デジタルリマスター 2024年9月30日

携帯電話の箱にごはんを詰める(デジタルリマスター)

最近、なんだかんだとデジタル家電を買う機会が多い。携帯、デジカメ、iPod……。

買って家に持ち帰り、ワクワクしながら箱を開ける。開けながら思う。

「なんだこの開ける手順の多さは……」

中箱のことである。小さい機器を納める箱の、なんと複雑な構造であることか!

いや、怒っているのではない。今からそれらを丹念に鑑賞して、遊んでみようと思うのである。

2005年3月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー)

前の記事:砂・ボウリング(デジタルリマスター)

> 個人サイト 妄想工作所

事例その1

サワリの文でどれだけ賛同を得られるかわからないので、例を示す。まずは以下の写真をご覧いただこう。

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ある休日に、ファイルケース、届く。

割と大きな荷物である。ダンボールの中に梱包材は、薄い発泡スチロールが天地・側面に、計6枚。それのみである。まあ、本人は直方体のシンプルな構造なので、自然とそうなる。

一方、こんまいデジタル家電の場合はどうか。たびたびここにも登場してきた、愛機デジタルカメラの場合。

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17cm×18cm×8.5cmの外箱。
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中は狭く仕切られる。
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中箱のみ取り出した状態。自立型。
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県民美術館のようなたたずまい。

久々に開けてみた。ふだん使わない部品が残っていたが、果たして、買った当初はどんなふうに全部の部品が納められていたかどうか、もう思い出すことはできない。

この狭い部屋のひとつひとつに、コードやSDメモリが納められていたのだ。なんという「収納の匠」であろうか。私はこの箱を設計した人を尊敬する。

それは展開図をご覧いただくとまたよくわかるだろう。

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展開図。

なにがどうなってあの中箱になるというのだ。

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