特集 2023年9月15日

オクラの袋サコッシュでくりだせ町

カラーリングといい、サイズ感といい、なんだか気になるオクラの袋。


たぎる愛をこめて、オクラ袋風手作りサコッシュを作ってみました。スマホ、カード、駄菓子を入れるのにピッタリ、入れた物のカラーもグッと映え、オクラ袋のデザインが輝くアイテムと相成りました。

大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。

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> 個人サイト 唐沢ジャンボリー

オクラの袋はかわいい

私はスーパーに行くと、毎回オクラを買ってしまいます。

「おいしい」「お手頃価格」というのはもちろんですが、

パッケージが愛らしい・・・

「オクラの袋がかわいいから」が大きな理由になっています。

褒めたいポイントがいっぱい

私はオクラを「ジャケ買いしている」と言って過言ではありません。

「オクラの袋、可能性秘めてるよな・・・なんかで使えないかなあ」と常々考えていたところ、

小さめのカバン、サコッシュにピッタリでは・・・⁉︎

外出時の持ち物はいつも最小限という人に、ここ数年人気のサコッシュ。オクラ袋のデザインを軽やかに取り入れつつ、実用的なアイテムに仕立てられるのでは・・・?サイズもちょうどいいかも・・・!時代がオクラ袋を迎えにきた・・・⁉︎


早速オクラの袋サコッシュを作り、オクラの袋を時代の表舞台へと導いていきましょう。

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ネットを手編み

オクラの袋の魅力の一つ、それは「グリーンの網」です。

そもそもなんであのネットなのか調べてみると、どうやら「オクラの緑をきれいに見せるため」という理由が大きいようでした。

(「鮮度が高いように見せかけているだけだ」と怒ってる人もいるようですが)

ホームセンターなどで緑色の網を買ってもよかったのですが、

オクラの袋への愛が変にこじれて、「絶対手編みでなければいけない」と自分にしばりをかけてしまいました。

私は編み物をやったことがなくて、イチから勉強しなくてはいけません。それでも手編みにこだわろうとしたのです。

謙虚に学ぼうと、網の伝統的な作り方を調べて試してみたところ、

こうなりました

「どうしようもない」のお手本ができました。(この状態のまましばらく机にほったらかしで、視界にこれが入るとすごく落ち込んだ)

「もう我流でいくしかない」と腹をくくり、

 

糸を等間隔にたらし、
となりあった糸を手で結んでいくやり方を採用しました。

なんの知恵も工夫もありません。非効率きわまりなく、網目もガッタガタになるのですが、私にはこれしか残された道はなく、ど根性で結びまくりました。

お気に入りのラジオ「マユリカのうなげろりん‼︎」や、「バカサイ」の配信を聴きながら編んでいった

単純作業のくり返しに、忘我の境地にいたりながら時間をジャブジャブ費やして・・・

なんとか網ができました。

実際にかかった時間を計算したくないほど、めちゃくちゃ時間がかかりました。網そのものに対する考え方が抜本的に変わりそうです。

 

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野菜のロゴのデザインが好き

つづいて、袋を上でとじる厚紙の部分を作っていきます。

野菜が入ったダンボールや袋の元気なフォント、パキッとした色味をイメージして作っていきましょう。

フェルトを厚紙の台紙に切り貼りしていき、
ざっくりこんな感じでしょうか

フェルト工作は切って接着するだけなので、めちゃくちゃスイスイできました。ああ網、あの網の大変さよ・・・

 

形になってきた!

できた網とロゴを縫い付けると

わ!オクラの袋だ!

 

大体同じ大きさになりました

糸で網を編んだのでヨレていますが、物を入れたらいい感じになりそう。

肩がけのひもをつけました。

外で見ると緑がまぶしい!さて実際に使ってみましょう

オクラ袋サコッシュコーデ

晴れた日は、

オクラ袋サコッシュでアウトドアに!

白いシャツに、緑のチェックスカートに、緑のスニーカー、そして緑の腕時計。これが私のオクラコーデです。

サコッシュとして違和感ナシ!(本人談)

「オクラの袋を身につけている」という高揚感でアクティブに動いても安心。コンパクトなサコッシュは動きの邪魔になりません。

バンバン小物を入れていきましょう。

Tポイントカードがキレイに映える

まずは現代人の必需品・スマートフォンは、

ちょうど入る!(いまだにiPhone8です)
念願の「オクラの袋にスマホ入れてる人」になれました。

「ちょっとドラッグストアに行こうか」なんて時には、

Tポイントカードと小銭を入れて行きましょう

Tポイントカードの黄色と青が、オクラの袋とナイスコンビネーションです。ちっちゃい網袋には小銭がよく合いますね。

駄菓子入れにピッタリ・・・

今回、大発見だったのが、

都こんぶとボンタンアメがまさかのフィット!

オクラ袋サコッシュと、箱系駄菓子との相性のよさたるや・・・

色合いもかなりいい感じだし、懐かしい感じに仕上がってます。「元々この袋でセット売りしてた?」と見まごうばかりのピッタリ具合です。

食べたくなったら、

すぐに取り出して、
もぐもぐ

機能性、もとい「都こんぶ即食い性」も高めです。

駄菓子好きのアイテムの新たな定番になれるかも・・・!

オクラの袋サコッシュ、お出かけの楽しさを割増しするアイテムと相成りました。


みかんの袋もアリかも

オクラの袋のサコッシュ化計画がことのほか上々の出来だったので、ほかの野菜・果物の袋もアリでは?と思いました。

みかんの袋やニンニクの袋もいいかもしれません。縦長なので、おにぎりや水筒を入れる感じでしょうか。

 

あと、今回、公園で1人で撮影をしたのですが、「手作りのオクラ袋を肩からかけて、三脚で自撮り」ということに少し恥じらいがありました。

しかし、すぐ近くに、上半身裸で汗びしょびしょになりながらうんていをやっている兄ちゃんがいて、「公園は自由よな」と勇気をもらい、撮影に踏み切りました。

本記事は、そのナイスガイにささげます。

もちろんオクラを入れてもいい

 

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