私事ですが、去年生まれて初めて足を剥離骨折をしました。
約1ヶ月ほど通院してたのですが、そのときふと気になったのが――
リハビリテーション科だけ長い!
(この写真は通ってた病院のものではないです)
病院の診療科目のなかでも特別長いので、看板などでも寸詰まりになりがち。
上手く看板に収めようとすると、それなりに考えなければ入りきらなくなりそう。
各病院でどうやって看板に「リハビリテーション科」を配置してるのか気になったので――
足が完治後、約90ヶ所分を集めてみた!
そこから傾向やテクニックを探ってみます。
1、最後に置く
このように並べてある診療科目のことを標榜科名(ひょうぼうかめい)と呼ぶそうで、主に内科や外科が最初に来て、リハビリテーション科などは後の方に書くという決まりがあるそうです。
そういう理由もあって、順番では最後らへんに置かれることが多かったです。
ここも最後に。
縦書きは珍しいですが、きっちり収まっているのでリハビリテーション科ありきで作られた看板のよう。
ここは最後の1行がリハビリテーション科のみ。
かなりスペースを取っていますね。
縦の看板に、内科とリハビリテーション科だけというレアな組み合わせも。
9割くらいリハビリテーション科で埋まっちゃってます。
そしてここは一見して普通に並んでいるように見えますが、半角の「リハビリテーション科」!
地味にスペースを切り詰めていました。
一番好きだったのがここ。
明らかに後から足された感があって、完全に尺がギリギリ。
リハビリとテーション科の間の謎のズレにも、苦労が滲みでています。
2、飛び出しちゃう
並べるとどうしても飛び出してしまうのがリハビリテーション科。
例えば左揃えにすると、やっぱり飛び出す。
ここは「ョン科」が出ちゃってますし、
もっとだと「テーション科」が出てたり、
ここは内科とリハビリテーション科だけという、長短対決の結果「テーション科」飛び出し。
中央揃えにしても、丼からはみ出すデカ盛りの具みたいになってしまってました。
3、揃ってる感じを出す
はみ出しているのとは逆に、パズルのように上手く文字を組むことで長く見せないテクニックも。
例えばこういうの。
明らかにリハビリテーション科だけ字が小さいですが、前後が他と揃ってるので、一見して長く感じないようになってます。
っていうか、「リハビリテーンョン科」になっちゃってますね。
ここもキッチリ揃えてます。
面白いのは、「リハビリテーション科」が10文字なのに対して、「呼吸器科・放射線科」などが9文字なところ。
絶妙に文字幅がコントロールされてますね。
ここはさらに上が8文字なのにピッタリ!
ここは上手いことちょうど10文字ずつ。
ここは上が7文字なのに、ピッタリに見える不思議。
他ではリハビリテーション科に合わせるべく、整形外科に大量の空白が詰め込まれていたり、
外科がものすごく引き延ばされてたり、
ここは左揃えなのに、微妙に「リ」がはみ出ているような。
ラストはかなり美しく揃っていた、お気に入りの標榜科名。
「・」や「科」もピッタリで、最後の行がリハビリテーション科オンリーなのも大トリみたいでいいですね。