特集 2024年6月28日

日常にタオルを掲げれば全てフェス

フェスといえば、細いタオルである。

フェスに行った人は皆、その細いタオルを掲げて写真を撮っている。

細いタオルを掲げて写真を撮れば、日常の全てはフェスになるのではないか。

イカをこよなく愛する人形劇人。特にコウイカが好きです。

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なぜか細いフェスのタオル

フェスで売っているタオルは細い。ライブで振り回しやすいようにだろうか。

この細いタオルの写真はよくSNSで見る。みんな掲げて写真を撮っているからだ。

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文字が読めるようにピンと腕を伸ばす

かなりの人がやっているこのポーズ、もはやフェスの概念と言ってもいいだろう。

このようにタオルを掲げれば、何気ない日常もフェスっぽくなるのではないか。

実際にフェスに行くのは疲れそう……と思って避けていたが、むしろ日常の方をフェスに近づければ、一切疲れることなくフェス気分を味わえるのではないか。

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フェスのタオルを作る

まずはフェスのタオルを作ろう。

タオル地に絵を描くのは大変なので、普通の布に描くことにした。遠目で見れば、タオル地かどうかはあまり重要ではないだろう。大切なのはあの細さだ。 

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細く布を切った

手ぬぐいみたいに見えるが、目指しているのはあくまでフェスのタオルである。 

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端をミシンで縫っていく
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色を塗る

あとは色を塗るだけである。

フェスタオルにはいくつか特徴がある。

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ローマ字で書くことと、開催の年を入れておけば、大体のことはフェスになるはずだ

この基本デザインを抑え、日常のフェスタオルを作っていこう。 

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アクリル絵の具で塗っていく
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床での作業なので、腰との戦いである

 たくさん色を使っているタオルの方が、グッズ化するのにお金がかかりそうである。

1色でタオルを作っているフェスは、予算が少ないんだろうか……、と要らぬ心配をしたりした。

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2024 KINJYO SANPO IN JAPAN FES

今年も、この季節がやってきた。

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2024 KINJYO SANPO IN JAPAN FES!!

待ちに待ったイベント、近所を散歩するというフェス。多分、親しみを込めて「サンフェス」と略されるだろう。個人的には毎日やっているフェスである。

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さんぽフェス来たよ!!

犬の鳴き声、車が通る音、子ども達が団地に帰っていく後ろ姿……、これは、フェスなのだろうか。いつもの散歩では感じない孤独感が、フェスにした途端押し寄せてきた。

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ひとり鉄塔を見る夕暮れ

ウォークラリーではぐれた時の気持ちになった。

そうか、フェスって人の気配が必要なんだ。一人ではフェスは開催できない。

⏩ 河原、そして買い物もフェスに

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