万博に行った
2025年の大きなイベントの一つは「大阪万博」だった。万博は説明するまでもないけれど、世界中の国がパビリオンを出展していた。大きなパビリオンもあれば、小さなパビリオンもあるし、予約しなければ入るのが難しいパビリオンもあった。
私も大阪万博に行った。仕事で行ったのだけれど、空き時間に各国のパビリオンを見て回った。時間が限られていたので、そんなに多くのパビリオンを見ることはできなかったのだけれど、見たパビリオンの一つが「バングラディッシュ」だった。
バングラディッシュは、インドの隣の国で首都はダッカ。公用語はベンガル語で英語も話す。日本からの直行便は2023年に15年以上ぶりに復活したけれど、2025年7月に再び運休してしまった。イスラム教の国で国民の9割ほどが信仰しているそうだ。
繊維産業が活発で、以前ユニクロでTシャツを買ったらバングラディッシュで作られたものだった。パビリオンでも、繊維産業についての展示があった。またバングラディッシュと日本は国旗が似ている。緑に赤丸がバングラディッシュ、白に赤丸が日本だ。
食べ物の展示もあって、そこに「ドライケーキ」が並んでおり、とても美味しそうな気がした。また香辛料も並んでいた。海外のお菓子とか香辛料とかはなんだか美味しそうに感じた。
ということで、私はバングラディッシュのダッカに行くことにした。厳密には日本にあるバングラディッシュのダッカ。「リトルダッカ」と呼ばれている。東京の東十条の辺りがそう呼ばれているのだ。
ビリヤニを食べる
東十条駅は京浜東北線の駅。駅前には商店街があり賑わいがある。この辺りが「リトルダッカ」と呼ばれている。ハラール食品を扱うお店や飲食店が並び、モスクもある。1980年代後半にバングラデシュ人向けのハラール食材店をこの辺りに作ったのがリトルダッカ形成の始まりだそうだ。
今では1000人を超えるバングラデシュ人がこの辺りに住んでいると聞いた。話を聞いたバングラディシュの方は、別の場所に住んでいたけれどこの辺りはバングラデシュ人が多いから引っ越してきたと言っていた。モスクもあるし、生活しやすいのかもしれない。
ハラール食材を扱うお店ばかりがあるわけではない。そうでないお店の方が圧倒的に多い。普通に歩いても海外に来ている感じはない。しかし、注意深く歩けば、ハラール食材を扱うお店や飲食店が他の街より多くあることに気が付く。
適当なお店に入った。それが「プリンスフードコーナー」だった。バングラディシュの方と思われる人がお店から出てきたのでこのお店を選んだ。店内は狭く、6人くらいがギリギリ入れる感じだ。
お店に入ると先に食事をしていた日本人の男性が「入りにくいでしょ!」と話しかけてくれた。「はい」と元気に答えた。その方はここが美味しいから、家は少し遠いけどたまに食べに来ると言っていた。期待できる。
お店に入った時から感じていたのだけれど、海外の匂いがする。それは香辛料と使うお米のためだろう。お米はバスマティ米で、香り米とも言われる。日本のお米にはない、海外の甘い香り。インドや中東に行くとこの匂いを体験できる。好きな匂いだ。
まずは「マトンビリヤニ」を注文した。マトンは臭いイメージがあるけれど、このマトンビリヤニはそれが皆無だった。純粋に美味しい。香辛料とバスマティ米による魅惑な香りがする。カレーとは違うけれど、スパイシーな感じだ。
「ローストプラオ」、よくわからないから頼んでみた。たぶん鶏がローストされてすごく美味しいスパイシーなカレーをまとっている感じだ。その隣にはフライドオニオンに唐辛子、そして香辛料を使ったシンプルなビリヤニが並ぶ。これが非常に美味しかった。
心を掴まれた。バングラディッシュ美味しい、と思った。マトンビリヤニも、ローストプラオも非常に美味しいのだ。辛いということはない。ただただスパイシーなのだ。私の好みとしては「ローストプラオ」。カレーみたいなのがビリヤニと相性抜群だった。



