特集 2020年7月9日

2週間パスタを毎食つくってパスタが作れる男になりたい→なりました

パスタををうまく作れるようになりたい。カッコいいから。

料理が上達する方法は一つだ。毎日作って回数を重ねることだ。それに勝るものはない。

よし、ならば2週間パスタだけしか食べられない生活をしよう。

大学中退→ニート→ママチャリ日本一周→webプログラマという経歴で、趣味でブログをやっていたら「おもしろ記事大賞」で賞をいただき、デイリーポータルZで記事を書かせてもらえるようになりました。嫌いな食べ物はプラスチック。(動画インタビュー

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以前に2週間手料理だけで生活をするという企画をやったことがあるのだけれど、自分でも驚くほど上達した

料理がうまくなる方法はとにかく回数を重ねて作ることだ。それにプラスして、短い期間でギュッと実践を積むとさらに効率よく経験値を得ることができる。

普通の生活していると「明日でいいや」という妥協の気持が入ってしまうので、2週間パスタしか食べらられないというルールを設定して生活に縛りを入れたいと思う。

【ルール】
・主食は自分が作ったパスタしか食べられない
・サラダのみおかずとして自由に食べられる
・レパートリーを増やすために1日1回あたらしいことをする

【目標】
・ペペロンチーノとナポリタンを美味く作れるようになる。

※ 理由としてはペペロンチーノはパスタの基本であり、ナポリタンは個人的に好きだから上手くなりたいので


ダラダラと前置きを書いても誰も興味ないと思うのでさっそく2週間の成果を見ていきたいと思う。

2週間分あって長いので、なるべく1日ごとの文章量は短くしてある。最悪、文章読まなくてもいいので画像だけパッと見て楽しんでいただければありがたい。とりあえず2週間の成果をみてくれ……

 

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ちなみに初日は「え?パスタって太さ違うのどっち選べばいいの!?」くらいのレベル
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最終的には自分でパスタの麺を作るくらいにはスキルアップした

 

0日目 - まずは現状のレベルを把握する

 

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昼:ペペロンチーノ
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夜:ナポリタン

企画に入る前に、まずはペペロンチーノとナポリタンをレシピを見ないで作ってみた。最終日に成果を確認するための、比較対象だ。料理がまったくできないわけではないので一応作り方は把握している。

一応はできているが「一人暮らしを始めて3ヶ月くらいの男料理」という感じだ。腹を満たして尻からでてくだけの食事。

ナポリタンは特に素人感が丸出しで「パスタを茹でてケチャップかけた」という味そのものだ。味に深みもなにもない。「見てないけどあのアニメって駄作らしいよ」っていう人くらい浅い。

1日目 - 見た目が汚すぎることに気づく

冒頭にも書いたが、僕は過去に2週間手料理しか食べられないという生活をしていた。そのため初心者はどうやったら料理が上達するのかがわかっている。

コツはたったひとつだ。まずは本を買うことだ。

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今回は「基本のイタリアン」という本を購入した。ちなみにこの本は大当たりだった。Amazon Unlimitedだと無料で読めるのでおすすめだ。

本の最大の利点は、迷わずに済むことだ。

例えばネットで「カレー」と調べるとカレーのレシピが無限にでてきてしまう。そのため初心者にはその作り方が基礎なのか応用なのかがまったく判別がつかない。素人が適当に考えたレシピの可能性もある。

しかし、本は専門家や編集者などの有識者が検討を重ねて出版されているため、ハズレの情報が少ない。そしてページごとに順番があるため、順序よく学ぶことができるのだ。本という師匠に弟子入りする感覚かもしれない。

ネットという大海原を使いこなすためには、まずは本という灯台を手に入れた方がいいのだ。基礎から応用まで道を照らしてくれる。

 

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朝:ペペロンチーノ

まずは本で学んだ基礎を、ペペロンチーノですぐに活かす。

・ゆでるときに塩を入れる。分量はお湯の1%くらい
・パッケージに表示されているゆで時間からマイナス1分くらい
・茹で汁はあとでパスタを炒めるときに使用するのでとっておく

これらを守るだけでも格段に味がよくなった。ただまだ手放しに美味いとは言い難い。ちょっと塩辛い。

ここから改良していこう。俺は無限に伸びしろがあるな。パスタ界の本田圭佑を今日から名乗ろう。

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昼:カルボナーラ

カルボナーラって作るのめんどくさそう……!

と思っていたのだけれど、 卵と粉チーズだけでも簡単に作れると知ってやってみた。

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卵、粉チーズ、胡椒を混ぜるだけ。これをベーコンとパスタに合わせればカルボナーラになる

普段の食生活のレギュラーメンバーに入れてもいいくらい簡単で美味い。なんで誰かもっと早く教えてくれないんだよ。

やっぱり思い込みだけで「めんどくさそうだな」と思って行動しないのはよくない。実際に行動してみると簡単にできることは世の中に溢れているなー、と料理をつくる度に実感する。

美味しいけれど、卵がダマになっていたり、味にムラが多かったりするから改善の余地はまだまだある。やはり伸びしろが半端ない。もうすでに自分の中にはリトルホンダがいるのかもしれない。

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夜:マルゲリータ風スパゲッティ

本に書いてあるマルゲリータ風スパゲッティを作ってみた。トマトソースにモッツァレラチーズを混ぜて作るだけ。これも簡単で美味しい。

しかし、見た目が驚くくらいまずそうだ……!!

せっかく2週間パスタを作るのであれば見た目もよくしていきたい。2週間で改善していこう。

2日目 - 回数を重ねれば料理はすぐに旨くなる

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朝:ナポリタン
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昼:カルボナーラ

前回からの改善として大きかったのは『ベーコンを薄く切って、カリカリになるまで焼く』という点だ。食感もアクセントになるし、香ばしさもプラスされて大正解だった。

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夜:ナスとトマトソースのスパゲティ

どうだ!この見た目の進化!!!!

Twitterで「パスタは高く盛る」「赤いパスタには緑を追加すると美味しく見えるよ」と教えてもらったのですぐに実践してみた。Twitterはこういう企画をやるときには本当に心強い。

ちなみにパスタを高く盛るのは「パスタが冷めないようにする」という理由がある。ただのカッコつけじゃなかったのか。世の中で常識となっていることにはすべて意味がある。


3日目 - ボンゴレビアンコを自分で作れる日がくるなんて

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朝:ペペロンチーノ

ペペロンチーノが未だに上手く作れない。

隠し味に醤油を入れたり、鷹の爪の量を調節したりと工夫を重ねているものの、しょっぱすぎたり辛すぎたりしてしまう。難しい。

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昼:豚肉ときのこのスパゲッティ

チーズとベビーリーフを散らしてみた。適当でも色味を足すとそれっぽく見えるものだ。彩りって大事。

ペペロンチーノみたいな油が多いものとか、トマトソースみたいな味が濃いものばかりだったから和風スパゲティが胃に染みる……!

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夜:ボンゴレビアンコ

ボンゴレビアンコが好きでお店で注文することもあるのだけれど、どんなパスタなのかまったく理解していなかった。

ボンゴレ=あさり
ビアンコ=白

という意味で、あさりを白ワインで蒸したパスタを言うらしい。わけもわからず食べていた。そういう食べものって多そうだ。雰囲気で食べてる。

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あさりの砂抜きをしたときにニョロっとでてくるのを見て気持ち悪いと思ってしまった。子どもの頃は大丈夫だったのになぁ。大人になって虫が触れなくなるのと同じ現象かもしれない。

ボンゴレビアンコ自体は美味しかったのだけれど、あさりの砂抜きがうまくいってなかったのかちょっとジャリッとした嫌な感じがした。あさりの砂抜きにもコツがあるのか……!

 

【3日経ってわかったこと】

・ゆでるときの塩を入れすぎると辛くなる
・ペペロンチーノは難しい
・にんにくが焦げてしまうのでとにかく弱火。弱すぎるくらい弱火にしてじっくり炒める
・高く盛るのには意味がある
・ボンゴレビアンコは名前がカッコいい

 

3日経った時点で最大の敵は空腹であった。とにかくお腹にたまらない。食べて20分後にはもうお腹が空いている状態になる。特にペペロンチーノは具もないからその点で言えば最悪だった。

 


4日目 - カルボナーラが大進化

 

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朝:ペペロンチーノ
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昼:カルボナーラ

三度目のカルボナーラで、見た目が大進化した!!!!

高く盛る、緑を加えるというアドバイスを守りつつ、真ん中に卵黄を載せるという超絶高等テクニックによりまるで高級店のような仕上がりに。天才かもしれない。

ちなみに今回は牛乳とコンソメをプラスして作ってみた。料理って同じメニューでもいろんな作り方があるからおもしろい。

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夜:タコとパセリのスパゲッティ

タコにレモン汁をかけているためさっぱり爽やかな味わい。ペペロンチーノが塩辛いから、さっぱり味だと倍くらい美味しく感じる。

ボンゴレビアンコもそうだったけど魚介類が入ると一気に味に深みがでて美味しい。

ただ、タコって400〜600円くらいするのが痛い。スーパーで魚介類を買うときって値段が高くて毎回ためらってしまう。

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タコ切っているときに「エロゲで見る触手だ!」と一人で興奮した
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5日目 - ナポリタンも大進化

 

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朝:ペペロンチーノ

ペペロンチーノがしょっぱいため、ゆでるときの塩の量を減らしてみた。しかし、塩を減らしてみたが辛さは変わらなかった。

ただこれで原因はわかった。塩辛いんじゃなくて、唐辛子の量が多いのが辛さの原因だったのだ。よし、これで改善できる。

失敗は成功の母だ。次に活かそう。

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昼:ナポリタン

ナポリタンをうまく作るコツを徹底的に調べて、動画とかも見まくった。テクニックとして共通してポイントは以下にようになる。

・隠し味にウスターソースを入れる
・ケチャップは先に加熱して水っぽさを飛ばす
・パスタを茹でるときにクズ野菜を入れる

これらを守った結果、大幅に味が変わった。初日のケチャップ味とは段違いに美味しくなった。すげぇ、喫茶店のナポリタンに徐々に近づいていっている。

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ピーマンの切れ端などを入れてパスタと一緒に茹でる。ラーメンと同じで野菜などから出汁をとるのだ
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ケチャップは水分量が多いので、具材と混ぜる前に炒めて水分を飛ばすようにするのがコツ

さらに上記の手法にプラスして、野菜を炒めるときに砂糖を加えて味を引き締めるようにした。中華でよく使われる手法だ。 

以前にチャーハンを1ヶ月つくるという企画をやったときにも砂糖を使っていたので、そのときの経験がここで活きてきた。

すべては今に繋がっているのだ。かつての仲間がピンチに駆けつけてくれるアニメのワンシーンを思い出して、一人で興奮した。

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夜:きのこの和風パスタ

和風系の料理って、醤油と出汁さえ入れておけばそれっぽくなるから素人からしたら最強の味方だ。間違いなく美味くなる。オリーブオイルばっかりだから和出汁が胃に染みる。

 

6日目 - 母の手料理の大変さを知る

 

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朝:ペペロンチーノ

ここまでずっとペペロンチーノが辛かったので、塩と唐辛子を少なめにしてみた。

やっと辛さが抜けて最後まで食べられる味になってきた。ようやくスタートラインに立てた気分だ。

6日目にして「ペペロンチーノってめちゃくちゃ難しいのでは……?」という真理にたどり着いた。

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昼:オイルサーディンのスパゲッティ
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そもそもオイルサーディンを初めて食べた。こんな油まみれなのかと驚いた。それにしてもオイルサーディンってアニメっぽい名前だな。無敵艦隊オイルサーディン
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夜:ミートソーススパゲッティ

ミートソースは実家にいるときに母がよく作ってくれていたので、手軽にできる料理かと思っていた。しかし、予想以上に手間がかかるものだった

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まず、いろんな食材をみじん切りにするのがしんどすぎる…

ただ、手間がかかっただけにここまで作ったパスタで一番美味しかった。

自宅で食べるミートソースの安心感って半端ない。ミートソースは実家のこたつだ。

 

【6日経ってわかったこと】

・魚介類を使えばパスタが一気に美味くなる。けど魚介類を高い
・ゆでるときに野菜をいれると旨味が増す
・過去にやった経験が繋がって今も活きている

 

このあたりから腹痛に悩まされるようになった。

大便がでるわけでもなく、ただ断続的に胃がムカムカするような感覚がした。調べてみるとどうやらグルテンのとりすぎがあまりよくないのかもしれないとわかった。

お腹すくし腹痛に悩まされるしで、胃に天使と悪魔がいるみたいな状態だった。


7日目 - パスタを作ってみよう

 

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朝:ミートソーススパゲッティ
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昼:きのこの和風スパゲッティ

今まで使っていたパスタは1.6mmの家庭でよく使われる太さのものだったのだけれど、試しに0.9mmの細いやつを買ってみた。

細いから味が染み込みやすい。あと1分くらいですぐにゆであがるから作るのが楽だ。

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パスタってマ・マーくらいしか知らなかったけれど、スーパーに行くと知らないメーカーのものが多数並んでいて驚いた

ただ、0.9mmのパスタ麺はイマイチものたりなさを感じた。パスタというより素麺みたいだ。うーん、1.6mmの方がよかったな。

まだ改良の余地はあるかもしれないので、0.9mmで他にもいくつか試してみよう。

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夜:ミートソーススパゲティ(手作り麺)

最初に買った本を読んでいるときに、パスタが小麦粉と卵だけで簡単に作れるということ知った。これはやってみるしかない…!!

 

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卵と小麦粉をひたすら混ぜていく
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こね続けてまるくして30分放置してからめん棒で薄く伸ばして、
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これを切ってみると……うおお、パスタだ!!!!
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苦労して1時間くらいかけてようやく完成!!!

 

すごい!!めちゃくちゃまずい!!!!!!!

硬いし、小麦粉の味しかしない。時間がかかっただけにショックが大きかった。小麦粉の量が多すぎたのかもしれない。悔しい……

 

8日目 - 冷製パスタは夏の大会で3番打者にしたい

 

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朝:ミートソーススパゲティ(手作り麺)

手作り麺が残っていたので消化。当たり前だけど1日経ってもまずい。この企画始まってから一番キツイかった……
 

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昼:冷製ミートスパゲティ

ここにきてようやく0.9mmのパスタの使い方がわかった。細いパスタは冷製にするのが基本らしい。

試しにやってみたらスルスルと胃に入っていき止まらない。夏場にこれはたまらないな。なんで夏の定番に素麺と並んで冷製パスタが入ってないんだろう、ってくらい食べやすい。

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氷水でキンキンに冷やす。今年の夏は4番打者(素麺)を支える3番打者としてレギュラー入にしよう

 

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夜:サーモンとほうれん草のクリームパスタ

魚介類が入っていると安定して美味しい。味付けがほとんどクリームだけなのにサーモンの塩気でちょうどいい塩梅になっている。料理初心者こそ魚介類に頼った方がいいのかもしれない。

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気づいた人もいるかもしれないが、お皿を新しく買った

本やネットで見るパスタと見た目がなにが違うんだろうと悩んだ結果、皿が違うという結論に至った。この皿があればもう無敵だ。おしゃれは足元から、パスタは皿から。


9日目 - 麺の味が全然ちがう

 

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朝:ペペロンチーノ
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昼:ナポリタン

ナポリタンにケチャップだけじゃなくトマトペーストを追加してみた。味がより奥深くなった。

よしよし、ナポリタンはだんだんブラッシュアップされてきているな。

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パスタの麺を変えてみた。ネットで5kgのやつ買ったんだけど、重すぎて「5kgの米と同じくらい重いじゃん!!」と当たり前体操みたいなことを叫んだ

「パスタの麺なんてどこのメーカー買っても素人には味の違いわかんないでしょ」と思っていたのだけれど、全然違った…!!

初日から使っていたやつよりもモチモチしていて、小麦粉感も少ない。自分には好みの味だった。これ本当に驚くから、違うメーカーのやつ味オンチの人でも試してみてほしい。

 

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夜:ボンゴレロッソ

あさりの砂抜きをするときに以下のことをやると良いということを学んだ。

・塩を入れる
・アルミホイルをかぶせて暗くする

アルミホイルをかぶせて暗くすると、あさりが砂の中だと安心して顔を出しやすくなるようだ。それによって砂が抜けやすくなるらしい。

ネットで調べたことを実践すると、ただの知識が経験値になる感覚があるからおもしろい。実際にやってみないとわからないことが多いっていうのは、料理企画をやると身に染みてわかる。

 

【9日経ってわかったこと】

・手作りパスタはめちゃくちゃまずい
・キレイに盛るためには真ん中がくぼんだお皿が大事
・パスタは麺によって味が違うのが素人でもわかる

 

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ベーコンが超有能だということに今回初めて気がついた。炒めても、茹でても、生でもいけるし、サラダでも、つまみでも、メインとしても活躍できるうえに賞味期限が長い。食材の司令塔じゃん。ベーコンこそが本田圭佑じゃん。
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10日目 - 明太パスタの美味さに感動

 

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朝:ペペロンチーノ
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オリーブオイルと麺を一緒に炒めて一気に乳化させてしまう方法を教えてもらった

ペペロンチーノもだいぶ美味しくなってきた。初日の「辛くて食べられない」という状態からはかなりレベルアップした。

ただ、まだなにか物足りない。あともうすこしなにか加われば一気に進化しそうではある。人気がでる前の垢抜けてない芸能人という感じ。(その状態が一番尊いという説もある)

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昼:ボンゴレビアンコ
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夜:明太パスタ

うおお、明太パスタうめぇ……!!

なんでもっと早く作らなかったんだろう。マヨネーズ+バターで手軽なのに加えて、脂まみれなのもたまらない。料理は脂があればあるほど美味い。

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パスタ掴むトングを買ったから、高くキレイに盛れるようになった

 

11日目 - ジェノベーゼが何者か知る

 

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朝:明太パスタ

簡単だし美味いので連続で作ってしまった…

明太子パスタはクスリと一緒だ。一回ハマると抜け出せなくなる。

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昼:カルボナーラ

生クリームが残ってたのでカルボナーラを作ってみた。

卵や牛乳で作ってきたけど、やっぱり生クリーム使った今回が一番美味しかった。基本が至高にして最強だということが証明された。

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カルボナーラはソースの混ぜ方を変えた。今まではフライパンにソースを入れていたので卵が焼けてダマになってしまっていた。今回からソースは火にかけずに、お皿などでパスタと混ぜるようにした。これによって見た目が劇的によくなった。

 

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夜:ジェノベーゼとじゃがいものパスタ
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本当はクコの実を炒めて調味料と一緒にミキサーにかけて作るのだけれど、ミキサーがなかったので妥協してソースを買った

ジェノベーゼを買ってみたはいいものの何者なのか知らなかったので、とりあえず匂いをかいでみた。いい匂いだ。草原を鼻に突っ込んだような香りがする。大草原不可避。

これあれだ、ピザにのってる緑色のソースだ。あれの正体はジェノベーゼだったのか。わからない人は匂いかいでみてほしい。ピザにのってるあれじゃん!!ってなるから。

 

12日目 - 見た目をよくするのは難しい

 

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朝:ペペロンチーノ
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昼:明太パスタ

うまい、やすい、はやいの三拍子でおなじみの明太子パスタ。

ただ明太パスタを作るだけだと変化がないので、ちょっと一工夫して水漬けパスタというものをやってみた。

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水漬けパスタ

水漬けパスタとはその名のとおり数時間パスタを水につけておくという手法だ。

ぶよぶよになってまずそうだ…と思うかもしれないが、これをやることで麺がさらにモチモチになって生パスタのような味わいになるのである。

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夜:ジェノベーゼの冷製パスタ

冷製パスタにハマりそう。ジェノベーゼは冷やしても美味しいな。

本を参考に必死に盛り付けてみたけど、キレイに盛るのって難しい。料理の盛り付けは普段の生活態度がでてるのかもしれない。
 

【12日経ってわかったこと】

・トングを買うと盛り付けが一気に楽になる
・ジェノベーゼは草生える味
・見た目を整えるのは難しい。人間性。

 

今までは「一人暮らしだから料理の盛りつけとかどうでもいいだろ」とか思っていたのだが、単純に盛りつけ終わったあとにうれしみが強いということに気づいた。

「はいはい、インスタのためにキレイに盛ってるだけでしょ」と思う気持があったのだが、そういうことではない。楽しいからやっているのである。登山と一緒だ。そこに料理があるから盛り付けるのだ。

 


13日目 - 料理は金額でぶん殴るのが正義

 

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朝:ペペロンチーノ
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昼:海鮮トマトスパゲッティ

 

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明日が最終日なので、贅沢に海鮮スパゲッティを作ることにした

これ言っちゃうと元も子もないのだけれど、料理って結局お金をかければかけただけ美味くなる。料理はお金で殴って、お金を食べる行為だ。

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初めてイカを捌いてみたけどこんなのほとんどエイリアンじゃん。口についてる歯とか怖すぎる。
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夜:ボロネーゼ(手作り麺)

手作りパスタが失敗したまま終わるのが嫌だったので、再度挑戦してみた。

すごい!!めちゃくちゃ美味くなった!!!!!!!

前回はべちゃっとした小麦粉の味が残ってしまっていたので、今回はこねる時間をかなり長くして汗水たらして必死にこねた。

結果としてうまくいった。前回の苦労も報われる美味しさ…!!

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見た目にも明らかに上達しているのがわかる
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最後にもう一回見てくれ
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最終日 - 1日目と比較してみよう

 

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朝:カルボナーラ

最終日なので今日は一日目と比較するためにレシピを見ないで作ってみる。まずカルボナーラから。

カルボナーラがレシピを見ないで作れれば、この2週間の成果はありと言えるんじゃないだろうか。優勝です。おめでとうございます。ありがとうございます。おめでとうございます。ありがとうございます。

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1日目との比較

 

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昼:ナポリタン

ナポリタンはこの2週間で一番美味しく作れるようになった。

茹でるときに野菜を加える、トマトペーストを追加、野菜は砂糖を足して炒める、赤ワインで香り付け……

こんな風にちょいちょいと改良と改善を加えていって、理想のナポリタンにどんどんと近づいていった。もう得意料理と言ってもいいかもしれない。

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 1日目との比較

 

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夜:ペペロンチーノ

この2週間はペペロンチーノに始まりペペロンチーノに終わる。この企画はペペロンチーノとの戦いだった。

本当に作るのが難しかった。味付けがシンプルなだけにごまかしが効かないので、ちょっとした分量の違いが命取りになる。

正直、2週間経って「美味くできるようになったか?」と聞かれたら「そこそこ……」としか言いようがない。それくらい難しい。

しかし、2週間前と比べたら段違いの美味しさにははなった。

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1日目との比較
【2週間通してわかったことまとめ】

・ペペロンチーノは作るのが難しい
・回数を重ねることで理想の味に近づいていける
・魚介類は高いけど料理の質が一気にレベルアップする
・ベーコンは食材として最高。最近、冷蔵庫に常備するようになった
・手作りパスタは美味しいけど難しい
・難しいと思ったものもやってみると意外に簡単だったりする
・パスタ作りは思ったよりも手軽にできる


こういった企画をやるとたまに「そこまで苦労するならやらなくてもいいじゃん」みたいに言われることがある。しかし、僕はただ料理がうまくなりたいからやっているわけではない。

切り方を覚える、初めての食材を使ってみる、新しいメニューを知る……と少しずつ自分ができることが広がって、世界が広がっていく感覚が楽しいのだ。

今回パスタを練習したことによって、次にパスタ専門店に行ったときに前の自分とまったく違う世界になっているはずだ。一回なにかを経験すると見え方が一気に変わるのだ。

○週間耐える企画はやっているときに辛いこともあるけれど、これだからやめられない。ああ、今回も楽しかった!!


パエリアを作った

パスタがうまく作れるようになったし、材料も余っていたからパエリアを初めて作った。

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この見た目の良さを見てくれ

2週間の成果もあってか、これがすっごいキレイに盛り付けることができた。美味そうだ。

ただこれがめっっっちゃくちゃまずかった!!!!

お米カチカチ、イカ臭い、エビ苦いの三重苦。パスタが美味く作れるようになって調子にのって手を抜きすぎた。最悪だった。

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キツかった。パエリアだけはもう二度と作らない
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