引っ越して来たら麩菓子がピンクだった
静岡に引っ越してきてから、お菓子屋さんなんかでピンクの麩菓子を見かけることがあった。
買うまではいかなかったけど、珍しいなと思っていたのだ。
ピンク以外にも黄色や緑もあった。なんで静岡は麩菓子をカラフルにしたのだろう。
一般的に麩菓子と言えば木みたいな色ではないだろうか。
じゃあこのあたりでたまに見るピンクの麩菓子はなんなのかと思い、ある日静岡出身の同僚にこの話をしたところ
「え、ピンクじゃないの?」
と。
ピンクが標準だった
そうか、静岡では麩菓子はピンクが標準なのだ。その発想はなかった。
それを聞いてから逆に静岡で茶色い麩菓子を探したが見つけられず、上の写真はわざわざ神奈川で買ってきたものである。ピンクの麩菓子もある、のではなく、静岡では麩菓子といえばピンクなのだ。
せっかくどちらも買ってきたので食べ比べてみたい。
味に違いはあるのか
まずは愛知県出身の僕が子どもの頃から食べ慣れている、木みたいな色の麩菓子から。
サクッとした食感に続いてふわふわの麩菓子が舌の上で溶け、同時に黒糖のいい香りが鼻に抜ける。久しぶりに食べたけど麩菓子ってこんなに美味しかったっけ。
食べ比べのはずなのに同じ茶色の麩菓子を3本いっきに食べてしまった。食べ比べでなければ6本くらいいっていたかもしれない。
続いて静岡のピンク麩菓子をかじってみて驚いた。
中までピンクなのだ。
木の麩菓子の方は中は純白だ。対してピンク麩菓子は中までピンクなのである。服装が違うだけかと思ったら性格もまったく違った、みたいな感じだ。例えようとしたらよけいにわかりにくくなったなという自覚はあります。
さらに、表面の砂糖の味がぜんぜん違うのだ。なんというか、ピンクの麩菓子は色だけでなく味もやさしい。
黒糖ではなく白砂糖を使っているからだろうか。甘さのなかに角がない。すっと体にしみこむ感じがするのだ。
食感はほとんど茶色の麩菓子と同じである。最初はサクッと、そのあとふわっと口の中でとろける。
特筆すべきはピンク麩菓子の端の部分の美味さかもしれない。なんだこの美味さ。
端には砂糖が固まっているのもそうだが、ちょっとハードな食感が癖になる。でも僕が買った袋には端は1つしか入っていなかった。
ミニもある
ピンクの麩菓子にはミニバージョンもある。
ピンク麩菓子の端の部分に魅力を感じる僕みたいな人は、このミニバージョンにこそハマると思う。
麩菓子の端と同じくらいか、ちょっと固めの食感の麩菓子がたくさん入っているのだ。代わりに口の中でとろける麩菓子特有の感じは少ないので、どちらを選ぶかはよく悩んでもらいたい。
麩菓子に目覚めました
静岡のピンクの麩菓子はさくら棒といって、お祭りの屋台なんかでも売られているくらい一般的なのだとか。
今回、久しぶりに麩菓子を食べたのだけれど、これ、チョコレートよりも美味しくないですか。ちょっとまた買ってきます。


