ある日、街を歩いていると気になるものを発見。
なんの変哲もないQRコード――
いや、なんだか違う気がする……
比べてみると、
左が自分で作ったQRコードで、右が例のQRコード。
比べてみると、似てると思ってたけど全然違う!
右の方は四角の部分が大きいし、1つだけ中が白い。
そして情報が入ってそうな小さいドットが、右は市松模様みたいで極端に少ない。
これでは情報が入ってるわけもなく、念のためスマホをかざしてみても反応なし。
改めて確認すると、このマークは様々なキャッシュレス払いの象徴として掲げられてるみたい。
だから特定のQRコードではなく、置き字のようにQRコード風の画像が使われているようでした。
なにか宣伝のQRコードでも貼ったらよさそうなのに、あえてデザインのみの言わば「偽QRコード」が使われているのは面白いと思い、街で探してみると114枚ほど見つかりました。
それらから厳選した偽QRコードをまとめてみます。
・それっぽい偽QRコード
まずは本物に近いデザインのものを。
例えばこれ。
一見して読み込めそうですが、反応なし。
調べると――
QRコードは角の四角(切り出しシンボル)の白黒の比率が1:1:3:1:1と決まっているそうで、この偽QRコードの切り出しシンボルは外側が細いので認識されてないようでした。
他にも、QRコードのルールに外れているため認識されないパターンがあり、
ここもかなりそれっぽいですが、切り出しシンボルの周りには空白が必要らしいので、偽QRコードだとわかります。
そしてここはかなりQRコードっぽいものの、大きいのは手で隠されているのと、スマホに表示されているQRコードは小さくてぼやけてしまうからかスキャンできず。
小さすぎてスキャンできないパターンだと、これもそうでした。
そもそも画像が若干ぼやけていました。
・それっぽくない偽QRコード
では逆に、よく見るとQRコードっぽくないものはというと――
例えば、券売機で見た偽QRコードは中のコードがちょっと違う感じで、間違い探しみたいでした。
あと、下の切り出しシンボルが右にあって珍しいですね。
これはもっとデザインがシンプル化していて、切り出しシンボルが完全に白目!
白目系でもっと小さくなると、こんな風にコードもテトリス的に。
さらには縦横モールス信号状態に。
ちなみに、右下の四角はアライメントパターンといって、QRコードの欠けや汚れによる位置ずれを補正するマークで、QRコードのモデル2から使われているものですが、それが偽QRコードにもあるのもちょっと面白いですね。
線ではなく、ドットで表すパターンも。
これはなぜか影があるようにみえるドット。
ここはドットが黒くて太い。
ここもドットの集合体みたいな感じに。
全てを隙間なく揃えたら真四角になりそう。