの販売数は圧倒的に一番人気なんです。実はコロナの影響で通常のポテトの供給がストップし、別のものに変えた時期があるのですが、その時にかなりのお叱りをいただきました。

それくらい快活のポテトに対する愛着をもっているお客様が多いです。今は供給が通常に戻ったので従来のものに戻っています。
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そんなに人気とは思いませんでした。でもポテトが元に戻ってよかったです。ところでポテトは以前からあのタイプだったのでしょうか?
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はい。快活CLUBの1号店から変わっておりません。
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おお、そうなんですね。では、今後フライドポテトを別のタイプに変える予定はあるでしょうか?
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フライドポテトを変えるというのはあまりなくて、あるとすれば新しいフレーバーですね。ポテトの人気が圧倒的すぎるのでポテトを負かせるようなメニューを開発しようという風潮になっています。

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それを聞いて安心しました。

快活CLUBの人気フライドポテトの作り方

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今日はフライドポテトの作り方を見せていただけるという事ですが、お願いできますでしょうか。

ここからお店のバックヤードへ移動する。引き続き大山さんにはリモートでご案内いただきつつ、岡山大安寺店の店長さんに調理の様子を見せてもらった。

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快活CLUBのバックヤードに入るのは初めてだ。
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お忙しいところすみません。おじゃまします。
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フライヤーが設置されている。整理整頓もきっちりされている。
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さっそく調理をお願いします。

店長さんは今回の取材のためにいろいろと準備をしていただいていたようで、めちゃくちゃ段取りよく進む。恐縮しきりだ。

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冷蔵庫の中にはフライドポテトが満載だった。
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あ、快活CLUBのポテトがハインツのクリスピープレーン味だという噂は本当だったんですね。大山さん、これは記事に載せても良いのでしょうか。
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大丈夫です。
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店長さんは慣れた手つきでフライドポテトをフライヤーに投入。

 

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この揚げてる感じだけでも美味しそうですね。伝わるかな。
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油から上げて、しばらく油を切る。
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バットにバサッと移してさらに油を吸い取る。
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ポテトを無料食べ放題のコーナーに持っていく。

出来上がったポテトはモーニングの無料食べ放題に補充される。

快活CLUBでは6時~10時半まで席料のみ無料でフライドポテトとパンが食べ放題なのだ(一部店舗限定)。

僕もご好意に甘えてフライドポテトを食べさせていただく。

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食べ放題のフライドポテト。皮つき衣付きだ。
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サクサクしていてやはり美味しいですね。フライドポテトのこだわりは何かあるでしょうか?
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時間が経っても美味しいポテトにこだわっていますが、実は食べ放題はフライドポテト泣かせで、冷めるとどうしても味が落ちてしまいます。
そこでこのフライドポテトの上にある機械がトースターの役割をして、極端にシナシナになったり味が落ちたりするのを防いでいます。
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そういえば食べ放題のフライドポテトの上に何かある。
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なるほど。ただの照明器具だと思っていました。これでサクサク感を維持しているのですね。
あと僕が一番好きな理想のポテトはバター醤油味なのですが、バター醤油は追加で味をつけている感じですか?

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フレーバーという形で混ぜて提供しています。
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僕が好きなバター醤油味にはこのシーズニングを使用する。
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これも噂通りマコーミックのシーズニングバター醤油味ですね。ハインツとマコーミックの相性が一番よいのでしょうか。
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色々と試した結果、この組み合わせが一番良かったそうです。

「神ポテト」はわしが育てた

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ブースに戻ってきた。メニューには神ポテトの文字が。商標登録もされている。
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ところでメニューにある神ポテトという表記は以前はなかった気がします。これはもしかして…。
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あのテレビ番組で岡本さんに言っていただいた事がきっかけで、こすらせていただいております。
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わあ、嬉しい!快活CLUBの神ポテトはデイリーポータルZと僕が育てたと言う事にさせて頂いて。「わしが育てた」とこれから言っていきます。今日はありがとうございました!

憧れの快活CLUBと、そのフライドポテト。

その秘密を完全に知ってしまったので、今度は自宅で再現してみようと思っている。

それにフライドポテトの人気に一丁噛みできる日が来ようとは。何がどう転ぶか分からないものだ。


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なお先日、沖縄に行った時も、海へ行くより先に快活CLUBへ行った。
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