草クリケット開始
いよいよルールが決まってきたので、草クリケット(略して、「草クリ」)を開始しようと思う。
ボールは、クリケットのバットを買ったところの店のおじさんによると「んなもん、テニスボールでいいんだよ」とのことだったので、そのとおり練習用の安いテニスボールを用意した。
ピッチャーとバッターの距離なのだが、今日は工事用のトラックが3分に一度くらい通るいそがしい日だったので(平日だしな)、道路にでない最大の幅、つまり10mくらいをみることにした。
初回は僕がピッチャーをやり、大北さんがバッターをすることにした。話し合いというか雰囲気でそうなった。草クリっぽいとろこである。
僕はスポーツ全般駄目だが、球技となるとなおさらだめなのだ。自分自身の体を上手くコントロールできないのに、自分以外のモノをコントロールできるはずがないのだ。
投げるボールがせめて三本の棒に当たるようなコースを通ればいいのだが、全然その通りにならない。ボールが上の方に行ってしまう。 棒が細すぎるんだ、という言い訳が通用しない。
そして、そういう球を僕がポーンと投げると、すぐに大北さんがポーンと打ってしまうので、1球投げるごとに必ず1点は入ってしまう勢いになった。ゲームバランスこれでいいのか。
本当は思いっきりボールを投げたいところなのだが、ボールを思いっきり投げすぎた上に、立てた3本の棒にあたらなかった場合、バッターの後ろを通り抜けて遠くに行ってしまう。
するとバッターは打ってもいないのに、走りだすことができてしまうのだ。思い切り投げたがコースがずれていることは、野球でいうと「ボール」くらいのことなのに、(僕たちが考えた)クリケットだとかなり負担が大きくなってしまう。
何点もとられて、僕はようやくボールを棒にあてることに成功し、ゼロ(アウトのこと)になったので攻守交替。
対戦相手である大北さんが、ポンポンボールを打っていたので、バットの幅の広さもあって、ぼくも打てるかと思ったら、全然だった。球技、なぜこんなものがこの世にあるのだろう。
加えてこのクリケットと言うスポーツ(僕らがルールを決めたものだが)、走る走る。ものすごい回数走らなければならない。2人でやってるせいもあるが、打ったら打者も投手も必ず20mは走らないといけない。
最終的には打者が「あ、このヒットだと走りきれないな」とわかる弱い当たりだと一歩も動かない、という”見極め”も生まれることとなった。
こうしてそれぞれ2回攻撃と守備を経験したところで、13-2。もちろん負けてる方が僕だ。さて、試合の展開は今後どうなるのであろうか!?