この応援はなんだろうか
まとめは特にないのだが、この応援はなんだろうかということは思う。
記事で紹介したジャガビーは、箱の外側に「メッセージ付」と書いてある。箱の底に隠してあるわけじゃない。そしてメッセージも直球で「応援してるよ」「味方だよ」となっている。昔からこういうものだったのか。最近だからなのか。
トゥンカロンの箱がすごかった
当サイト、べつやくれいさんの記事「急にトゥンカロンがあらわれた」を読んで驚いた。トゥンカロンというお菓子の箱に書かれたメッセージがすごかったのだ。
「あなたの1日が星より輝きますように」
なんとロマンチックで力強い応援だ。松岡修造がメルヘンに振り切ったらこんな感じだろうか。
最近のお菓子はこんな感じなのか。ちょっと調べてみようと、お菓子をいろいろと買ってきた。
箱を開けて、どんなメッセージが書かれているかを調べるのだ。
応援のメッセージが多い
結論を先に書くと、やはり「応援」のメッセージが多いようだった。トゥンカロンと同じ。
たとえばロッテ「パイの実」。
箱を開けると・・、
上の面ではリスたちが
「今日もいいことありますように」
と励ましてくれている。トゥンカロンに通じるメルヘンであるが、さらにパイの実の入った袋をよけると・・、
「いつもわたしたちがそばにいるよ」
という混じり気なしの応援があらわれる。そばにいてくれるのは青山テルマだけではない。リスもなのだ。
メッセージは箱ごとに違うようで、他にはこんなメッセージもあった。
「上を向いてみて。今日は虹が出てるかな？」
知り合いに言われたら何ごとかと思うが、リスならば許せる。
お菓子を食べるときくらい、ほっと一息をつきたい。そこに一言はげましの言葉があれば嬉しい、ということなのだろうか。
他にも応援のメッセージが書かれたお菓子は多かった。
最後のはお菓子ではなくて化粧品（フェイスマスク）だ。顔に貼るフェイスマスクを一箱分使い切ったとき、底にメッセージが現れる。
使い切るのには1ヶ月以上はかかるだろうから、これが現れたときは嬉しいだろうと思う。
いったん広告です
シュッとしたメッセージ
ここまでウェットに語りかける感じのものが多かったが、もう少しシュッとしたメッセージもある。
アンドザフリットはフレンチフライの専門店だ。ポテトを食べきって「よい一日を」というのは、はげますというより少し洒落ている。
「厳選素材の きのこの山」も同じく洒落ている。
食べ切ると「たけのこの里」を勧めるメッセージが底に書いてあるのだ。
こちらが「厳選素材の たけのこの里」。
予想どおり、こちらの底には「きのこの里」をお勧めするメッセージが書いてある。なので、並べるとこういうことになるのだ。
きのことたけのこがお互いを認め合っているようすが伝わるようだ。
そしてこれはまた別の例。
豆乳の箱だ。飲みきったときに底に何か見えてくるというわけではない。
飲みきって、捨てるためにたたんだときだけ見える位置に、メッセージが書かれているのだ。一つ上の写真と比べると、どこに隠れているのか分かると思う。
飲んでくれてありがとうではなくて、たたんでくれてありがとうとは、なかなかかっこいい。
どんぶりの底から現れるメッセージ
飲みきった時に現れるメッセージといえば、ラーメン屋さんだよなーと思ったので行ってきた。
改めてみると、どんぶりの底から現れるメッセージはなかなか独特なものがあり、チョコレートの底のメッセージとは相容れない。
たとえばプレミアムガーナの箱の底に筆文字で
「我がピスタチオに一片の悔いなし」
とあったらなにごとかと思うだろう。同様にラーメンの底に
「味方だよ」
とあってもギョッとするだろう。チョコが客への応援だとすると、ラーメンのほうはなんだろうか。店主の決意なのだろうか。
